社会学的ラブソング

2016-12-14

妖怪文化入門

妖怪文化入門」(小松和彦角川ソフィア文庫)読んだ。
妖怪研究の入り口で「こんなのありますよー」って提示されてる感じ。
そこからどの扉を開けてのめりこむかは自由
文化人類学入門のようでもある。
「鬼」の項で学者ラベリングする事で研究対象が形を変えてしまう話が
あって、ただの人であれば「へーほーふーん」かもしれないが
学者さんはそういう所にも気を配って研究していかないといけない、
そういう所も”入門”だなぁ、と。
社会学妖怪学が出会ったら、どうなるんだろう。
文化人類学社会学の一部ではあるだろうが)

あと柳田さんの妖怪観、

「無いにも有るにもそんな事は実はもう問題では無い。我々はオバケはどうでも居るものと思った人が、昔は多いに有り、今でも少しはある理由が、判らないで困って居るだけである」
(P.97)

というのが意外なように思えた。
妖怪を知るというのは人間を知るという事なんだろうなぁ。

しかし我々界隈だと鬼といえばTOSHI-LOWさんなんだが
人間」の否定形反社会的・反道徳的人間」のイメージなのか?
鬼となる事で”こうあるべき”から解放されて色んなモン乗り越えて
行動できる、という事なのかな。
長い目で見ると東日本大震災以降、被災地の為に動くパンクの兄さん達は
「見た目おっかない異形の者だけど困ってる人を助けてくれる鬼」として
語り継がれるようになるのかもしれない。

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