SoftEther VPN User-mode Router 2.0 公開
23日午後8時。筑波大学工学系棟内の某極秘研究室。といっても、数日前から窓際に2つも大きな電飾が掲げられており、片方は常時点灯、もう片方は激しく点滅しているというすごく変な場所なので、一目でソフトイーサ社の一味が生息していることがわかる。
『SoftEther VPN User-mode Router 2.0』のビルドが完了し、動作検証もした。アーカイブ ファイルをファイルサーバーに設置し、午前0時になると共に Web サイトの公開フォルダに自動的にアップロードされるように設定してから、社員数名でつくばセンター近くにあるいつものカレー屋へ行き夕食。
その後デジックス・ワンダーへ行き、会社の年賀状印刷のためにレーザープリンタを購入。大学に戻る。しかしなんと年賀はがきを買うのを忘れていることに気付く。近くのミニストップで購入。
24日午前0時、事前登録しておいたバッチファイルが Web サイトにコンテンツとアーカイブファイルを自動アップロードし、SoftEther VPN User-mode Router 2.0 を公開。しかしいくつかのパスが間違っていたため、4分後に人間が気付き、修正。
午前9時50分 起床すると Web サーバーが重くなっているのに気付く
午前10時10分から授業なのだが9時50分に起きる。自宅クライアントで www.softether.com を開くと、とても重い。なんか1ページ表示に15秒くらいかかる。これはたまらん。だが授業が迫っているのでとりあえず大学へ。
大学の授業中(シミュレーション物理)にノートPCで SoftEther VPN 2.0 経由でオフィスのネットワークに接続し、Web サーバーを診断。1時間後復旧。その後は不調無し。正月に「変わる大学」というタイトルの記事が載る読売新聞の記者が取材に来るかも知れない言っていたのだが、当日の昼になってもまだメール連絡無し。ぺんこあが慌て出す。昼飯を食う訳にも行かないのでそのまま待機するがやはりメール無し。宇都宮授業へ行く。
午後0時30分
宇都宮授業中に、読売記者からぺんこあに電話がかかってきたらしい。リエゾン研の取材の後、情報学類に来るらしい。今回の読売取材は情報学類長も巻き込んでいるので、学類長にとれあえずメールで連絡。
その後、3回程欠席をしてしまった「通信ネットワーク」という授業の先生に、4回目も欠席するという欠席届を提出しに行く(1月情報処理学会プログラミング・シンポジウムのため)。この授業、TCP/IP の仕組みとか、Ethernet の仕組みとかの基本的なところから、TCP のフロー制御、輻輳制御アルゴリズムなどかなりマニアックなところまでやるので大変良い。とりあえずこの後普通に出席していれば単位は大丈夫だそうだ。良かった。というか、SoftEther VPN 開発者が通信ネットワークの授業で落第! とかなるとお話にならない。
午後7時30分 シベリア行き
サーバーの作業のため、学術情報処理センター1階ネットワークルーム(通称シベリア;凍死しそうだから) へ行く。おじさんがオペレーション室で電子レンジで夕食を温めて食べていた。先日までビニールシートが貼ってあった部分が、今日は取り払われて広くなっていた。
今日学情へ行って作業しないともう来年まで入れないので。
今朝から風邪気味で頭が痛い(とくに狩野先生の授業中など)ので早く帰る。WORD部屋で鍋をやるという噂が入るが、車が出ないので断念した模様。例年24日はWORDのラウンジで七面鳥を焼いたりRanRanへ行ったりするようなのだが、今年はそういう変なことはやったのだろうか。
ソフトイーサ株式会社では、今日が事実上の『仕事納め』のようである。
今年の6月以降今まで、SoftEther VPN 2.0 の開発で1日たりとも思考を止めたことが無かった。プログラムを書いていないときでも、いつでもプログラミングのことを考えていた。その間いくつか技術書などを買ったが読む暇が無かった。今日はクリスマスイブらしいので、少しぐらいはあまりプログラミングのことを考えずに、ずっと前から読もうと思っていた 『10ギガビット Ethernet 教科書』(IDG ジャパン: 写真) を熟読することにする。 暇な時間は何と有りがたいことか。
明日は SoftEther VPN 2.0 のベータ版を出してから絶対にやろうと思っていた Half-Life 2 をすることにする。