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斧節【onobusi】 このページをアンテナに追加 RSSフィード


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2006-06-01

富士一跡門徒存知の事


一、御筆の本尊を以て形木(かたぎ)に彫(きざ)み不信の輩に授与して軽賎する由・諸方に其の聞え有り所謂日向(にこう)・日頂・日春等なり。

 日興の弟子分に於ては在家出家の中に或は身命を捨て或は疵を被り若は又在所を追放せられ一分信の有る輩に忝(かたじけな)くも書写し奉り之を授与する者なり。(1606頁)


 日向日頂六老僧のメンバーであり、いずれも10代前半から大聖人門下となっている。彼等は最高幹部でありながら、大聖人が認(したた)められた御本尊を形木に彫刻し、不信の輩に与えた。


 五老僧は皆、御本尊を軽視していた。彼等は「釈迦如来を崇(あが)め奉るべし」(1605頁)と主張し、実際に堂舎を造って像を安置した。そして、あろうことか、御本尊像の背後に掛けたのだ。そればかりではない。五老僧の影響によって、御本尊を遺体の上に載せたまま葬ったり、売却する信徒まで出始めた。


 この御文の前には、「或は親には強盛の信を以て之を賜うと雖も子孫等之を捨て、或は師には常随給仕の功に酬いて之を授与すと雖も弟子等之を捨つ、之に依つて或は以て交易し或は以て他の為に盗まる、此くの如きの類い其れ数多(あまた)なり」(1606頁)とあり、信の継承が困な状況まで記されている。


 師亡き後、五老僧は次々と裏切っていった。「富士一跡門徒存知の事」は、大聖人亡き後の弟子の姿をダイジェストしたもので、淡々と事実のみが記されている。しかし、その行間には、日興上人の紅涙(こうるい)が滴り、一人立つ吹が焔(ほのお)の如くあふれている。


入会三原則は守られていますか?」とのアンケートに103の方々にお答え頂いた。「守られている」と答えたのは、わずか17.5%である。クリアすべき課題を避けて、立派な信仰者が育つはずもない。それどころか、新入会メンバーが安易な折伏をする要因になるだろう。少し長い目で見れば、御本尊を粗末にする結果となることを互いに戒め合いたい。


 入会三原則を軽んじ、踏みにじっている組織は、壮年本部長に問題がある。また、これを推進しているのは、成果主義を煽(あお)る婦人部幹部と相場は決まっている。いずれも五老僧の眷属と得られよ。


 日興上人の仰せに従えば、私のところの御本尊も取り上げられてしまいそうだ(笑)。


 大聖人が魂を墨に染め流して認められた未曽有の大曼荼羅である。当時だって、門下というだけで頂けたわけではないのだ。絵画の価値を知らない人に、ピカソ直筆の画をあげる人物がいるだろうか? いるわけないよね(笑)。


 御本尊授与に至る判断や経過に、信の厚薄が象徴されている。


 蛇足になるが、この御文からわかることは、日興上人は、不信の輩に御本尊を授与したことを責めておられるが、御本尊を形木にしたことは問題視されてない事実である。このことからも、御本尊を書写することが法主に限った権能でないことが明らかである。

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