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斧節【onobusi】 このページをアンテナに追加 RSSフィード


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2010-01-12

教育の機能 3

 私たちが成長し、大人の男女になるとき、みんなどうなるのでしょう。君たちは、大きくなったら何をしようかと、自分自身に問うたことがないですか。君たちはたいてい結婚し、自分がどこにいるのかも知らないうちに母親や父親になるでしょう。それから、仕事や台所に縛られて、しだいにそこから衰えてゆくでしょう。それが【君】の人生のすべてになってゆくのでしょうか。この問題を自分自身に問うたことはないですか。問うべきではないですか。君の家が豊かなら、すでにかなりの地位が保証されているかもしれません。お父さんが安楽な仕事を与えてくれるかもしれません。恵まれた結婚をするかもしれません。しかし、そこでもやはり腐敗し、衰弱するでしょう。わかるでしょうか。


【『子供たちとの対話 考えてごらん』J・クリシュナムルティ/藤仲孝司〈ふじなか・たかし〉訳(平河出版社、1992年)】


 何と辛辣(しんらつ)な言葉か。クリシュナムルティは生徒達に対して全く手加減しない。我々は本能の赴くままに異に恋をして、欲望に身を任せて子供を出産しているというのだ。結婚という制度そのものが機械化を促進し、更に夫婦という役割分担が機械化に拍車をかける。このようにして皆が皆、腐敗し、衰弱してゆくというのだ。個々人は「自分らしさ」にしがみついて勝手な物語をつくり上げる。こっちの人よりも早く結婚したと優越に浸(ひた)り、あっちの家よりもいい車を持っていると自慢する。子供ができたらできたで、今度は子供同士を比較し、ランク付けすることに余がない。「君のお父さんが副会長なら、すでにかなりの地位が保証されているかもしれません」――全く仰せの通りだ。テレビ局というのは、政治家や有人の子弟によって形成されるサロンのような場と化している。学会の外郭企も似たところがある。大幹部の子供というだけで、活動も満足にしていないのがゴロゴロしている。このようにして魚は頭から腐ってゆく。


子供たちとの対話―考えてごらん (mind books)

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