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斧節【onobusi】 このページをアンテナに追加 RSSフィード


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2008-10-16

経王殿御返事


 いかなる処にて遊びたはふるともつつがあるべからず遊行して畏れ無きこと師子王の如くなるべし(1124頁)


【通解】どのような場所で遊び戯(たわむ)れていても、何の差し障りもないでしょう。自在に行動して何ものをも怖れない師子王のような境涯になるのです。


 尚、「つつが(恙)」という言葉は、現代でも「つつがなく」と手紙などで使われている。で、「つつが」は「病気などの災。わずらい」(大辞林)で、「つつがなく」は「異常がない。無事である」(大辞林)という味になる。


 鯖君が発行しているメールマガジン「毎日御書を!」の本日分でこの御聖訓が紹介されていた。いやあ驚いたよ。実は私も昨日からこの御文を索していたのだ。ここのところ研鑚板(現在の通称は「斧板」となっている)でも、妙に呼吸が合っていた。そこでエールを送る味も込めて綴ることにしよう。


識と無


 見よ、この角度を。誰も予していなかったことだろう。ざまあみろだ。星飛雄馬が投げる大リーグボールだって、これほどの変化はしていないはずだ。では早速、「識と無識」という命題でこの御書を読み解いてみよう。


識」は普段あまり識されていない(笑)。だから、「君は識が低いよ」とか、「気絶しそうになった(=識が遠のいた)」とか、「ボーーーッとしてんじゃねえぞ」とか、「お前、何も考えていないだろ?」といった使い方で「識」を喚起させる。


 例えば、今この文章を読みながら、「これは日本語である」とか、「中国から輸入された漢字+漢字をくずした平仮で構成されているテキストである」などと考える人はいない。


 車でいえば、教習所にいたときには、クラッチを踏んでギアをローに入れて……、と、順番に逐次的に学びます。

 けれども、実際の運転はこれでは危ないのです。同時に様々なことをしなくてはなりません。あるとき、それができるようになりますが、それは無識化されるからです。

 識というのは気がつくことだと書きましたが、今気がついているところはひとつしかフォーカスを持てないのです。無識にすれば、臓と肺が勝手に同時に動きます。

 同時に二つのことをするのはすごく大変です。けれどもそれは、車の運転と同じで慣れです。何度もやっていると、いつの間にかその作が無識化されるようになってくるのです。

 無識化された瞬間に、超並列に一気に変わります。


【『心の操縦術 真実のリーダーとマインドオペレーション苫米地英人


 あるいはゲシュタルト理学で説かれている「図と地」もそうだ。「ルビンの杯」という錯視画像を一度は見たことがあるだろう。識された部分が「図」となって浮かび上がり、識されない部分は「地」となって後方に退けられる。


 前置きはまだまだ続く。私が投げようとしている球は、スローボールと見せかけて、手元で160kmに伸びるのだ。


 科学の世界でも、識という存在がなぜ存在し、どのようなものであるかは今のところ全くわかっていない。本来であれば、「世界七不議」の筆頭に君臨すべき謎といってよい。ただ、識がどのように機能しているかは少しずつわかってきた。


 ドイツの神経生理学者ハンス・H・コルンフーバーと助手のリューダー・デーッケがEEG(脳波記録法)によって、識発生のメカニズムを検証した。すると驚くべき事実が明らかとなった。手や足を動かすといった単純な動作に先立って、脳内に活動が見られたのだ。この時間の平均値は0.8秒。二人はこれを「準備電位」とづけた。つまり、識する前から脳は動き始めているのだ。


 これに対して疑問を呈したのがアメリカの神経生理学者ベンジャミン・リベットだった。だが、リベットが行った実験はコルンフーバーの発見を補強する結果となった。ここから新しいテーマが浮上する。「果たして人間に自由志はあるのか?」。


 はた目には、ラウドルップ(※デンマークのサッカー選手)が頭の中でやっている計算は複雑なものとしかえない。だが、それが瞬時に行なわれていることもわかる。そこで、「プレー中、選手はゲーム運びを識できるのだろうか」という疑問が湧く。ラウドルップの答えは、単純明快なノーだった。「プレーあるのみだ、それも、瞬間的な!」

 サッカー選手はプレーしているとき、識を働かせていない。だが、サッカーという競技に多少なりとも通じている人なら、ラウドルップのような選手が絶妙なパスをするとき、すばらしい独創的な精神作用が頭の中で起きていないなどと言うはずがない。高度な計算がいくつも行なわれるのだが、識には上らないのだ。

 だが稀に、状況をよく考える時間がある場合がある。そしてそんなとき、失敗が起こるのだ。


【『ユーザーイリュージョン 意識という幻想トール・ノーレットランダーシュ


 するってえと、識された「私」なんて代物は、生命全体から見ると「氷山の一角」に過ぎない。我々の生活、人生はその殆どが無識のまま進行しているのだ。


 疲れてきた。すまんが、スペック不足で私の脳味噌がフリーズしそうだ。いかん、御書の話だった。


 サッカーの例えからもわかるように、遊びというのはその最たるものであろう。「遊びに行く」時は識されているが、「遊んでいる最中」は無識だ。


 い出を振り返ってみよう。楽しいい出ほど詳細を覚えていないはずだ。輝かしい成果を出した歴史ですら、「あの時は面白かったな」以上である。一方、辛く悲しいい出ほど事細かに記憶されている。憎悪の対象となる人物や、嫌悪すべき出来事が鮮やかに甦る。そう。これは識されていたからだ。


 識する前から脳が動き始めていることは、脳が腹話術師で、識が人形であることを示唆している。我々をならしめているものが無識であると仮定すれば、無識は何によって形成されているのか? それは「経験」であると私は考えている。つまり、第八識(阿頼耶識〈あらやしき〉)だ。「自在」とは無識なり。


 されば経文には一人一日の中に八億四千あり(471頁)


 我等衆生の一日一夜に作す所の罪八億四千慮を起す(823頁)


 これらの御書も無識をカバーしたものと考えられる。御書に「識」という言葉はない。これに近いものは「心得」というキーワードか。


 この御書を私見で論じれば、「無識レベルをも師子王と鍛え上げよ」という味になる。


 秘密の奥蔵を発(ひら)く之を称して妙と為す(400、414、943頁)


「秘密の奥蔵」=無識と考えれば、得がゆく。

ユーザーイリュージョン―意識という幻想

「池田大作創価学会名誉会長の国会招致を」 民主・石井副代表、公明党を揺さぶり

 民主党の石井一副代表は15日、参院予算委員会での質問で、公明党とその支持母体の創価学会の関係を追及し、「政治と宗教」に関する集中審議の開催を要求した。石井氏は学会トップの池田大作誉会長と、公明党・学会に批判的な立場をとっている元公明党委員長の竹入義勝、矢野絢也両氏、福本潤一元参院議員の計4人の国会招致を要求した。公明党が最も嫌う学会幹部らの国会招致を持ち出すことで同党を揺さぶり、早期の衆院解散・総選挙への働きかけを強めさせるねらいがある。これに公明党は反発している。

「(学会は参院選の選挙活動で)『民主党は敵だ』といっているんですよ。の敵。どうして敵なのか、学会の最高幹部に聞かせていただきたい」

 石井氏は、昨夏の参院選の投開票日の3日前に、ある県の学会の施設内で行われたとされる選挙運動を録音したディスクを振りかざし、こう詰め寄った。

 石井氏のボルテージはさらに上がっていった。

「わたしの調査では(学会の)宗教施設は全国に約1000カ所ある。それが選挙マシンと化す。宗教と政治と選挙が一体になっている。宗教施設が税法上の優遇措置を受けているのは宗教に使われるためだ。実態がこう(=選挙活動)なると逸脱している」

「自民党は、公明党の票がないと政権を維持できないから言いなりだ。(公明党の)後ろに影の力がある。それに公明党は唯々諾々と従っている。公明党が政権の中核で政策に注文をつけるのは日本の民主主義にとっていかがか」

 参院第1委員会室は与野党議員のヤジで騒然となった。

 答弁に立った麻生太郎首相は「公明党の選挙運動に詳しいわけではないし、公明党から、あの日に選挙をしろと差し込まれたことは一回もない」と述べ、反論した。

 公明党は予算委で、すかさず反撃した。石井氏に続いて質問に立った公明党山口那津男政調会長は「(石井氏が)補正予算と関係ないことを滔々(とうとう)と述べるのはいかがか。出どころ不明の資料を引用した」とかみついた。

 また、山口氏は、宮崎礼壹内閣法制局長官が7日の衆院予算委で、オウム真理教の政党(真理党)が権力を握って布教することは「宗教団体が統治的権力を行使することに当たる」ため違憲と答弁したことを撤回するよう求めた。

 宮崎長官は翌8日の衆院予算委で答弁を訂正しており、山口氏の質問は押しの味があるとはいえ、「政治と宗教」の議論に公明党がぴりぴりしていることを示したかたちだ。

 参院予算委の質疑後、公明党幹部の一人は「民主党は解散に追い込もうと利用している。反発するほど国会招致を求める民主党のうつぼにはまる」と語った。

 一方、公明党と学会の関係を批判する民主党はこの日、党本部で「政治と宗教を考える会」(仙谷由人会長)を開催。約30人の議員が衆院選を控え、民主党と友好関係にある宗教団体やその支持者との連携強化について協議した。

 また石井氏は、予算委での質疑後、「(国会招致の要求は)小沢(一郎代表)と輿石(東代表代行)に話してある」と強調、追及を続ける姿勢を示した。


産経新聞 2008-10-16