シーチキン鍋のお豆腐で口の中火傷してべろーんとなってるのが気持ち悪い。
「ディファレンス・エンジン」(ウィリアム・ギブスン、ブルース・スターリング)
読んだ。
これの1段目やりたくて買ったのが2012年。
読んだのが今年。
4年以上掛かってる。
何となく読む気がしなくて放置、恐らく今が読む巡り合わせだったのだろう。
多分、この本読んだ人の中で一番あほな感想書いてると思う。
あと興味持って読もうと思う方いらっしゃったら一つだけ言いたい。
下巻の解説は本編読み終わってから読むのだぞ!
うっかり途中で読んだばっかりに。
ラストの意味が分かったという意味では良かったけど盛大なネタバレやん。
以降もネタバレするです。
さて本題。
階差機関がもし実際に作られていたら?それで産業が動いていたら?
という話。
電気ではなく蒸気で動くし、コンピュータ的なものもパンチカードで
演算が走る。
で、ダービイで”機関の女王”エイダ・バイロンから謎の箱を
託された学者マロリーが追っ手から逃げ・・・という話。
・・・と物語が始まるのだけど、実際のところその前から始まっている。
冒険あり陰謀あり、面白くない訳がない。
しかも面白い機械は出てくるし服装も気になるし。
読んでいて機械と人間の関係について考えさせられた。
ラッダイトで機械叩っ壊しても急激な産業革命が止まる事はない、
なんだかんだで人間つうものの力は必要不可欠なのになー。
でもその時代に生きてる人にとっては脅威なのかもしれない。
時々”眼”が出てくるけれど、それは脅威の暗喩でもあるのだろうか。
・・・とか色々考えたけど、結局機械に任せっきりになっちゃったのかね、
これ。
最後まで読むと”眼”が何か、ちょっと見えてくるものがあるかも
しんない。
結局マロリーが託されたカードは何だったんだろう。
大ナポレオン計算機が上手くいかなかったのは、これが走らされたから?
前後関係的に違うか。
「知っていることは奪われない」というのが全体のキーワードなのだろうか。
前半はそんな感じ、後半は違う感じ。