イエスタ・エスピン=アンデルセン,『平等と効率の福祉革命』.

    • 序論
      • 革命的な変化を把握する
      • 複数均衡社会――理論的枠組み
  • 第I部
    • 第一章 女性の役割の革命と家族
      • 女性のライフコースの男性化
      • 家族形成の新しい論理?
      • ジェンダーによる特化と過程生産
      • カップルによる特化の傾向と差異
      • 未完の革命
    • 第二章 新しい不平等
      • 所得不平等の拡大
      • 人口動態のインパク
      • 女性の革命と不平等
      • 女性の雇用と不平等とのつながりを解きほぐす
      • 二極化と福祉国家
  • 第II部
    • 第三章 家族政策を女性の革命に適応させる
      • 家族と福祉レジー
      • 政策課題
        • 家族への支援
        • 有効な両立政策にむけて
      • ライフコースを通じた女性雇用支援
      • 男性のライフコースの女性化?
      • 新たな福祉ミックス
    • 第四章 子どもに投資しライフチャンスを平等にする
      • 新しい課題
      • 山積する障害
        • 所得不平等の拡大
        • 人口面での課題
      • 社会的相続の背景にある因果メカニズムを特定する
        • 金銭の重要性
        • 親の時間投資の重要性
        • 家族の学習文化の影響
      • 社会的投資戦略
        • 所得効果を減少させる
        • 学習環境を同質化する
        • 母親の雇用と子どものへの影響
      • 結論――家族が子どもに投資することを支援する
    • 第五章 高齢化と衡平
      • 高齢化という挑戦
      • 福祉レジームと高齢者
        • 家族主義の2つの顔
    • 世代間の公正
        • 引退の延期
        • 衡平な財政
      • 子どもを念頭に置いた年金改革――世代間契約を超えて
        • ライフコースの変容と新しい不平等
      • 高齢者政策の改革は赤ちゃんから始めなければならない

Esping-Andersen,G,2009,Incomplete revolution: Adapting welfare states to women's new roles,polity.(=大沢真理監訳,2011,『平等と効率の福祉革命』岩波書店.)