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1974-09-04

子母澤寛


【しもざわ かん】


子母澤寛全集23 花の兄弟/大道』(講談社:絶版)


「大道」や「大岡越前守」「闇鴉」は、昭和15年5に、「大道」のタイトルで大道書房から短篇集として刊行されたことがある。この「大道」と大道書房の関係は、子母澤寛創価学会戸田城聖を結びつける縁となった。生前私は子母澤寛に、この大道書房との関連について質問したことがあった。そのときの答えを私は次のようにメモしている。

「小説はどこまで調べたから書けるというものじゃありませんよ。まだなにかありそうで、なかなか踏ん切りがつかないものです。それに書くよりも調べながらいろいろと考えをねっている時のほうが嬉しい。野中兼山を調べたときもそうで、とうとういきって書きはじめたのだが、それを出版してくれた本屋が、その作品にほれこみ、社を大道書房とづけた。大道書房は例の創価学会戸田城聖外といっていたころ経営していた出版社で、そんなことから一部の人には私が創価学会と深い関係があるように見られていますが、実はこの大道書房とのつながりです」

 戸田外は、幼少の頃、子母澤寛の生れた厚田村で育っている。その共通のい出が、ふたりを結びつけたのであろう。しかも「大道」という作品が取りもつ縁で、さらに両者の交渉はふかまり、出版社まで「大道」にちなむものとなったというのは、興味あるエピソードだ。この大道書房からは、「大道」につづいて、「はればれ街道」「三味線掘」「お小夜手毬」「飛弾の兄弟」「地張地蔵」「源太郎星」「赤の雁」「烈風」「光圀主従」「飛ぶ野火」「女夫系図」「地獄駕」「開墾」「奔流」「国定忠治」「野火の鴉」「菊杯」「男の顔」などが出版された。


【尾崎秀樹による「解説」より/1974-09-04発行 現在は絶版】


子母澤寛は、戸田先生から直々に折伏されて入会しているが、上記の話だと退転したことになる。


※同書は、「墨田・荒川区記支部長会」1988-10-12(『今日より明日へ』19に所収)で紹介されている。