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2011-01-09

ブラフマンがバラモンとなった


 ヴェーダ文献において「ブラフマン」という語は、呪力のあることばあるいはその力そのものを意味した。祭式において、呪文としてヴェーダのことばを唱えることにより神々をも動かす力が生まれているという意味で、ヴェーダの讃歌、祝詞等も「ブラフマン」と呼ばれた。儀礼中心主義をとるヴェーダの密教では、神々にも命令を下すことのできる呪力あることばは、宇宙の原理と考えられることになった。ヴェーダの祭式において祭式を司った祭司は、「ブラーフマナ」(ブラフマンを有するもの)と呼ばれた。彼らは、呪文を専有する者であり、バラモン僧、階層としてのバラモンの祖である。


【『はじめてのインド哲学立川武蔵〈たちかわ・むさし〉(講談社現代新書、1992年)】

はじめてのインド哲学 (講談社現代新書)

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