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2010-07-15

ガンジーは敬虔無比なヒンズー教徒でカースト制度を肯定していた


 不可触性の不当、不正義、不平等、非合理を真に憎んだガンジーは、一方であくまで敬虔無比なヒンズー教徒であり、カースト制を否定しなかった。いやむしろ、その存在をインド社会の中心的柱として肯定(こうてい)した。しかも彼は聖者として崇(あが)められ、近代独立国インドの生みの親といわれている。

 ガンジーと近代の相克(そうこく)はまた、インドの矛盾、不可解さを解く鍵であるかもしれない。

 インドにみなぎるアンビバレンツの世界、そこから発生しているにちがいない深い生命の躍動――ステージやスタジアムで演出される種類のものとは異質な――感は、インドの絶望的深みにまで達している様々の矛盾を同時に表現しているように思う。


【『不可触民 もうひとつのインド』山際素男〈やまぎわ・もとお〉(三一書房、1981年/光文社知恵の森文庫、2000年)】

不可触民もうひとつのインド 不可触民―もうひとつのインド (知恵の森文庫)

(※左が単行本、右が文庫本)

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