登 大遊@筑波大学大学院コンピュータサイエンス専攻の SoftEther VPN 日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

Daiyuu Nobori's SoftEther VPN Diary since 2004

登の Web サイト: http://dnobori.cs.tsukuba.ac.jp/

mixi : http://mixi.jp/show_friend.pl?id=672294
Twitter : http://twitter.com/dnobori/
Facebook: http://www.facebook.com/dnobori

日記などへのリンク集
IKeJI さん | Cedar さん | Mayaqua さん | thisjun さん
bakueikozo さん | mugen さん | 分散計算の神林君 | 榮樂先生 (hdk) | 吉田戦車 (ceekz) | 高木先生 | ron さん
AC の古澤さん | AC の TAKAO 君 | AC の NIES 君 | AC の古橋君 | AC な wakatono さん | AC のいのひろ君
AC な三戸君 | AC な柴田君 | AC の小野君 | AC すぎる松本君 | AC な小西君 | AC な google の及川さん | AC な tomocha さん
まつもとゆきひろ氏 | 板野先生の blog | 新城先生の最近の fj への投稿 | つくばあさひなあんてな | hatena 筑波大学 AC リング

日記でよく出てくる「AC」(もともとは筑波大学用語) について詳しくは ここここ をお読みください。

 | 

2009年2月23日 (月)

[]変な法律−警察官は、誰からでも敬礼を受けたときは、必ず答礼しなければならない 変な法律−警察官は、誰からでも敬礼を受けたときは、必ず答礼しなければならないを含むブックマーク 変な法律−警察官は、誰からでも敬礼を受けたときは、必ず答礼しなければならないのブックマークコメント

変な法律を発見。

日本の警察官は、市民などから敬礼された場合は、必ず敬礼を返さなければならない義務があるようです。


日本にある「警察法」という法律は、警察組織や警察職員に関する事項を規定しています。

この警察法の第 70 条には、以下のような条文があります。


(礼式等)

第七十条  警察職員の礼式、服制及び表彰に関し必要な事項は、国家公安委員会規則で定める。


上記条文により、警察官の礼儀についての決まりは、国家公安委員会規則第一七号 「警察礼式」 の定めに委任していることになります。



そこで、国家公安委員会規則第一七号 「警察礼式」を読むと、第 8 条には、以下のような条文があることに気付きます。


(答礼)

第八条  敬礼を受けたときは、何人に対しても、必ず答礼を行わなければならない。


上記によると、市民が街中などにいる警察官に向かって敬礼をした場合は、警察官はそれに「必ず」答礼をしないといけないという法的義務があるということになるのでしょう。

街中で警察官などを見かけた際は、敬礼してみると良いのかも知れません。


それにしてもこれは変な条文だと思いました。

「警察職員以外から敬礼を受けたときは、答礼することができる。」などと規定していればまあ良いのではないかと思いますが、「敬礼を受けたときは、何人に対しても、必ず答礼を行わなければならない。」 と極めて強く強制している理由は何なのでしょうか。



ついでに色々と細やかに規定されています。

(敬礼の方法)

第十四条  室内の敬礼は、受礼者に向つて姿勢を正し、注目した後、体の上部を約十五度前に傾け、頭を正しく上体の方向に保つて行う。

2  前項の場合において、帽子を持つているときは、右手にその前ひさしをつまみ、内部を右ももに向けて垂直に下げる。

3  前項の規定にかかわらず、制帽を持つている婦人警察官にあつては、右手にその縁をつかみ、記章を前方に、内部を右腰に向け、右腕に抱える。

(敬礼の要領)

第二十一条  挙手注目の敬礼は、受礼者に向かつて姿勢を正し、右手を上げ、指を接して伸ばし、ひとさし指と中指とを帽子の前ひさしの右端(制帽を着用している婦人警察官にあつては、つばの前部の右端)に当て、たなごころを少し外方に向け、ひじを肩の方向にほぼその高さに上げ、受礼者に注目して行う。

2  警棒の敬礼は、受礼者に向かつて姿勢を正し、警棒を握つたこぶしを前方に向け、そのおや指があごの直前約十センチメートルの位置に来るよう活発に上げ、警棒を身体と約十五度になるように前に傾け、つばの一方の先端部をあごに向けて受礼者に注目して行う。

3  第十五条の規定は、前二項の敬礼に、これを準用する。

hotspothotspot 2009/02/24 10:00 そんなに変ですか?

敬礼敬礼 2009/02/24 11:12 >市民が街中などにいる警察官に向かって敬礼をした場合は、警察官はそれに「必ず」答礼をしないといけないという法的義務があるということになるのでしょう

警察礼式を読む限り、このように解釈することはできないのではないかと【私は】考えます。

なぜならば、第8条はあくまで「敬礼を受けたとき」と定めているところ、この「敬礼」に関し、第5条は「敬礼は、至誠の念をもつて行うべきであつて、粗略に流れ又は形式に堕してはならない」と定め、第6条は「敬礼の原則」として「警察官及びその部隊は、特に定めがある場合のほか、上官に対しては敬礼を行い、上官は、これに答礼し、同級者は、互に敬礼を交換しなければならない」と定めています。

この第5条及び第6条からすると、警察礼式においては、「『敬礼』とは『警察職員』が行うもの」として定義されていると解すべきなのではないでしょうか。
特に第5条については、そのように考えないと、市民が行う敬礼についても「敬礼は、至誠の念をもつて行うべきであつて、粗略に流れ又は形式に堕してはならない」と命令していることになってしまいかねません。

そうすると、第8条は「(警察職員から)敬礼を受けたときは、((例)それが嫌いな部下であろうとw)何人に対しても、必ず答礼を行わなければならない」と解釈すべきことになりますから、「市民が敬礼をした場合」については、警察礼式は何ら定めていないということになるのではないでしょうか。

敬礼敬礼 2009/02/24 11:35 しかし、第8条を「(警察職員から)敬礼を受けたときは、〜」と解すると、第6条の「同級者は、互に敬礼を交換しなければならない」と定めていることに矛盾しますね…。とすると、やはり、市民も含めた何人もということなのかもしれません。

ただし、このように解釈しても、なお第6条の同級者の定めに関する矛盾は解消されないわけですけどw

softethersoftether 2009/02/24 13:24 法律については素人なのですが、この『何人』というのが『市民を含めて誰でも』なのか『警察職員なら誰でも』なのかということはよく考えました。
確かに「警察法」・「警察礼式」は警察組織・警察職員に関する規定・規制をするための法律・規則です。そこで本文中に「何人」と書いてあれば一見、「何人といっても警察職員に限定されるべき」という解釈が出てくるのは自然だと思います。しかしどうやら「何人」というのは他の法律を見る限りでは、その法律の目的の規定・規制対象の種類の人々以外でも誰でも含めることにしないとおかしくなるようです。

日本では法律の適用範囲は日本国の領地等にいる者すべてに適用されるという原則があるようです。「警察法」第 70 条では、警察職員の礼式等について、「警察礼式」に規定を委任しています。法律の本文から規則への委任により、仮に警察法の条文で「警察職員の礼式等は以下のとおりとする」と書いてその下に「警察礼式」の本文すべてを含めている状態と同等の効力を持つことになるのでしょう。
したがって「警察礼式」に出てくる『何人』というのはどのような意味かということを解釈するためには、他の法律の条文を参考にするのが良いと思い、検索してみました。『何人』というキーワードが出てくる法律は約 270 個あり、そのうち無作為に 50 個程度の法律を読んでみましたが、いずれも本文中の『何人』というのは『関係者以外を含めすべての人』と解釈しないと意味が通じないようになってしまいます。
例えば『国家公務員倫理法』は全体的に国家公務員に関する規定をしていますが、第 9 条には『何人も各省各庁の長等に対し贈与等報告書の閲覧を請求することができる。(略)』と書かれています。
また『弁理士法』は弁理士の業務について規定していますが、第 33 条には『何人も、弁理士に前条に該当する事実があると思料するときは、経済産業大臣に対し、その事実を報告し、適当な措置をとるべきことを求めることができる』と書かれています。
『郵便法』では第 4 条に『会社 (郵便事業株式会社) 以外の者は、何人も、郵便業務をしてはならない。(略)』というように特別に『何人』という集合について範囲を指定して除外しています。これは単に『何人』と書くと、郵便事業株式会社であっても郵便業務を行うことができなくなるため、おかしくなるので、特別に範囲を限定することを明記しているのではないかと思います。

このような他の法律を見る限り、「郵便法」のように特別に明記して範囲を限定しているような場合以外は、『何人』と書くと、すべての日本の領地等の内部にいる人ということになるのではないかと思いました。
そこで『警察法』や委任先の『警察礼式』を読むと、『何人』のところには範囲を限定する旨の明記が無いため、やはり、『何人』とは通常の市民等を含めて誰でも、という意味で解釈するのが自然ではないかと思いました。

敬礼敬礼 2009/02/24 14:25 私の駄文にお付き合いくださいましてありがとうございます。
ただ、私の書き方も悪かったのかもしれませんが、ご説明いただいた点に関しては私の問題意識と異なる点に関するものでしたので、重ねてコメントさせていただきます。

「何人」については通常の市民等を含めて誰でも、という解釈で自然だと私も考えます。

もっとも、この第8条における「何人」は、「敬礼を受けたときは、何人に対しても」と定められているように、あくまで「敬礼をしてきた人であれば誰に対しても」と解するべきです。
そして、この「敬礼をしてきた人」のなかに(※「何人」のなかにではなく)果たして市民等が含まれるのか? との疑問が私の問題意識となります。

とはいえ、あまり生産的な話ではないようにも思いますので、登さんに敬礼して、このコメントを終わらせていただきます。
∠('-')

softethersoftether 2009/02/24 14:38 うーん、「警察札式」では、第 6 条に上官や同級者に対しては敬礼しなければならない、と規定されており、さらに、部下から敬礼を受けた上官は答礼しなければならない (同級者同士は交換しなければならない) という規定になっています。
そうすると、もともと第 6 条の時点で、警察職員が敬礼してきたときは、別の警察職員は必ず答礼をしなければならないということになるので、第 8 条の存在が不自然になってしまうと思います。
また、「警察札式」は、警察職員が別の警察職員に対して敬礼するときの規定がかかれていますが、一般市民が警察職員に対して敬礼するときの規定がないからといって、一般市民からの敬礼を受け取った警察職員は第 8 条の規定を免れることができるかというと、できないのではないかと思います。(受け取った側の警察職員が、受け取った行為について、警察令式の"敬礼の方法"に準拠している敬礼であったと認識すれば、何人に対しても、答礼しないといけないのではないかと思います。)

softethersoftether 2009/02/24 14:40 生産的な話ではないというのは、もともとこの日記が生産的な話ではないので、まあ良いのではないかと思います。

通りすがらないもの通りすがらないもの 2009/02/25 14:44 交番のお巡りさんに敬礼した場合、どのくらいの割合で答礼してくれるのでしょうか。これってトリビアに(ry

実際にやってみた

(省略されました。続きを読むにはここをクリックしても見られないのであなたが実験してみてください)

予備自衛官予備自衛官 2009/02/27 19:08 訓練を受けていない一般市民って敬礼の動作自体ができないような気がしますが。帽子を被っていない時の敬礼って会釈に見えるかもしれませんけど…

enokinenokin 2009/02/27 22:06 まあ、個人的には敬礼してみて警察官のひとが敬礼してくれたら。
職務にちゃんと精通してくれてるなと単純に感動するかもしれないです。
トリビアねたとしてうちんとこの職場では使わせてもらいましたw
ありがとうございます。

つぼ。つぼ。 2009/02/28 17:24 「礼」に大して「礼」を返すのは当たり前…というのが日本の文化なので、特に法律化したことに深い意味は無いと思うのですがw
それに意味があるなら逆に、法律に記してでも残すべき文化なのかもですね。

  2009/03/06 08:41 勘違いしてる人が多いと思うけど、
頭の横に手をつける敬礼は、帽子をかぶっている時専用。
基本的にはピシッとしたお辞儀が敬礼です。

ようは頭下げられたら返そうねってだけの事です。

ハッカー何とかハッカー何とか 2009/03/24 18:29 法律の匂いを嗅ぎつけて投稿です。(^^ゞポリポリ
法文で「何人」というときは,特別法やその解釈による例外を除いて,生物学上のヒトで行為主体(敬礼を受けた本人)以外の全てを意味します。ご参考まで。m(_ _)m
ちなみに,諸外国の軍規では答礼義務がデフォルトです。

softethersoftether 2009/04/11 02:35 神光臨!!

 | 

<< 2009/02 >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28




※ この Web サイトのコンテンツは 登 大遊 が個人的に運営しているものであり、ソフトイーサ株式会社や筑波大学内での立場として公式なコメントを掲載しているものではありません。一応コメントは投稿できるようにしていますが、個人的に運営している日記のため、自分が不快に思ったコメントは前触れ無く削除しております。ご了承ください。同様に会社に関するコメントなどについても、削除される可能性があります。コメント書き込み機能については、匿名の掲示板のような状態になることを予防するため、はてなユーザーからのみ受け付けるように設定することもあります。