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斧節【onobusi】 このページをアンテナに追加 RSSフィード


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2012-05-29

頭ごなしに、「愛国心」について語ることば


 頭ごなしに、「愛国心」について語ることばにも注意しなければなりません。あれもまた、ひとりの人間のことばではないからです。複数の人間が関与していることばに気をつけることです。なぜなら、そのことばには、反駁することができないからです。というのも、それをしゃべっているのは誰なのか、よくわからないのですから。


【『13日間で「名文」を書けるようになる方法』高橋源一郎(朝日新聞出版、2009年)】


 創価学会用語の大半も「頭ごなし」に繰り出されることが多い。信心、広宣流布、師弟など。

13日間で「名文」を書けるようになる方法

2012-05-28

ストレス解消


 つまり、重要なことは、ストレスを解消するかどうかではなく、解消する方法を持っていると思っているかどうかです。


【『脳はなにかと言い訳する 人は幸せになるようにできていた!?』池谷裕二〈いけがや・ゆうじ〉(祥伝社、2006年/新潮文庫、2010年)】

脳はなにかと言い訳する―人は幸せになるようにできていた!? (新潮文庫)

2012-05-27

確証バイアス


 わたしがインタビューした被験者は、みなおなじ軌跡をたどっていた。いちどエイリアンに誘拐されたのではないかと疑いはじめると、もう後戻りはできない(信じかけた人が、そうでないと思い直すには、どんなことがターニングポイントになるのだろう。これは興味深い研究分野になりそうだ。誤った思い込みをつくりだすのを防いでいる心理的な認知要因を理解するのに役立つかもしれない)。思い込みの種がまかれ、アブダクションを疑いはじめると、アブダクティーは補強証拠を探す。そしていったん探しはじめると、必ずといっていいほど証拠が出てくる。確証バイアス──すでに信じていることに都合のいい証拠を探したり解釈したりして、都合の悪い証拠は黙殺したり解釈しなおしたりする傾向──は、だれもが持っているものである。科学者さえもだ。いちど前提(「わたしはエイリアンに誘拐されたと思う」)を受け入れてしまうと、それが事実ではないと納得するのは非常にむずかしい。打たれ強くなり、まわりの議論に左右されなくなる。


【『なぜ人はエイリアンに誘拐されたと思うのか』スーザン・A・クランシー:林雅代訳(ハヤカワ文庫、2006年)】

なぜ人はエイリアンに誘拐されたと思うのか (ハヤカワ文庫NF)

2012-05-26

読み始める


人間らしさとはなにか?―人間のユニークさを明かす科学の最前線 インド仏教の歴史 (講談社学術文庫) バガヴァッド・ギーター (岩波文庫) 数学嫌いな人のための数学―数学原論


魂の錬金術―エリック・ホッファー全アフォリズム集 ソウル・コレクター 突然の災禍 (ハヤカワ・ミステリ文庫) 神奈川歴史探訪ウォーキング―鉄道各駅から気軽に楽しめるルートガイド


見よ 月が後を追う 香月泰男〈私の〉シベリア、そして〈私の〉地球

2012-05-25

最短で7月22日投票 公明が狙う年内解散作戦


 自民党が賛成すれば法案成立で野田佳彦首相が続投。反対すれば首相は衆院解散・総選挙か、退陣に追い込まれる――。消費増税関連法案の審議がいよいよ始まり、永田町の関心は「自民党が賛成するか、否か」に絞られ、首相も自民党の協力取り付けにご執心だ。だが、実は国会の行方を左右するのは、埋没しているかにみえる公明党だ。


「終盤国会に向け、衆院解散に追い込んでいく」


 5月17日、公明党の山口那津男代表は党幹部の会合で声を張り上げた。前日の16日夜には、自民党の谷垣禎一総裁と会談。自公両党の党首で会談するのは久しぶりのこと。思惑の違いを指摘されていた両党が足並みをそろえ始めた。


 公明党と創価学会にとって、東京都議選と参院選が控える来年に衆院選も実施され「トリプル選挙」になるのは何としても避けたい。さらに、「前回、ゼロだった小選挙区での当選がウチの至上命題。そのうち関西の6選挙区は、橋下徹大阪市長との協力でメドがついた」(公明党幹部)ことも強硬姿勢の背景にある。


 創価学会の池田大作名誉会長が「関西ナンバーワン作戦」を推進してから半世紀、金城湯池だった関西を席巻するとみられる大阪維新の会との選挙協力がほぼ、みえてきた。創価学会は「7月22日」を最短の投票日に設定した選挙態勢を本格化させており、いつ選挙になっても準備は整っているからだ。


 ただ、仮に自民党と民主党が消費増税法案で合意すれば、公明党幹部は「賛成するのはやぶさかでない。その場合は事実上の大連立となり、長く続くのは世論が許さない。いずれにしても年内には選挙だ」と語る。硬軟両様、二正面作戦が現段階での公明党のスタンスだ。


 6月になれば、いよいよ公明党の出番だ。政局が緊迫して会期延長論などが出れば、必ず内閣不信任決議案の話も出てくる。友党の公明党が不信任に明確に動けば、同じく野党の自民党は反対には回りにくくなる。事情通は「不信任案は衆院で50人いれば提出できる。自民抜きでも成り立つ数字だ」と解説する。


 一方、総選挙を考えると、公明党も先走って、自民党との共闘は崩したくない。公明党が不信任に舵を切るか否か。野田政権の命運を見極めるには、ここを見ていれば間違えることはなさそうだ。


『週刊文春』2012年5月24日号

量子論は宗教的な運命論を否定


 量子論は、宗教的な運命論を否定します。

 量子の状態はすべて確率であるという点で、確率100%の現象はない、ということになります。この世のすべての現象は、可能性が高いか低いかの違いはあるものの、すべて確率によって決まるということです。


【『なぜ、脳は神を創ったのか?』苫米地英人〈とまべち・ひでと〉(フォレスト2345新書、2010年)】

なぜ、脳は神を創ったのか? (フォレスト2545新書)

2012-05-23

大人物は百年単位で登場する


 全体大きな人物といふものは、そんなに早く顕(あらわ)れるものではないヨ。通例は100年の後だ。今一層大きい人物になると、200年から300年の後だ。それも顕れるといつたところで、今のやうに自叙伝の力や、何かによつて顕れるのではない。200〜300年も経つと、ちやうどそのくらゐ大きい人物が、再び出るぢや。其奴(そやつ)が後先(あとさき)のことを考えてみて居るうちに、200〜300年も前に、ちやうど自分の意見と同じ意見を持つていた人を見いだすのぢや。そこで其奴が驚いて、成程(なるほど)えらい人間が居たな。200〜300年も前に、今、自分が抱いて居る意見と、同じ意見を抱いていたな、これは感心な人物だと、騒ぎ出すやうになつて、それで世に知れて来るのだヨ。知己を千載の下(もと)に持つといふのは、この事サ。

 今の人間はどうだ、そんな奴は、一人もおるまいがノ。今の事は今知れて、今の人に賞(ほ)められなくては、承知しないといふ尻(けつ)の孔(あな)の小さい奴ばかりだらう。大勲位とか、何爵とかいふ肩書きを聞き貰つて、俗物からわいわい騒ぎたてられるのをもつて、自分には日本一の英雄豪傑だと思つているではないか。


【『氷川清話』勝海舟/江藤淳、松浦玲編(講談社学術文庫、2000年)】

氷川清話 (講談社学術文庫)

2012-05-22

2012-05-21

紫宸殿御本尊


 読者から教えてもらったのだが、昨日紹介したマンダラ画像は紫宸殿御本尊とのこと。

2012-05-19

2012-05-18

信仰という名の盲目


 だが、新教の創始者たちもまた旧教に劣らず、この科学的な新説(天動説)に熱心に反対したということを、公平にいっておかねばならない。マルチン・ルターはいった。「地球は回転し天空と太陽と月は動かない、ということを明らかにしようとする成り上りの星占師に人々は耳を傾ける。だれでも聡明そうに見せかけるためには、何か新しい理論、もとより最上等の意見を工夫せねばならぬものだが、この馬鹿者は天文学全体を顛覆しようと企てるのだ。だが、聖書〔『ヨシュア記』第10章第12節〕によれば、ヨシュアは静止せよと太陽には命じたけれども地球に命じはしなかった」と。

 メランヒトンは穏健な人物だったが、コペルニクスを批判することにかけてはルターにおくれはとらなかった。


【『科学と宗教との闘争』ホワイト:森島恒雄訳(岩波新書、1939年)】

科学と宗教との闘争

2012-05-17

自分が繰り返している行動を疑え


 もっと言えば、何をするにつけても、自分が繰り返ししている行動に疑問を持つよう訓練すべきだ。携帯電話なら、最新型よりひとつ前の機種にして出費を抑え、浮いたお金をほかのことにまわしてはどうだろう。コーヒーなら、きょうはどのブレンドにしようかと考えるかわりに、そもそも高価なコーヒーを毎日飲む習慣をつづけていいのかと自問すべきだ。


【『予想どおりに不合理 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」』ダン・アリエリー:熊谷淳子訳(早川書房、2008年)】

予想どおりに不合理[増補版]

2012-05-16

「復活なし」が定着した創価学会・池田名誉会長


池田大作・名誉会長の肉声をもう聞けないことが確定した」。公明党・創価学会員の間で落胆の声が広がっている。決定的になったのは春の創価大学の卒業式に出席せず、メッセージを寄せただけだったことだ。


 池田氏が公の場から姿を消して間もなく2年。本部幹部会など創価学会の会議・行事にメッセージを寄せ、池田氏の「健在」ぶりを懸命にアピールしてきたが、不自然なものばかりで、これまでの発言の域を出ない「当たり障りのない内容」(同)。しかも、懲りずに高校生以下の会員組織「未来部」向けに創刊される新機関紙でも池田氏の連載がスタートするという。今さらながらゴーストライターの存在も取り沙汰される。


 一方、「池田氏の復活なし」との見方が定着するのに伴い、「ポスト池田」をにらんだ権力闘争を推察させる兆候も垣間見え始めた。ある月刊誌が3月、原田稔会長の後任に谷川佳樹・副会長の昇格が確定したと報じたが、池田氏が「健在」だったころには、幹部人事がマスコミで報じられるなどあり得なかった。


 創価学会中枢にパイプのあるベテラン会員は「原田会長で衆院選を戦えるか不安視する声が内部にあり、それに世代交代を求める動きが重なっている」と話す。谷川氏は現在、創価学会職員を束ねる事務総長。関係者によれば、谷川氏の後輩の実力副会長が「谷川会長」実現に動いているという。衆院選の準備に入っているこのタイミングで会長交代となれば、よほどのことだ。信濃町で深く進行する動きから目が離せない。


『エルネオス』2012年5月号

必要な情報はすべてベラルーシにある


 ベラルーシ政府が1995年に1-5キュリー/平方キロの地帯への補助金を審議もろくろくせずに絶ち切ったこと、祖国復興の名の下にその汚染地帯に人々を帰した経緯、WHOがIAEAによって口を封じられていること、などが短い映像の中に本当にぎっしり詰まっています(止めたり巻き戻したりしてよく見ないと情報が多いので大変です)。障がいをもった子どもたちの施設も訪ねて愛情をもって子どもたちを撮っています。


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2012-05-14

社会主義国の欺瞞


 自殺も自殺未遂も鬱病(うつびょう)も――人生を終わらせたいと口に出すことさえ――国家に対する誹謗(ひぼう)中傷と見なされる。より高度に発達した社会には自殺もまた存在しえないものなのだ。殺人同様。


【『グラーグ57』トム・ロブ・スミス:田口俊樹訳(新潮文庫、2009年)】

グラーグ57〈上〉 (新潮文庫) グラーグ57〈下〉 (新潮文庫)

2012-05-13

大木道惠の創価学会問題とその周辺


 以前からトップページにリンクを貼っていたのだが、ブログ名が変わった模様。大木氏だったとはね。

仏教者の戦争責任―日蓮正宗の歴史改ざんを問う

鎌倉時代の人身売買


 当時はこうした人質や人身の売買が頻繁に行われていたのである。この場合、六男は債務奴隷として下人となり百姓身分から転落することとなった。


【『戦国仏教 中世社会と日蓮宗』湯浅治久(中公新書、2009年)】

戦国仏教―中世社会と日蓮宗 (中公新書)

2012-05-12

人間が考える三種類の思想


 彼(カント)は、およそ人間がものごとを思想的に考えるいろんなかたちは、うんとつきつめると結局次の三つのことに大別されてしまうと言う(『純粋理性批判』)。


 1.自分について。

 2.世界(宇宙)について。

 3.神について。


【『現代思想の冒険』竹田青嗣〈たけだ・せいじ〉(毎日新聞社、1987年/ちくま学芸文庫、1992年)】

現代思想の冒険 (ちくま学芸文庫) 純粋理性批判 (上) (平凡社ライブラリー (527)) 純粋理性批判〈中〉 (平凡社ライブラリー) 純粋理性批判〈下〉 (平凡社ライブラリー)

2012-05-11

顕教とは


「顕経」というのは、「顕(あきら)かな教え」という意味ではなく、「初心者向きの、表層的で、薄っぺらな教え」という意味だ。


【『マンダラとは何か』正木晃(NHKブックス、2007年)】

マンダラとは何か (NHKブックス 1090)

2012-05-10

書くことでパニック障害を克服した作家


 アルヴテーゲンの説明によれば、この作品のあらすじはまったく決まってなかったという。書きながらできていった。あとで振り返って、この時期彼女はつねにパニック発作に襲われる恐怖におののいていたので、この作品を書くことで自分のおそれを分析し、吟味(ぎんみ)し、理解する作業をしていたのだと思うと言っている。作品の中で悪を作り出し、それを自分がコントロールするという自己療法をおこなっていたのだ。(訳者あとがき)


【『罪』カーリン・アルヴテーゲン:柳沢由美子〈やなぎさわ・ゆみこ〉訳(小学館文庫、2005年)】

罪 (小学館文庫)

2012-05-09

「論の是非」より、論を発する「所」で評価


 大臣は次官より偉く、次官は局長より偉い。東大・京大は早稲田・慶応よりうえである。論者も所属肩書で評価される。何となく、朝日新聞の論調がほかの新聞より信頼できそうだ(実はそうでなくなっているが)。すべて「論の是非」より、論を発する「所」で評価した。


【『日本人のための戦略的思考入門 日米同盟を超えて』孫崎享〈まごさき・うける〉(詳伝社新書、2010年)】

日本人のための戦略的思考入門――日米同盟を超えて(祥伝社新書210)

2012-05-08

他人の知識


 もし諸君が誰かに「どうして君はそれを知っているか」とたずねるならば、その人は「立派な権威にもとづいて知っている」とか「書物で読んだ」とか「それは常識だ」、あるいは「学校で習った」というであろう。こうした答えはいずれも他人の言葉をたしかめもせず、問題を自身で十分に考えてもみずに他人の知識を信頼して情報を受け取ったということを意味している。多くの人々の知識や信仰はこの種のものであって、親とか先生とか知人とか、書物とか新聞などから、たしかめもせずに取り入れたものである。


【『思想の自由の歴史』J・B・ビュァリ:森島恒雄訳(岩波新書、1951年)】

思想の自由の歴史

2012-05-07

北林芳典

 色々と思うところはあるのだが人物評価は控えよう。会ったこともないので。

他人に害を加えることは、他人から何かを受けとろうとすることだ


 他人に害を加えることは、他人から何かを受けとろうとすることだ。何をか。害を加えたときに、何を得たのか(それは、あとでお返しをしなければならないものではないのか)。自分が大きくなったのだ。自分が広くなったのだ。他人の中に真空をつくり出すことによって、自分の中の真空を満たしたのだ。


【『重力と恩寵 シモーヌ・ヴェイユ『カイエ』抄』シモーヌ・ヴェイユ田辺保訳(講談社、1974年/ちくま学芸文庫、1995年)】

重力と恩寵―シモーヌ・ヴェイユ『カイエ』抄 (ちくま学芸文庫)

2012-05-06

女性信者


 一般的には、スピリチュアリティであれ、宗教であれ、裾野の愛好家や信者は女性が多い。


【『霊と金 スピリチュアル・ビジネスの構造』櫻井義秀〈さくらい・よしひで〉(新潮選書、2009年)】

霊と金―スピリチュアル・ビジネスの構造 (新潮新書)

2012-05-05

旃陀羅とは


「旃陀羅」とは悪殺とか厳熾と釈せられ、古代インドにおける四姓より下の屠殺者の種族という意味と、法華経等に説く猪(豚)・羊・鶏・狗を養い、獣を狩り魚を捕る等の不律儀の殺生をもって生業とする者という意味がある。聖人は生家が漁夫の家であったら、その家業を表す言葉としてこの語を使ったのであろう。

 ここで留意せねばならぬことは、聖人が旃陀羅と、ことに身を下して自称するときには、必ず諸経中の最高、最尊の法華経を持(たも)つ法悦を、はかない凡夫の穢身に対比しているときである。


【『日蓮とその弟子』宮崎英修〈みやざき・えいしゅう〉(毎日新聞社、1971年/平楽寺書店、1997年)】

日蓮とその弟子

2012-05-04

アメリカ企業がヒトラーをバックアップした


 アドルフ・ヒトラーが政権の座に就いてからすでに3年半という歳月が過ぎた1936年10月19日、当時中独アメリカ大使を務めていたウィリアム・ドットからルーズベルト大統領に宛てて、一通の書簡が送られている。

「現在100社を超えるアメリカ企業がここに子会社を構え、ドイツと友好的な関係を築いています。デュポン社はドイツに3社の提携企業がありますが、この3社はいずれもドイツの兵器ビジネスに携わっています。その筆頭はIG(イーゲー)ファルベン社で、このドイツ政府の一端を担う企業は、年間20万マルクもの資金を、アメリカの世論を操作するためのプロパガンダ会社に注ぎ込んでいます……。スタンダード石油(ニューヨーク)は1933年12月に200万ドルをドイツに送金し、ドイツが戦争のために必要とするガス生産のために年間50万ドルの支援をしています……。インターナショナル・ハーベスター社の社長は私に彼らの売上が年間に33パーセントも上昇している、と、語りましたが、私はそれが兵器生産によるものだと信じております……。ゼネラル・モーターズ社とフォード社はドイツ子会社を通じて莫大な事業を展開しています……。私がこれらの事実について触れているのは、これらのアメリカ企業が事を複雑にし、戦争の危険を増大させていると考えるからであります」

 実際ドット対しのこの懸念は数年後に現実のものとなり、世界は大戦争の波に飲み込まれた。この第二次世界大戦の関しては、これまで膨大な量の論文や本が出版され、ドキュメンタリーや映画が製作されてきた。が、ドット大使(※駐独アメリカ大使)がこの書簡で伝えたエッセンス、「アメリカ企業が戦争の危険を増大させている」という指摘は、十分に検証されることなく今日にいたっている。この戦争の責任はもっぱらヒトラーやナチス指導部にのみ帰せられ、「ドイツの兵器ビジネスに携わり」、「戦争の危険を増大」させたアメリカ企業の実態について、包括的な研究がなされることはなかった。


【『アメリカはなぜヒトラーを必要としたのか』菅原出〈すがわら・いずる〉(草思社、2002年)】


 実際に絵を描いたのは米英のユダヤ資本である。

アメリカはなぜヒトラーを必要としたのか

2012-05-03

拷問に耐えぬくことはできない


 横浜事件は「司法の諸悪を凝集した事件」だといわれているが、私にとっては拷問でウソの自白をあえてしたという恥ずべき記憶とむすびついている。拷問の恐怖と苦痛に耐えかねて、私はウソの自白をしてしまった。これは人間として恥ずかしいことだ。ことにやりきれないのは、拷問に屈服した自分への不信感が今もぬぐいきれないことである。人間としての弱さや脆さはもちろんのこと、官憲に迎合した自分の卑しさがやりきれないのである。

 しかしあえて弁明すれば、人間という生きものは、拷問に耐えぬけるほど肉体的にも精神的にも強靭な存在ではないのではないのか。非凡な人物か、思想によって武装された鉄の意志の人間でないかぎり、長期にわたる拷問に耐えぬくことはできないと私は信じている。そして正直にいうと、ふたたび同じような拷問をうけたとき、こんどは耐えぬけるという確信を私はもっていない。(「体験的裁判論」青地晨〈あおち・しん〉)


【『日本の名随筆 別巻91 裁判』佐木隆三〈さき・りゅうぞう〉編(作品社、1998年)】

裁判 (日本の名随筆)

2012-05-02

昭和の庶民史を語る会

 twitterの投稿のようだがアカウントが判明せず。知っている人がいたら教えて。「@kuro5982」とは別のようだが。


【解決済み】Kissy氏に感謝申し上げる。

公明党:山口代表 首相公選制に否定的な考え表明


 公明党の山口那津男代表は2日、横浜市で街頭演説し、「大阪維新の会」などが検討する1院制について「内閣に権力が集中し、国会が政府の在り方をチェックする役割や議院内閣制がないがしろになる」と述べ、反対する方針を示した。

 山口氏は首相公選制について「人気投票みたいなことになり心配だ」と否定的な考えを表明。自民党が新憲法改正草案で盛り込んだ集団的自衛権の行使容認に関しても「海外での武力行使は簡単に認めてはならない」と慎重姿勢を強調した。


毎日jp 2012-05-02


 驚いた。ま、殆どの学会員は平和提言を読んでいないから、ピンと来ないことだろう(笑)。


 1999年 SGI創価学会インタナショナル)の日(1月25日)付の『聖教新聞』で首相公選制を提言。(Wikipedia


 山口代表の発言は、創価学会が首相公選制を取り下げたものと判断してよかろう。首相公選制については矢野氏が説得力のある批判をしている。日本の国家元首=天皇陛下にかかわる問題であるため、極めて困難なテーマと考えられる。


乱脈経理 創価学会VS.国税庁の暗闘ドキュメント

祈りのメカニズムは機械的な結果をもたらす


シュアレス●あらゆる宗教は、神、宇宙など――その呼び名が何であれ――あるより高い実在物と交感するための祈りやなんらかの黙想(瞑想)の方法について話します。あなたの宗教的活動はいかなるものですか? あなたは祈りますか?


クリシュナムルティ●神聖な決まり文句の反唱は、精神の動揺を静め、それを眠り込ませるのです。祈りは、われわれに自分自身の心理的獄舎を押し破り、破壊させる必要を感じさせずに、われわれをそのなかに閉じ込め続けさせることのできる、鎮痛剤のようなものです。祈りのメカニズムは、他のすべてのメカニズム同様、機械的な結果をもたらすのです。自己自身についての無知を突き破ることのできるような祈りなどないのです。無限なるものに差し向けられたあらゆる祈りは、有限なるものが無限なるものを知り、そしてそれといかに接するかということを前提にしています。それは無限なるものについてのあらゆる観念、概念および信念を持っており、そして精神的な獄舎に閉じ込められた説明体系のなかに包み入れられているのです。祈りは束縛するものでこそあれ、解決するものではないのです。そして自由こそは、真の宗教のまさに核心なのです。宗教的組織・団体は、自由を与えると主張しながら、実は逆に、このなくてはならない自由を与えないようにしているのです。自己認識は祈りではありません。そして自己認識こそが、瞑想へのドアなのです。自由は、一組の心理学的な理論に基いたものでもないし、あるいは恩寵を期待して身を委ねた状態でもないのです。それは、宗教や社会によって押し付けられた諸々の制約を打破するのです。それは、特定のものについてではなく、全的に注意を傾けた状態なのです。


【『私は何も信じない クリシュナムルティ対談集』J・クリシュナムルティ:大野純一訳(コスモス・ライブラリー、2000年)】


私は何も信じない―クリシュナムルティ対談集

2012-05-01

常に垂れ流される「健康番組」


 まるで健康でないことが道徳的な罪であるかのような脅迫が、そこにはある。

 ひとは健康や病気についての情報を知れば知るほど不安も増すという。皮肉な現象がここにはある。


【『悲鳴をあげる身体』鷲田清一〈わしだ・きよかず〉(PHP新書、1998年)】

悲鳴をあげる身体 (PHP新書)