歯のフッ素症

フッ素症についてです。



歯のフッ素症はエナメル質が作られている時期にフッ化物を大量かつ継続的に摂取したときに生じるエナメル質の形成不全症です。
大量かつ継続的に摂取するためのフッ化物の供給源は主に飲料水です。
しかし、近年ではフッ化物を水道水に添加している地域でフッ化物錠剤を誤用したり、大量にフッ化物が配合された歯磨剤を使用することで、結果的にフッ化物の大量摂取となったケースで報告されています。




飲料水のフッ化物濃度とフッ素症の関係は、フッ化物濃度が1.5ppm(飲料水1リットルあたり1.5mgのフッ素)から歯のフッ素症が出現し始め、濃度が高くなるほど症状は重度になってきます。このフッ化物濃度が0〜1.4ppmの場合は公衆衛生上特に問題ないとされています。ただし、フッ化物濃度が1.5ppmに近い地域で上記のようにフッ化物錠剤を誤用したり、大量にフッ化物が配合された歯磨剤を使用すると歯のフッ素症になる可能性が高くなります。


この歯のフッ素症についてはフッ素症の人ほど虫歯になりにくいことが確認されています。
しかし見た目に悪いため、フッ素症にならない程度のフッ素濃度で虫歯の発生を抑制することが望まれます。


続きます。



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