Hatena::ブログ(Diary)

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2009-03-02

BlogURL、変更いたしました。

お手数ですが下記URLになりましたので、変更・更新よろしくお願いします。

http://www.socialcompany.org

まだまだ改定途中ですが、wordpressというブログ管理ツールを使って独自ドメインの下で管理することができるようになりました。

引き続きよろしくお願いします!

ichi

2009-02-24

社会起業ソーシャルエンタープライズ関連カンファレンス、世界で目白押し

普段このブログでも紹介することが多い海外のカンファレンスですが、今回はちょうど今週末にアメリカスペインで開催される、社会起業ソーシャルベンチャー関連の2つの大きなカンファレンスを簡単にご紹介。

Social Enterprise Conference 2009 @ハーバード大学 3/1/2009

今年で記念すべき10年目を迎える、学生主催の社会起業ソーシャルエンタープライズに関しての老舗カンファレンス。全て学生の手で運営されており、回を重ねる毎に参加者の数が増えているようです。先日米ビジネス雑誌フォーブズが選ぶ世界のトップレベルの会議12のうちに、ダボス会議TEDクリントン・グローバル・イニシアティブに並び選ばれているほど、注目すべき会議。

今年の基調講演は「エンデヴァー」という南米地域の社会起業家支援を行う組織の代表である、リンダ・ロッテンバーグ氏。また基調パネルの一人として、グローバルレベルでの社会起業家支援団体の草分け、アショカ財団の代表で、「社会起業家の父」と呼ばれているビル・ドレイトン氏など、恐らくこの分野では誰もが知るような財団、学者、社会起業家、ビジネス経営者などの専門家が100名程近く集まり、参加者の数も1日のイベントに1100人も見込む程大規模なイベントです。

キャリアに関してのジョブフェアも開催され、ティーチ・フォー・アメリカkiva、日本人である枋迫篤昌氏率いるMFI(マイクロファイナンスインターナショナル)等、30団体程がブースを並べます。


約15ある分科会では、これらの分野の専門家により、最先端のテーマが議論されます(こちらのトピックだけでも後日、ブログにアップ予定してます)ちょうど4年前に開催された時に分科会のテーマを翻訳したものがあるのでこちらのメルマガのバックナンバー(3/6/2005より)、よろしければご覧下さいませ。

8年前、2001年にこの会議のことを直前に友人から教えてもらい、夜行バスで駆けつけ、大きな刺激を受けたことでこのメルマガブログなどを始めるきっかけになったことも、懐かしく思い出します。

The Doing Good and Doing Well Conference (DGDW) @IESE、バルセロナスペイン)2/27-28/2009

今年で6年目を迎える、ヨーロッパの名門MBAスクール「IESE」のResponsible Business Club(RBC)という学生団体が主催するカンファレンスRBCは実は米国発のMBAネットワーク団体「Netimpact」の提携組織でもあり、この会議の共催団体としてNetimpactも名を連ねています。

フォーマットはハーバードでの会議と似ているのですが、こちらは2日間、そして規模にして約半分の500名程度とのことです。基調講演にはNetimpactの主要創立メンバーでもあるマーク・アルビオン氏や「Philanthrocapitalism」という本の著者であるエコノミストニューヨーク支局長Matt Bishop氏の

名前が含まれてます。

分科会、キャリアフォーラム等でもやはり米国ヨーロッパで顔ぶれが異なるので、興味ある方は(ややマニアかもしれませんが(笑))参照してみて下さい。1つ特徴的なことは、こちらには「クリーンテックベンチャーセミナー」という名の下、環境関連のベンチャーキャピタル起業家の交流の機会が用意されています。


アメリカで10年目、ヨーロッパで6年目となるこのような国際会議を眺めるにつけ・・・、当然単純比較は妥当ではないし、またこのようなムーブメントが起こる社会的・経済的・歴史的背景も異なるのですが、日本でもいつか出来たらいいですね、と純粋に思ってしまいます。

おまけ:

上記ネットインパクト創立メンバーのマーク・アルビオン氏は、20年間ハーバードビジネス・スクールで教鞭をとった後、社会的な意識を持ったMBA・ビジネスプロフェッショナルに対して、書籍・講演などを通じ啓蒙活動をしている方です。近著「More than Money〜 Questions Every MBA Needs to Answer: Redefining Risk and Reward for a Life of Purpose」に関連したほのぼの動画があるので、よろしければ是非。映像だけでもなんとなくメッセージ、伝わってきます。

More Than Money: Questions Every MBA Needs to Answer (BK Life)

More Than Money: Questions Every MBA Needs to Answer (BK Life)

More Than Money - What Is "The Good Life" Parable

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一年で一番注目を浴びたブログ投稿は?「アルファブロガーアワード2008」、行ってきました

・先週金曜の夜、「アルファ・ブロガーアワード2008 ブログ記事大賞発表イベント」というとてもニッチな(笑)イベントがあり、お邪魔してきました。

当日の様子はこちら。スポンサーのプリングルズさんのお陰で、盛りだくさんのイベントが無料、素晴らしい!一見するととてもお気軽な感じですが、改めてブログを通じての表現の機会、その影響力が、気付かないところで本当にたくさんあるんだなぁ、と感じるひと時でした。特定のブログ、というよりもあるブログ記事で最も多くの人の共感を呼んだ記事が選ばれたのですが、声優さんによって読み上げられる、という演出も手伝ってか、格差、医療問題、ほっと頬を緩ませるほのぼの記事など、「個人の表現力」がブログというメディアを使ってここまで出来る!ということを力強く感じられる夜でした。

2009-02-16

クリントン・グローバル・イニシアティブ大学〜大学と若者向社会起業サミット開催

ちょうど今週末、クリントングローバルイニシアティブ(CGI)大学という名前のイベントがテキサス大学オースティン校(アメリカ)で開催されていました。


今回で2007年に続き2回目を迎えるこのイベントは、クリントン・グローバル・サミットという、クリントン大統領主催のアメリカダボス会議のようなカンファレンスのモデルを、大学関係者、学生、NGO/NPO向に開催されているもので、学生は1000人程度、いろいろな大学の学長含む関係者、ハリウッド俳優(ナタリーポートマン等)、クリントン大統領が参加して大規模に開催されています。

CGIの特徴として、ただ集まるだけのイベントではなく、必ず行動への約束(コミットメント)をしなければならず、それを実行できない人は翌年参加できない、というルールを持ってます。とてもプラクティカルなアプローチですね。

既にコミットメントが1000以上集まっていて、テーマは5つの分野(教育、エネルギー&気候変動、グローバルヘルス、平和と人権、貧困撲滅)の中からで、それぞれ時間、もの、お金、スキルを提供する等、とても具体的に行動の約束が求められているとことがユニークです。例えば大学の自転車置き場のライトを太陽光発電のランプにするプロジェクトなど。

クリントン氏のメッセージより

「Today's generation of young people holds more power than any generation before it to make a positive impact on the world 」

(今日の若者はどの世代よりも世界にポジティブなインパクトを起す力を持っている)

最近のいろいろな国際会議同様、会議の様子がこちらからオンライン動画で見ることが出来ます。

ちなみに25カ国から200もの大学代表も参加していて、更に世界中から大学代表を募集中とのこと、今年はもう終了ですがぜひ学生で興味持っている方、次回に向けて応募してみてはいかがでしょうか♪

web 2.0 + ソーシャルエンタープライズ = Virgance 「ヴァーガンス」がすごい

先日の投稿でも少し触れた「ウェブ2.0企業」 アクティビズム2.0企業」として紹介されているVirgance(ヴァーガンス)が、その後もいろいろなメディアで注目を浴びているので少し掘り下げてみたいと思います。

f:id:socialcompany:20090216010056j:image

Virganceが注目されているのは、そのユニークなビジネスモデルウェブ2.0の力をうまく使い、多くの消費者の「購買力」として集めることで、収益を上げながらも社会・環境にポジティブなインパクトを与えること出来る点です。

例えば地域の太陽光パネルの導入コストを共同購入させて、ユーザーにディスカウント、Virganceに仲介手数料が入るという仕組みの、「1BOG:1Block on the Grid」というプロジェクトがあります。

その他、地域のショップの中で環境にいいお店を選び、そこで集中的に購買をさせるしくみ「Carromob」等があります。具体的に行われた例として、サンフランシスコのある地域の中の26の酒屋に、一日の売上の何パーセントまでを環境に対して配慮した設備投資をするかを競わせ、22%と約束した酒屋が一番となり、ある決められた日にその店で大量の購買者が詰めかけるようにしかけ、たった3時間で90万円近く(通常一日の売上が30万円程度だったので驚異的な数)の売上を上げてしまったというキャンペーンがあります。

詳細は下記CBSニュースより

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そもそもこのVirganceの創業メンバーの一人がFacebookの中でも有名なソーシャルネットワーキングアプリの開発者、ということもあり、ソーシャルネットワークを組織することに長けている点があります。また、いろいろなキャンペーンをとにかく試しながら買収や提携でキャンペーンを見つけ出し、その中でいくつかでもうまくいけば御の字というアプローチを取っているため(ゲーム業界の慣例を習っているとか)、とにかく勢いがあります。また、優秀な人材を採用するため、将来起業を目指すこと

を推奨し、隔週で起業に関しての勉強会などを社内で行っているとのこと。

なにより、優れた技術系営利ベンチャーでありながら「世界を変える」ことが出来るという魅力で多くの優秀な人材が門をたたいているようです。VCからの投資も得て、2008年に創業にも関わらず既に黒字化しているプロジェクトもあるとのこと。

オバマ大統領選挙戦で注目を浴びたソーシャルネットワーキングツール、そして若者の力が、ビジネスの力を得て、大きなインパクトを与えることになっていきそうです。

何か日本でも活かせる点、ありそうですね。


Virganceについて2/11のTechCrunchというサイトでも大きく紹介されてます

Virgance: Harnessing The Community To Save The World (Business Plan Included)

交流するレストラン「パクチーハウス東京」にいってきました!

週末は世田谷区経堂にある、「パクチーハウス東京」という世界で初めてのパクチー専門レストランにいって夕食をしてきました。。運営会社は株式会社旅と平和というすごい名前の会社。オーナーご自身が今まで世界中をあちこち旅をして見つけたエッセンスがちりばめられた「異文化交流」レストランで、パレスチナ写真展が行われていたり、トークイベントがあったりして、海外旅行中のゲストハウスで食事をしているような、だれとでもそこではさりげなく話が盛り上がるしかけがあちこちにある、今までにみたことがない、面白い!レストランでした。おつまみから鍋、そしてデザートまで全ての料理にパクチーが入っていて(笑)、味も秀逸です。

レストランなのにオンラインコミュニティまであって会員が1000人近いとか♪。恐るべし、社会起業家的なレストランですね

今日は初めて多摩川沿い5キロ走破。少しは運動始めることにしました(宣言♪)

2009-02-09

ソーシャル・デザインに関してのシンポジウム、参加報告

今日は『ソーシャル・デザイン(デザイン+コミュニティ+ソーシャル・インパクト)』と題したシンポジウムに参加する機会がありました。主催が財団法人日本産業デザイン振興会、Japan Society、国際交流基金 日米センター、ということで、アメリカからのゲストを交え、「社会にポジティブなインパクトを与えるためにデザインの果たす役割は?」、というような内容を幅広く学ぶ機会でした。


気になっていたのは「GOOD」という、よいことを行い、よい生き方を求める人々を対象にしたCoolな隔月誌を26歳で創業し、現在28歳のマックス・ショア(Max Schorr)さんのお話でした。

極めてレベルの高いデザインで雑誌、オンラインサイトを運営し、雑誌の購読者からの購読費20ドルは全額同社が選ぶ12の非営利団体Kiva, Ashoka,Teach for America、Room to Read等)に寄付されるしくみです。現在購読者が7万人の定期購読者なので、140万ドル(約1億26000万円)以上が寄付された計算になります。

雑誌発行・会社運営コストは広告費のみとのこと、雑誌を見ると主なクライアントはクサス、クリーンテックの風力発電会社大手など、高額所得者向けのメジャークライアントも含まれています。スケールが大きすぎてすぐに理解するのが難しいものの、新しい時代感覚、新しいビジネスモデルが生まれてきていることを感じました。

世界的に著名なデザイン会社IDEOデジタル部門で顧客サービス戦略を担当しつつ、2007年に「デザイナーズ・アコード」というNPOを設立、現在10万人以上が登録するデザイナー、企業、教育関係者のコミュニティを運営するヴァレリー・ケーシー(Valerie Casey)さんの話もとてもパワフルなものでした。*デザイナーズ・アコードに関してはこちらのブログで詳しく紹介されています。

デザイナーオープンソースを加速し、いいアイディアを世界中で共有しながら社会と環境にポジティブなインパクトを与えることを目指しているとのこと。

2つの例から、正しいメッセージを優れたクリエイティブ(デザイン)を使い、オンラインツールをうまく使いネットワークコミュニティ化する中で問題解決を目指している姿が印象的でした。

新潮流〜Obama Inc.、アクティビィズム2.0、for-profit activism

上記のコメントを裏付けるような記事がタイムリーにあったので、2つほど簡単に共有いたしますね。The Economistが、IT業界のニュースメディアCNETが、オンラインプラットフォームをうまく使い、社会的課題に取り組む「ビジネス」がとても活発で、「今後要注目」と指摘しているのが予言めいています。

The Economistの記事に紹介されているのがVirganceという会社で、オンラインツールをうまく用いて、例えばサンフランシスコの地元地域内で太陽電池共同購入を可能にさせたり、社会的責任を果たしている「いい」プロダクト・サービスを購入・利用させるようなプラットフォームを提供している会社です。

CNETの記事ではオバマキャンペーンの時に注目されたマーケティング手法(cause-related marketingなど)が、今後ますますビジネスの世界で活用されるだろう、ということがアツく書かれています。

For-profit activism〜Change we can profit from

Jan 29th 2009 | The Economist

Obama Inc. - Web activism for profit

February 3 | CNET

お知らせ 世界青年の船等内閣府主催国際交流事業、日米学生会議応募開始(学生・20代限定ですが:−))

以下、自分もかつて参加したことがある2つのプログラムの参加募集がちょうど始まったので、特に学生の方、20代の方向けですが、宣伝させていただきますね。

内閣府国際交流プログラム(世界青年の船、東南アジア青年の船等)募集

内閣府概要HP

Facebook上のプロモーションビデオ(9分)

内閣府が主催する国際交流プログラムです。200人以上の国籍の異なる若者と船で43日〜52日間程度共同生活をしたり、飛行機での中国韓国ドミニカなどの国への2週間程度の交流プログラムなどがあります。異なる価値観を体感できる貴重な体験で、僕が学生時代と社会人になってからと2度参加する機会を得たのは「世界青年の船」事業です。

日米学生会議

日米学生会議HP

1934年に学生によって設立された学生団体。7月末から8月末までの1ヶ月間、日米の学生が共同生活を行いながら相互理解を深めることを目的にされたユニークなプログラムです。

2009-02-01

不況の影響でコーポレート・レフュージー(企業難民)が、NPO/ソーシャルベンチャーへ?

ここ最近の不況の状況を受けて、アメリカのビジネス・プロフェッショナル、或いは新卒MBA保持者がNPOソーシャルベンチャーの仕事に興味を持っているという現象を取り上げた記事が複数あり、いろいろな視点から議論がされていてとても興味深いです。

『Skyrocketing Interest in Careers in Social Entrepreneurship and Start-ups Evidenced by MIT Sloan School “Tech Trek”」MITビジネススクールの研修旅行に見られる、スカイロケット的な(急激な)社会起業家スタートアップに対する興味)』という記事よると、通例グーグルYahooのようなシリコンバレーの著名企業を訪問するMITビジネススクール学生の研修プログラムが、今年は代わりにソーシャルベンチャーの団体(kiva等)やスタートアップベンチャーを訪れ、学生も社会起業的なキャリアに興味を持っているとのことです。おおむねこの記事の著者は優秀な人材が「業界」に興味を示すことに好意的な視点で記事が書かれています。

一方、今月のFastCompany誌に掲載されたコラムは、『Nonprofits? Not a Recessionary Refuge for Job Seekers」NPO?不況時求職者のための避難所ではないですよ)』、というやや過激とも思える視点からこの現象を捉えています。コラムの著者は自身もロースクール出身でありながら卒業後からソーシャルベンチャー起業、今は「Do Something」というNPOCEOをやっている、いわゆるたたき上げの方で、今の時期に昔のクラスメートや元ウォール街で働いていた友人・知人からの転職相談の数が急増して、フラストレーションを持っている、とのことです。曰く、彼ら・彼女らは今までNPOの仕事に興味を示した訳でもなく、何をやりたいか聞いても「NPOならば何でも・・・」というような「業界」への理解がないことに対し、「(景気がよくなるまでの)一時的な避難場所ではないです!」という言い分のようです。

Change.org内の社会起業関連のブログでも、この営利 VS. 非営利という相対する概念を超えて、両者のいい部分がいくことが望ましい、とコメントしてます。

「Business World Refugees in the Nonprofit Sector」 (change.org)

日本の場合、すぐに転職先となるようなNPOはまだないかもしれないものの、中途採用を行うようなソーシャルベンチャーが育ったり、或いは政府での中途採用などが増えるかも知れませんね。

スターバックスボランティア活動へのコミットメント。デザインの持つ力

先日のブログでもお知らせしたオバマ政権発足前日に開催された全米で奉仕活動を推進する記念日に連動した企画として、スターバックスが企画したプログラムがとてもユニークかつ斬新なのでご紹介。

こちらは、「Pledge5」と題したキャンペーンで、5時間のボランティア活動をする(〜1/25)と、スターバックスコーヒー一杯がタダでもらえるというもの。今もまだカウントが続いているようですが約130万時間分のボランティア活動、つまり26万人程度がこのキャンペーンに参加したことになります。

さすがスターバックス。この不況の中、CSR活動、マーケティング活動の一環とはいえ、膨大は予算を割き、政府のイニシアティブも利用しながら社会的に意識の高い層へ向けたブランディングがしなやかですね。

ちなみに、プロモーション動画(1分)にはオバマ・キャンペーンのプロモーション動画にも起用された著名ヨガ・マスター/ヒップホップアーティストのM.C. Yogiが登場、とても洗練されたつくりになってます。オバマキャンペーン動画「Vote for Hope」と併せてよろしければご覧下さい。

Starbucks asks Are you in? Featuring MC Yogi

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■MC Yogi: Obama '08 - Vote for Hope

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青春群像 『ソラニン』〜成仏できないサラリーマンに捧げる?!

普段何かとお世話になっているTさんから紹介された漫画『ソラニン』((1-2)浅野いにお 集英社)がとてもとてもよかったので簡単にご報告。20代前半のモラトリアムな若者群像を通じて、青春時代に大切にしていた何かを大切にしつつ、それでも現実と向かい合わざるを得ない物語が、ノスタルジックに心に沁みます。よろしければ是非♪

ソラニン 1 (ヤングサンデーコミックス)

ソラニン 1 (ヤングサンデーコミックス)

2009-01-27

【イベント参加報告】BRAC総裁社会起業家研究家を招いて by 内閣府東工大

1月24日、内閣府経済社会総合研究所東工大の国際的社会起業家養成プログラム共催の国際シンポジウム、「社会起業家を育てる大学教育と社会起業家研究」に参加してきました。

イベント案内 (PDF ファイル)

世界最大のNGOの一つ、BRAC(Bangladesh RuralAdvancement Committee)創始者、総裁のファズレ・ハサン・アベッド氏と社会起業家研究で国際的に活躍されているナヴァラ大学ビジネススクールIESE 教授のジョアンナ・メイヤー(Johanna Mair)氏の講演、パネル・ディスカッション、というとても密度の濃いものでした。

BRACは1973年にはバングラデシュ北東部農村の社会開発を目的に設立され、バングラデシュ及びアジアアフリカ開発途上国において30年以上も多様な貧困撲滅事業を展開しているNGO団体で、現在は、職員数約 10万人、140の地域オフィス、年間予算約600億円の事業規模を誇る世界最大規模のNGOにまで成長しています。

ノーベル賞を受賞したムハマド・ユヌス氏のグラミン・バンクバングラディシュ)と同様、マイクロファイナンスを通じて貧困層、女性の支援などをしつつも、病院、小中高、大学での教育機関運営、そしてそれらのノウハウアフリカスリランカなど8カ国に展開しているあたり、正直、圧巻されるスケール感、スピード感、そして実績でした。まさに巨人と呼ばれるのも納得です。NGOでありながら、ひとつの国家のような産業を興し、海外の貧困の支援までも、ビジネスの手法、海外政府とのパートナーシップを活用しながら進めている様は話を伺いながら呆然としてしまう程でした。

今後こうしたグローバルな社会起業家のココロミから刺激を受け、日本でも新しい動きが起こるのでは、という気になりますね。簡単な報告になってしまいますが、興味のある方は下記のリンクからたくさんの動画を閲覧することが可能です。

http://www.brac.net/index.php?nid=78

その中で当日プレゼンの前に映し出された動画はこちら(11分程度です)

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ジョアンナ・メイヤー(Johanna Mair)氏のお話は、世界的なレベルで社会起業家研究が進んでいて、特にムハマド・ユヌス氏のノーベル賞受賞後、学術研究が盛んになっていることなどに触れ、今後もリサーチ・研究の対象として社会起業分野が刺激的である、と話されていました。

早い時期から世界で活躍する社会起業家に注目され、MBAプログラムで研究をされているとのことで、豊富な論文(↓)がウェブサイト等でも紹介されてます。興味のある方は下記リンク、ご参考までに。

http://insight.iese.edu/listadoArticulos.aspx?tipo=3&id=Johanna+Mair

イベント情報: TED、ダボス、おとなのカタリバ

簡単なお知らせだけになってしまいますが、下記3つ、タイムリーなイノベーション、社会起業関係のイベント、お知らせです。

テーマ「Shaping the Post-Crisis World」

毎年この時期に開催されるダボス会議、世界のビジネス経営者国家元首が参加するカンファレンスとして知られるますが、ここ数年、「社会起業家」の参加が顕著です。昨年は参加者全員に『The Power of Unreasonable People(邦訳:『クレイジーパワー:社会起業家‐新たな市場を切り拓く人々』英治出版)が配布されたり、今年の参加者リストの分類として社会起業家参加者リスト一覧が特別にあるなど、いまや会議の主役の一部になっている様子が分かります。

‐日本でも話題になっている「ダイヤローグ・イン・ザ・ダーク」の創設者等も参加されるようです。

ダボス会議ではプレゼンテーションがほぼリアルタイムで動画も提供されるので興味のある方はチェックしてみてください。

このメルマガでも何度か触れたことがあるTED(Technology, Entertainment, and Design)。1984年に始められた、世界のイノベーターが集い、各20分間のプレゼンを行う、年に一度のカンファレンス。今年は25周年にあたる記念で、場所もカルフォルニアロングビーチで行われます。今年の著名なスピーカーとしてはビル・ゲイツ氏が含まれますが、日本では知名度がない、斬新なイノベーターが毎年登場です。

TEDに関してのCBSニュースでの案内動画(8分)

TEDでの人気のある無料動画ベスト10(とてもアツいです)

大人のカタリバ Special by NPOカタリバ 2/1 12:00 - @九段下サイエンスホール

〜格差時代の夜明け前 若者漂流時代をどう生きる?〜

最後になりますが、日本で開催されるイベントを1つご紹介。

若い世代が現在の雇用不安を乗り越えて、新しい価値観でキャリアを創り出していくためのきっかけになればいいなぁ、と思っています。国会議員、大学教授、メディアそして若い世代の方が400人規模で語る、とのことです。

2009-01-18

【新刊紹介】「世界がもし100人の村だったら 完結編」& 社会起業家

世界がもし100人の村だったら 完結編

世界がもし100人の村だったら 完結編

「世界には68億人の人がいますが それを100人に縮めると・・・」と始まる、「世界がもし100人の村だったら」という本、ご存知の方も多いとは思いますが、ついにシリーズ5冊目、「完結編」が昨年12月に出版されました。もともとの本の成り立ちは、2001年9.11直後に世界中を駆け巡った1通のメールに描かれた、わたしたちがどんな世界に生きているかということ、貧困や戦争などの現実等を分かりやすい「数字」を用いることで伝えてくれるエッセイです。

5年ほど前、1冊目を読んだ際には普段なかなか体感できない世界の格差や貧困問題をとてもリアルに感じる機会となり、驚きと共に、なかなか現実に対し何も出来ない無力さをも感じさせられたことが印象的でした。この本にちなんだワークショップが各地で行われたり、フジテレビ特別番組が作成されたり、大きな話題になりました。

そのシリーズ「完結編」とのことですが、今回は今までの課題・現実を踏まえ、未来のこども達に対して今何ができるか、ということで2015年2030年という近未来の数量的データを盛り込みながら、きれいな各国の写真を織り込みながら描かれています。

国連人口基金も編集協力されているとのことで、「貧困の終焉」で有名な経済学者ジェフリーサックス氏インタビューや「ミレニアム開発目標」のことが解説されています。

そしてさらに、「チェンジメーカー」著者で有名な渡邊奈々氏による社会起業家も10名ほど紹介されています。

ビル・ストリックランド氏、ティーチフォーアメリカのウェンディ・コップ氏、MFCIの枋迫氏等、日本でも最近注目されている方々が、社会起業家的なアプローチで具体的に問題解決を進めている様子が描かれていることで、一層この本にしまりが出ているように感じます。

個人的に驚いた数字の例をひとつ・・・

アイスランドの人は99%の電気を水力と地熱でまかなっています。2030年までに石油や石炭天然ガスを使うのをやめます。

ドイツの人は14%の電気を太陽や水や風などからつくっています。2015年には、それを20%にします。2020年には原子力発電をやめます。

デンマークの人は20%の電気を風力でまかない、2030年には、それを50%にします。

日本の人が太陽や風などからつくっている電気は0.7%です。2014年には、それを1.63%にします

学校の教室や、家庭に1冊、こんな本があると豊かな会話が生まれるのでは、と思わせる本当にいい本でした!是非書店で手にとってみてくださいませ。

2009-01-17

「送金革命」を推進する社会起業家、枋迫篤昌氏セミナー@ISL社会イノベーション・センター

昨夜はNPO法人ISLの社会イノベーションセンター主催のフォーラムに参加、米国ワシントンを拠点に、海外移民労働者のための送金システムで革命的な事業を推進している枋迫篤昌(とちさこ・あつまさ)さん(MFIC:Microfinance International Corporation代表取締役)のお話を伺うことが出来ました。

枋迫さんは社会起業家育成団体アショカ財団が表彰するアショカフェローの日本人第一号として知られていたり、日本のメディアでも紹介されていて、そのストーリー、情熱は文字を通じて読むだけでもとても刺激的なものです。ただ、昨晩は直接ご本人の言葉として紡がれることで、よりパワフルにメッセージを得ることが出来ました。

参考記事:

『「送金革命」実現した日本人バンカー〜金融界に挑む枋迫MFIC社長』Japan Business Press 2009年01月

サンケイニュースオンライン 2007年12月

日経ビジネスオンライン(全文閲覧は要会員登録) 2006年11月)

・『社会起業家という仕事〜チェンジメーカーII』(日経BP)の中でも詳細にストーリーが記載されています。

社会起業家という仕事 チェンジメーカー2

社会起業家という仕事 チェンジメーカー2

詳細は上記記事などに譲りますが、一人の日本人の方が、世界の貧しい人たちのために事業として大きなインパクトを与えていること、またその方が実に日本的な、誠実なお人柄で、その方でしか出来ない、今までにないような新しいビジネスモデルを構築、推進している様がとても爽やかで印象的でした。

金融を通じて社会貢献を目指す方、また27年間もの間大企業で会社員として勤め上げた上で49歳で”起業”された、というところから熟年?起業を考えている方、1つの想いを大切に、生きる意味を常に探りながら自己実現を目指す方などは、是非上記記事、参考になると思います。

一点、非常に興味深かったのでは、今後の日本におけるビジネス展開のお話。日本からの海外送金も近い将来可能になるとのこと。上記JBPressインタビューのインタビューで下記のようなことを話されています。

「今後、明らかに日本でも1000万人規模で移民を受け入れる必要が生じる。その際、出稼ぎ移民の本国送金を円滑にするインフラの整備は、ホスト国の責任になる。国家プロジェクトとして、政府主導で行うべきものだ。逆に言うと、こうしたインフラも準備せずに移民に来てもらうのは、失礼というか無責任な話になる。日本の意思決定に携わり、先行きを論じるべき人は、それぐらいのビッグピクチャーを持たなければならない。」

MFCI、枋迫さんの今後の活躍に注目ですね。

2009-01-15

kiva.orgを理解する11分動画

オンライン決済の仕組みを利用したマイクロファイナンスツールの代表格であるwww.kiva.orgが発行するメルマガで先週配信されたビデオ動画が各地で話題になっているようですね。

2008年の様々なアワードに革新的なサイトとして紹介されているkivaですが、今ひとつしくみが分かりにくい、と感じている方も多いと思います。

こちらのビデオはイギリス金融機関で働いている女性が、www.kiva.orgを利用することで簡単にオンライン決済システムで融資を行い、その25$がいかに融資先のカンボジアの農村で事業を営む人のもとに届くか、ということをとても分かりやすく説明されています。

IT業界の方には有名な百式.comでも先日紹介されていて、日本でもだいぶ認知度が高まってきているような気がします。以前にNHKでkivaの様子が紹介された際、テレビを見ていた親が「こんな簡単に世界の貧困に援助・融資が出来るならば、是非参加してみたい」といっていたのが印象的です。もちろん英語でのウェブサイトで決済する際に語学による障壁はあるものの、将来的には日本からでも同様の方法で融資が出来るような時代がくるのでは、ということを感じますね。

下記ビデオ、英語で約11分程度ですが、分かりやすいのでお時間ある方は是非♪


A Fistful Of Dollars: The Story of a Kiva.org Loan from Kieran Ball on Vimeo.

2009-01-13

今年注目のトレンドより〜ソーシャルメディアの発展、成熟

最近改めて気付いたのですが、海外には非営利団体の活動、社会起業NPO、国際開発など、社会貢献的な興味を持った人(それが活動家であれ一般人であれ)に対して情報を提供するウェブサイトSNSが本当にたくさんあります。

その中の筆頭角として非常に知名度がある「www.change.org」は、2007年2月、とつい2年前に開設されたにも関わらず、既に多くのトラフィック、信頼を多くの人から勝ち得ているようです。

つい先日、そのchange.org上で紹介されていた2009年のトレンドの1つとしても「オンライン・アクション・プラットフォーム」が今年はますます注目される、と予測しています。

例えば、下記のような用途・機能を担うメディアとして、オンラインメディアが注目されているとのこと・・・

【Micro-ization〜マイクロゼーション】

(2008年を通じ、kiva.org, Twitterなどを通じて小額、手短なやり取りを通じて寄付などが行われた。オバマ選挙戦なども

【Aggregation〜アグリゲーション(集約化)】

情報、人、お金などのリソースの集約化する機能(The Point, Entrepreneur Commonsなど)

【The Return of Content〜コンテンツの復権?やり取り?】

社会問題や特定のイシューについてのバランスの取れた情報・意見を交換できる場所とし

てのプラットフォーム

【Startup Funding〜スタートアップのためのファンディング】 Echoing Green、Idealaobなど、

スタートアップのための資金を提供するオンライン・サービス・サイト

【Rating Systems〜評価の仕組み】

様々な活動がどのようにインパクトを与えているかを評価するサイト等

たくさん伝えたいことがありすぎて今回伝え切れませんが、今年の注目テーマとして「ソーシャルメディア」をフォローしていきたいと思っているので継続的にアップデイトしますね。

【参照】 

TechCrunch Japanより 「変化のためのSNS、Change(.org)」

change.orgより「Top Trends 2009 #4 Online Action Platform」

オバマ大統領就任前夜のナショナル・サービス(奉仕)イベント

今月1月20日はオバマ大統領就任式、その一日前、1月19日はちょうどマーティン・ルーサー・キング・デー」という全米各州で奉仕活動を推奨する祝日ですが、オバマ氏は就任式に先立ち、この日を「Renew America Together」として、国民全体に奉仕活動を促すイベントを就任イベントの一環として予定している、とのことです。併せて、専用のサイト「www.USAservice.org」というサイトを立ち上げ、国民一人一人が各地域で活動に参加したり、自分で企画することを強く促しています。ウェブサイトの中には既に5000程のNPO等の団体が登録され、各地でのボランティアイベントを閲覧、登録が可能。

記者発表では元国務長官コーリン・パウエル氏が奉仕活動、ボランティア活動の大切さを訴えてますが、これだけ大きなスケールで国民にビジョンを伝える様子はアメリカ文化に根付くパブリック・サービスの懐の深さを強く感じます。

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今までの大統領もそれぞれサービスに関しては特徴あるプログラムを打ち出しては来ているものの(ブッシュ父〜ポイント・オブ・ライト・ファンデーションクリントンアメリコア・プログラム等)、就任する前からこれだけのスケールで仕掛けるのも今までにないことなのでは、という気がします。

また、特徴的だったのが、記者会見の中でコーリン・パウエルも「クレイグズ・リスト(www.craigslist.org)のようなもの」と言っていた、このウェブ・サービスの利用に関して。クレイグズリストとはシリコンバレーで始まった売り・買い情報を提供するクラシファイド・サイトの定番。アメリカ大統領就任時に打ち出すサービスがクレイグズ・リストを見習い、その記者会見がすぐにYoutubeに流れる、というスピード感・・・、凄いです。

時間を経て、形を変え、日本の奉仕活動、ボランティア活動にも大きな変化が今後起きるのか・・・興味深いところですね。

ソシアレ・サービス・ディ (2月中旬)企画中

先日は年明け早々の金曜日に関わらず、ソシアレ・サロンにお越しいただいた方、ありがとうございました!。合計8名、うち初めてお越しいただいた方が3名という構成にも関わらず、あっ!という間に時間が過ぎるほど楽しい時間を過ごさせていただきました。やはり同じような興味・関心をお持ちの方のつながり、というのは貴重だなぁ、と改めて感じました。

さて、突然ではありますが・・・・、実はオバマ氏のイベントに触発され、今回はいつものサロン形式ではなく、具体的に何か奉仕活動をイベントとして企画してみようと思ってます!

2月中旬の週末土日のどちらかで、午前を活動&その後ランチ、という構成でまだ計画中で、詳細は次回メルマガでお知らせしますが、「是非プランニングに関わって見たい」、「こんな活動がオススメ!」、或いは「こんな団体に参加するといいよ」というアイディアがあれば是非お知らせください。 (→ socialcompany(@)gmail.com )