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2011-06-12

コンスタンティヌス


 コンスタンティヌスは〈教会〉を合法化し、建立し、優遇し、それを自らの個人的な宗教にすることによって、完成された組織を強化し、やがては人民大衆を徐々に統率し、キリスト教化し、異国の民のところにまで宣教師派遣することになる恐るべき機械装置を始動させた。というのも、キリスト教にはさらにもうひとつの独自性があったからで、それは新加入者の勧誘に熱心だったということである。これに反して、異教とユダヤ教は他人に自分たちの神々に帰依するよう説得しようとはめったにしなかった(ママ)。キリスト教は信仰告白されねばならず、あえて自らが真理だと言わねばならないだけでなく、さらにそのうえ普遍主義的宗教でもあったのだ。


【『「私たちの世界」がキリスト教になったとき コンスタンティヌスという男』ポール・ヴェーヌ/西永良成〈にしなが・よしなり〉、渡名喜庸哲〈となき・ようてつ〉訳(岩波書店、2010年)】


 キリスト教がなぜ世界を席巻するに至ったのか? 長らく抱えていた疑問の大半が氷解した。ポール・ヴェーヌは古代ローマ史の碩学(せきがく)のようだが文章がよくない。そのうえ翻訳もまずい。ここ数年、キリスト教の書籍を読んでいるが、欧米を中心とする世界がキリスト教基準である以上、比較宗教学的見地から義務教育でも学ばせる必要があると感じる。内下相対で破折できると思い込んでいる学会員は愚か極まりない。


「私たちの世界」がキリスト教になったとき――コンスタンティヌスという男

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