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2011-08-04

30年前の厳重な警告


 学会誹謗サイト「創価学会ノート」に「池田大作は原発推進派」と出ていました。心から憤慨しました。放射能汚染の深刻さへの不安が高まり「反原発」「脱原発」への風が吹くのに便乗して、中傷者たちが鬼の首を取ったように、トインビー博士との『二十一世紀への対話』の記述を引用して卑怯にも先生に「原発推進派」 のレッテルを貼っています。


 古典となったトインビー対談当時の原子力についての認識は、まだ社会一般で「核兵器」の悪に対置する「平和利用」という肯定的なものでした。しかし、その後に出たルネ・ユイグ氏との対談『闇は暁を求めて』やペッチェイ博士との対談『二十一世紀への警鐘』で、そうした認識は一変して「厳重な警告」になっております。中傷サイトが狡猾にもその事実を故意に無視している事実に、またも「レッテル貼り」によって先生をネット上で中傷しようとの薄汚い下心がありありと透けて見えます。


 福島原発の事故が起きたとき、放射能汚染や風向きがとても気になり、必死で題目をあげ始めました。しばらくすると先生がペッチェイ博士との対談『二十一世紀への警鐘』に何か書かれていたのを思い出しました。本を開くとやはり厳しい警告が書かれておりました。


 同じくユイグ対談『闇は暁を求めて』にも原発の危険への厳しい警告が2項目にわたって文明観の裏づけをもって記されておりました。昔パラパラとめくっだだけで、その後は本棚にしまったままで、原発事故が起きてから自分が本気になっているという事実に申しわけなさが込み上げてきました。


 共に25〜30年前の警告です。しかし誰が本気でこれを受け止めたのでしょうか。逆にこの30年間で人口過密で世界有数の地震国である日本に原発が54基も林立しました。この自分も、エネルギー大量消費の経済大国にどっぷり漬かっていました。


撰時抄」に「未萌を知るを聖人という」とあります。悲しいことに、「未萌を知る」師匠の警告が的中して未曽有の核災害が現出しております。放射能汚染で夥(おびただ)しい人々が故郷を奪われ、今も生命の危険に晒(さら)されています。食物の安全性への不安も広がっております。


仏法即世間」です。日本のみならず人類文明の未来にとって今現実に最大の問題の一つとなった原子力の危険について沈黙することは、仏法者としての信仰の根本に関わると思います。それは表面的な技術でない文明や生き方の問題のはずです。


 師匠は、はるか30年前、チェルノブイリ原発の事故に先立って既に「厳重な警告」を発しておりました。仏法の智慧と慈悲に根差したこの先見性と深い洞察をもつ師匠を心から誇りに思っています。今こそこれを大きく宣揚する時だと思います。


 日本が原爆の惨禍に続いて原発事故で今再び放射能の脅威に晒されていることを決して偶然とは思えません。民族の宿業 です。大聖人を迫害しぬいた日本、牧口先生獄死させた日本、池田先生を中傷し無視し続ける日本が滅ぶ法華誹謗の悪業だと言ったら「狂信的」でしょうか? 私にはそうとしか思えません。


 そんな日本に生まれたのが日蓮門下です。腹を据えてかかるべきです。仏法の目から見れば「業」は「即使命」。日本民族には自らの生命を危険に晒(さら)して原発も含む「核の脅威」を全世界に訴える 使命があります。惨憺たる被害、膨大な瓦礫の山、放射能汚染という泥沼から真に生命の尊厳に根差した新しい文明を生み出して世界に発信すること以外にその使命は考えられません。


 創価学会そのものが、池田先生が『闇は暁を求めて』や『二十一世紀への警鐘』などの著書で30年前に厳重に警告されたことを忘却の彼方に葬っているようにすら見えます。仏法の智慧と慈悲に根差した先見性と深い洞察をもつて「厳重な警告」を発した師匠を私は、心から誇りに思います。「狂信的」との誹りを恐れずに言えば、それは立正安国論での日蓮大聖人の予言的中に匹敵するとすら思いました。


 今こそこれを大きく宣揚する時だと思います。事実だけでも言及したらいいのにと思いますが、聖教新聞が師匠のこの警告に現れた「先見の明」について一行も書いていないことは、実に不思議です。団体としての学会中枢と公明党が奇妙に沈黙しています。原発をこれまで容認してきた党の沈黙が、学会そのものを呪縛しているようでます。


 核ロビーが原発推進を日本の「国体」にしてゆく過程で、先生が発した「厳しい警告」が邪魔になったのは明らかです。公明党思考停止に導き、その沈黙が学会そのものを呪縛していったことは容易に想像できます。


 師匠の「厳重な警告」が的中して既に深刻な事態になっている今、いやしくも「生命の尊厳」を党是の根本とする公明党は決して問題を避けて通れないはずです。本質を言えば、もともと妥協の世界の相対的価値に過ぎない政治が価値の絶対性を求める信仰から発する人間としての心の叫びを縛っ ているという現実について党が自覚する時です。ですから、今回の高速増殖炉「もんじゅ」への対応の変化が更なる根本的変化に繋がることを心から祈ります。


 さもなければ政治による信仰の利用と窒息です。このまま行くと「師匠の正義を宣揚する」ということを心から言える幹部はいなくなります。


 悔しいですが中傷サイトに「池田大作は原発推進派」書かれたのも、師匠の先見性を宣揚できなくなってしまった組織の裏返しの姿です。今まだ目立たない小さな中傷記述ですが、脱原発への風に煽られて放置すると今後無視できない重要さを帯びる可能性もあります。中傷ネットも国際的に繋がりますから、純粋に先生を求める海外のSGIメンバーたちをも悩ませることにもなります。


 しかし創価学会が正面から反論のために先生の「厳重な警告」を引用して師匠の先見の明を宣揚するには、革命的な勇気を要求します。これまで原発を容認し、学会を呪縛してきたた「党の沈黙」を根底から揺さぶるのみか、党に呪縛されきた「団体」としての学会の問題もあぶり出し、師匠の心という精神的価値と「タダの団体」としての面子のいずれを取るのかという選択がいやでも迫られます。私は、創価学会に恩があります。決して「タダの団体」になってほしくはありません。


 核ロビーは、国際原子力機関を通しても日本が原発推進をやめないよう必死で働きかけています。情報も制限されるでしょう。まだ放射能汚染の被害は目に見えませんが、今も放射能は漏れ続けています。低レベルの継続的被曝も健康上問題です。5年、10年、20年と時を経るに応じて明らかに健康上の重要問題として浮上します。今、事故現場で「手に負えない怪物」を実際に相手にしている最前線の「被曝労働者」の生死の実態も明るみになるはずです。余りに悲しいことなので想像するのも恐いですが、子供の白血病や甲状腺がんなどチェルノブイリと同じ状況が現出すれば、もう「風評被害」などと呑気に構える余裕のない恐ろしい状態になることが想像されます。その時は、魂の抜けた「団体」の面子は、完全に潰れているはずです。


【ペペロンチーノさん】

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