読書

丹生都比売

丹生都比売

 
丹生都比売 梨木香歩 ***

>>>持統天皇の治世を舞台に、丹生都比売という姫神と、水と、銀とに彩られた、草壁皇子の少年の日々を描く。 >>>amazonより

この時代の物語はたくさんあるし、子どものころから好んで読んできた。でも草壁皇子が主人公の話は他にはないだろう。体が弱く、静かでやさしい草壁。
梨木さんの選んだ言葉が美しい。草壁皇子の母である持統天皇の描かれようも、なかなか他では見ないような印象的なものだった。そういう学説もあるらしいのだが。

夏休みの読書感文を、こどもは、同じ作者の「西の魔女が死んだ」で書いた。(というか、書かせた。)作文はわたしの得意分野なので、ついつい口を出してしまう。。出しすぎで喉が嗄れた。。でも、こどもに、梨木さんの本のよさをわかってほしいのよ。親のエゴを押しつけても、離れていってしまうだけかもしれないんだけど。。(今年はまだ大丈夫でした。むしろ期待されていたみたい。。アマエルナヨ。)