エピソード3でヨーダが皇帝に敗北した本当の理由

<下記はネタバレを含みますので、未鑑賞の方はよく読まないほうが良いと思います>


先日DVD版を観ていたら、エピソード3でヨーダが皇帝に敗北した本当の理由は、どうも下記のようなことではないかと思うようになりました。


まず、ヨーダはオビ=ワンに、「パルパティーンは強すぎるからお前には無理だ」などと言いつつ、自分一人で皇帝の部屋へと歩いて行く。
ヨーダと皇帝の戦いは、最初は両方とも同等程度の強さを見せるが、次第にヨーダのほうが優勢になってくる。(あと少しで皇帝を倒せそうな位の演出である)

画像の引用元: Star Wars Episode 3 (C) Lucasfilm


しかし、ちょっとしたミスで議長席のところから下にすべり落ちてしまう。だが、下に落ちてしまうだけでは大したダメージは受けず、別段不利になる訳でも無いはずである。

画像の引用元: Star Wars Episode 3 (C) Lucasfilm


実際、ヨーダが地面に落ちても、大して痛そうではなく、すぐに起き上がる。
だが、その後上を見上げて、困った顔をする。
ここで日本語字幕で観ていると特に字幕には何も出ないので見落としてしまうのだが、小さな声で 「あー!」 というような感じでつぶやているのが聞えるのである。

画像の引用元: Star Wars Episode 3 (C) Lucasfilm


次に映るのは、ヨーダがこれまで着ていた上着が上から落ちてきて、地面に落ちずに、なぜか会議場に都合良く立っている変な金属製の棒 の上にひっかかってしまうというところである。

画像の引用元: Star Wars Episode 3 (C) Lucasfilm


これを見て、直前まで打倒パルパティーン皇帝!などといって張り切っていたヨーダが、突然弱々しくなって、「もうだめだ」と言わんばかりにその場を逃げていく。


そして、トランシーバーでもって呼びつけたオーガナ議員の宇宙船に救出されたあと吐く弱音が、
「暗殺には失敗した。もうだめだ、遠い星にでも落ち延びよう。」
である。加えて、その顔が少し前と比較にならないほど情けない表情になっている。

画像の引用元: Star Wars Episode 3 (C) Lucasfilm


上記を見れば、あと少しで皇帝を倒せそうなくらい最強であるヨーダがとつぜん弱くなって逃げ出したのは、地面に落っこちてしまったからでも、体力が消耗したからでも無く、ただ単に普段着ていた上着が脱げてしまったから であるということは明らかである。
つまりヨーダが強かったのはあのへんな茶色の上着を着ていたからであって、それがなくなってしまうとただの老衰した緑色のネズミなのである。