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2009-11-27

異なるテーマの結びつきが新たな地平を開く


 一見すると関係のなさそうなテーマ同士が結びつくことは、どんな学問分野においてもそうであるように、数学においても建設的な義をもっている。というのも、そんな結びつきが存在することは、両方のテーマをいっそう豊かにする基本的真理の存在をほのめかすからである。たとえば、かつて科学者たちは、電気と磁気をまったく関係のない別々の現象として調べていた。ところが19世紀になって、電気と磁気は密接に関係していることが明らかになったのだ。それによって電気と磁気のことがより深く理解できるようになった。電流は磁場を生み出し、磁石はワイアのそばを通過するときに電気を生み出す。そこから発電機や電気モーターが発明され、ついに光は電磁場の調和振動だという発見につながったのである。


【『フェルマーの最終定理 ピュタゴラスに始まり、ワイルズが証明するまで』サイモン・シン/青木薫訳(新潮社、2000年/新潮文庫、2006年)】


 そしてフェルマーの最終定理の真偽は、谷山=志村予が証明できるかどうかにかかっていることをゲルハルト・フライが発表した。数学世界にも血脈が流れ通っている。国を超え、時代を超えて人と法とが結び合う様相は「縁起」そのものだ。

フェルマーの最終定理―ピュタゴラスに始まり、ワイルズが証明するまで フェルマーの最終定理 (新潮文庫)

(※左が単行本、右が文庫本)

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