国土が入れた恋のスイッチ
昨日はあまりの展開に萌え殺されてました。
ホストという究極に女慣れしている職業の翔が、ゴキブリ並の生命力は誇ってても、恋愛に関しては生まれたての小鹿みたいに繊細な千里にはまる
この上ないベタ!
少女マンガ全開!!
激甘展開必至の設定!!!
でも原作なし。脚本家は男だし。
ここまで感情が翻弄されると、仕掛けが気になってきちゃいますよね
今回の肝は間違いなく国土
井上さんがいなくなって国土が大蔵家にやってきました
これから導かれることって、千里がだんだん家族との結びつきが強くなってきて、ネカフェにもなかなか行かなくなるから、7人目のキャラ男・国土を家族の話に投げ込むための計らいかな、と思っていたんだけど、
意外や、家族物に恋愛モードを乗せていく起点になっていたんですね。
国土が千里LOVE故にしたはかりごとやうっかりミスが、ことごとく、国土がライバル視している翔の目を千里に向けるきっかけになってしまっているから不憫
(1)家政夫就任時、千里をそばで守ることができると早速翔にライバル宣言
- この時点の翔にとっては、まったくの言いがかりだったと思う。
(2)明の応募書類投函ミス
- 千里が明のために飛行船を飛ばせようと奔走。心配して帰りを待っていた翔と夜のベンチで語らう⇒翔が前より千里を理解することができた
(3)猛に命じられ嫌々掃除をしていたら、後方確認不足で翔に激突
- ハプニングちゅー⇒恋愛初心者千里に翔を意識させてしまう
(4)自分が原因なのを棚にあげ、「千里さんは恋愛に関しては生まれたての小鹿みたいに繊細なんだよ」と翔のハプニングちゅーの一件をを責める
- 翔に千里=小鹿(免疫がない)=いい加減に手を出せないとばらしてしまう。⇒つられて翔が千里の反応を意識してしまう
(5)電気代が高すぎるからと、契約容量を大蔵家の人々に無断で減らしたことによる停電騒ぎ&ブレイカー探し
- 智の部屋で、天窓の月を見た翔が千里に自分の生い立ちを話す気になる ⇒千里と翔に「満月のせい」というキーワードを意識させることになる
- 躓いた翔が千里を押し倒す⇒千里と翔に「ハプニング」というキーワードを意識させることになる
(6)翔憎しで調査した「ゆかりの園」志村の現実を目撃し、翔や兄弟、千里に知らせる
- かたくなに志村を信じる翔を目の当たりにした千里が、翔の決着のために1000万円渡す⇒千里、翔を見届けるために「ゆかりの園」に行き、千里が翔をより理解することができた。
- 翔にとってのゆかりの園の大切さが兄弟に理解され、翔のために「ゆかりの園」に寄付⇒大蔵家の節約生活突入。夜8時以降は個々の部屋の電気が使えないのでリビングに集合⇒千里と翔が二人きり⇒「ハプニング」?「満月のせい」?と戸惑う小鹿な千里に、自分の意思でキスする翔(⇒加えてよければ動揺する猛)
不憫だな。千里を守るために起こした国土の行動が、図らずも、すべて恋愛フラグとして翔に回収されてしまいました。
なんて綺麗な脚本。
女子が萌え殺されていたロマンティックな展開(参照)、すっげーガチガチに振り落ちが効いてるの!
千里を好きな国土が振って、別の男と千里が恋に落ちるのだから
オタク的調査力の高さ、一途、バカ、お人よし属性を持つ国土の役回り、完璧に読み込んでますよね。
脚本家ってすごいね
ついでの雑談
智と優の片思い気味の恋愛戦争に、翔参戦ってのはやっぱり大きいですよ。
あっという間に話が進みましたもんね。
小鹿だから戸惑っているのか、惹かれているから戸惑っているのか、千里の気持ちはまだわからないけどね。
もひとつ雑談
もしもこのまま翔千里押しで行くのなら、次に気になってくるのは、ちょっと色気のない話だけど、民法第736条
(w:養親子等の間のw:婚姻の禁止)
第736条
養子若しくはその配偶者又は養子の直系卑属若しくはその配偶者と養親又はその直系尊属との間では、第729条の規定により親族関係が終了した後でも、婚姻をすることができない。
(離縁による親族関係の終了)
第729条
養子及びその配偶者並びに養子の直系卑属及びその配偶者と養親及びその血族との親族関係は、離縁によって終了する。
基本コメディだから、婚姻届は出されていませんでしたってことになるのかなあ。法律詳しくないからわからないけど
個人的なら、千里が幸せになってくれれば全部オッケーですがね(笑)