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2012-07-06

監獄の壁、環境の制約


 あらゆる人は邪魔をされ、彼自身の分離状態を意識して、環境の中で、環境を通じて行動し、それに戦いを挑み、情況を調節し、部分的に修正し、変えるために途方もない努力をするのです。それがあなた方全員がしていることなのではないでしょうか? あなた方は愛の邪魔をされ、職業、行動を邪魔されます。そして自分に負わされた制限に対する苦闘の中で、意識が鋭くなり、あなた方は情況、環境を部分的に修正し、変えようとし始めるのです。すると、どうなるでしょう? あなた方は単に抵抗の壁を強固にするだけです。なぜなら、部分的修正や変更は理解の欠如の結果だからです。あなた方が理解する時、部分的に修正したり、変えたり、改革したりすることをやめるのです。

 で、部分的に修正、調節、変更することに、制限の壁を突破すべく努めることに、あなた方が活動(activity)と呼んでいるものがあるのです。たいていの人にとって、行動とは環境の部分的修正に他ならず、そしてこの行動は監獄の壁、あるいは環境の制約の増大に帰着します。もしあなた方が、何かを理解せずに、闇雲にそれを部分的に修正しようと努めれば、あなた方の行動はすでにある障壁をかえって強めるだけでなく、別の新たな障壁を築き上げてしまうのです。そしてこれらの障壁のことを人は環境と呼び、その内側での営みを活動と呼ぶのです。

(カリフォルニアのオーク・グローブでのトーク、1934年


【『片隅からの自由 クリシュナムルティに学ぶ』大野純一著編訳(コスモス・ライブラリー、2004年)】


片隅からの自由―クリシュナムルティに学ぶ

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