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2011-06-14

諸法実相は実在論に非ず


 常住なる根本原理が自己展開して世界が形成される、という展開説にブッダの説が属さないのはもちろんではあるが、彼の説は一定数の恒常不変な構成要素の相互の関係によって世界の形成・構造を説明するという一種の集合説でもない。というのは、縁起の関係を構成している項は、究極的には止滅すべきものだからだ。次の第4章で考察するように、正統バラモン哲学学派には、世界を不変の原子の集合として説明するものがあるが、その種の集合説と縁起説とは区別されねばならない。


【『はじめてのインド哲学立川武蔵〈たちかわ・むさし〉(講談社現代新書、1992年)】


 立川武蔵の本を読むと創価学会員は混乱するだろうが、学問の手法としてはあながち間違ってはいないと思う。私にいわせれば、21世紀になってもなお天台の教相判釈にこだわっている方がどうかしている。


 戸田先生の「ロンドン仏教」という発言で学会員の思考は停止したままだ。どうせ、「♪ロンドン、ロンドン、楽しいロンドン、愉快なロンドン」くらいにしか思っていないはずだ。ちなみにこれ、昔深夜に流れていたキャバレーのCM。


 で、問題は実相だ。

 諸行無常、諸法無我から諸法実相への哲学的展開が今ひとつ弱いと感じてならない。西洋キリスト世界に対して、十分な説得力をもって発信する必要があろう。


 諸法の実相は十如是であって十界ではない。ここを誤解している学会員が多い。

はじめてのインド哲学 (講談社現代新書)

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