この堀江貴文氏の本「ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく
」を読もうと思ったきっかけは、佐渡島庸平氏が協力していると聞いたからだったと思う。
佐渡島庸平氏はドラゴン桜や宇宙兄弟を担当した編集者であり、2012年に講談社 から独立されて作家エージェント、株式会社コルクを設立した方です。
もちろん堀江貴文氏にも興味があって、一体どんな本になったなのだろう、と期待しました。
Amazonのレビューは350件(現在)で★4.5の高評価となっています。
ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく
堀江貴文はなぜ、逮捕され、すべてを失っても、希望を捨てないのか?ふたたび「ゼロ」となって、なにかを演じる必要もなくなった堀江氏がはじめて素直に、ありのままの心で語る、「働くこと」の意味と、そこから生まれる「希望」について。
私はこれまで堀江貴文氏の本を読んだことが無いのですが、これまであまり語られることの無かった幼少期、中高時代について書かれているそうです。
まず堀江貴文氏のご両親のこと。
昭和の親御さんということを考えれば、さほど驚くことは無いかもしれないけれど、東京に家族旅行に行った話を聞くと「ちょっと変わっている」と思いました。
そして堀江貴文氏には、幼い頃からこだわりや、価値観、美意識などの嗜好がはっきりとしており、堀江貴文氏もまた、ちょっと変わった子だったのかもしれない、と思いました。
いちばん転機となったのが、小学校の先生の存在で、彼女のひと言により堀江貴文氏は動き出します。
やっぱりねー、小学校の先生の影響は大きいですよね。私自身の経験からもそう思います。
読んでみて、中学生や高校生の時にこの本を読んだら、なにかヒントになっていたかもしれないなぁ、と思います。
いちばん興味深かったエピソードは、パソコン欲しさに親に借金をして、全額新聞配達で返済したことです。
貸してくれる親もすごいですけど、新聞配達で返したって根性あるなぁ。
それくらいパソコンの世界に夢中だったんですよね。
また、堀江貴文氏は「はたらきたい」「はたらくのが好き」と本書の中で言っていて、社会人もこの内容に前向きになれるヒントを得られると思います。
堀江貴文氏の「ゼロからイチ」を足す作業は、さほど難しい内容ではありません。
わかりやすい文章で、読みやすく、出だしの数ページの作りのアイディアもよかったです。
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