Thee Rang 跡地

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デジタル一眼生活とKODAK V570

 とから写真を撮るのは好きだったのだが、デジタル一眼が安価になってきた頃からEOS KISS X2(EOS 450D)を使っている。X4が出るかなーという頃に買ったものなので、望遠レンズ込みの中古のものを4〜5万程で買ったのだが、今のところは満足して使っている。
 僕の様な一般ユーザーとしては、デジタル一眼の魅力は、なんといっても高性能なレンズ、そして交換可能であるという事に限る。いままでコンデジで撮影した旅先の風景や人物撮影では、のっぺりとした画像になったり一部白飛び一部黒塗りというようなものになってしまっていたのだが、素早く、そして細かく露出調整とWB調整が可能なデジタル一眼ではそのような事はなくなった。
 なお、僕が使用しているコンデジKODAKV570一度Blogでも取り上げたことがあるが、23mmという超広角の撮影が可能な二眼レンズで、見た目的にも機能的にもかなりとんがったモデルである。グリップやHOLD感など全く無視の黒い四角形のフォルムも、僕が気に入った理由のひとつだ。(ThinkpadといいMOLESKINEといい、黒くて四角いものはかっこいい。iPhoneも結局黒くて四角くなった。)
 以前のエントリで、それまで使っていたFUJIFILMFinePix F601を引き合いにだし、以下の様なことを書いていたようだ。

思えば僕が旅に出るとき、このカメラはいつも僕についてきてくれた。海にも山にも都市にも大活躍してくれて、バイクの振動やビーチの砂、潮風や海水や極寒のN.Yにも負けずにたくさんの思い出を記録してくれた。うーん感謝。今回買ったV570は、こんなにも活躍してはくれないだろーなー。ちなみに撮影可能データ容量は64MBから2GBへと30倍を優に超えてしまいました。よーしとりまくろーっと。よく考えるとデジタルデータで写真保存しまくりってすごいなー。親とかばーちゃんの世代からそういう仕組みがあればさぞかしおもしろいデータが残ってるんだろうが・・・・残念。仕方ないので僕が撮った写真を50年後に孫にでも見せびらかすとしよう。

 ところがどっこい、これをかいた2006年6月から優に4年以上が経過しているが、このV570は今でも元気に動きつづけている。途中、日本では未発売のBluetooth対応モデルでV570の後継機種のV610を買ったりもしたのだが、結局BlueToothは転送速度に不満がある上に電池を激しく消耗するので、使わなくなってしまった。V610ご自慢のズーム機能(超広角レンズの代わりに超ズームレンズを採用している)はデジタル一眼のズームにはとてもじゃないが叶わないので、めっきり使わなくなってしまった。V570は、そのコンパクトさと広角能力は一眼では代えがたいので、ちょっとカメラ持って行きたいというような時にいまでもガンガン使用している。

 下はズームレンズ搭載のV610。上側のでっかいレンズが光学10倍。電源を入れてもレンズがせりださないコンパクトな構造でこの性能は、ただものではない。Engadget Japaneseでも取り上げられていた。「Kodakのカメラ用Bluetoothモジュール」「コダックEasyShare V610:光学10倍ズーム・Bluetooth二眼デジカメ

 さらにこちらは4年と半年に渡り大活躍中のV570。二眼デザインが独創的で、美しい。


 なお、EOS KISS X2もデジタル一眼とはいえ割合コンパクトなので、持ち歩きは用意である。僕は単焦点レンズを愛用しているが、これだとさらにコンパクトになり取り回しがきく。この単焦点レンズは通称「撒き餌レンズ」と呼ばれているもので、amazonで8500円程度で購入したレンズだ。安物だが、標準キットレンズに比べ以下のメリットはあまりに大きく、楽しい。

・明るい(F値1.8。電気のついてない夕方の室内など、暗いところでもしっかり撮影できる)
・ボケる(しっかり絞れるので、人物撮影などで背景を消したい時に有効。)
・描写がきれい(ズームレンズに比べて、くっきりはっきりうつる。)

 ←の写真は2010年春撮影のものだが、このように短い距離だと余計ボケ味と発色を堪能できる。また、単焦点なので構図が作り易い。ズームレンズだと構図をきめて写真をとろうとおもっても、ついレンズを回して引いたり寄ったりしてしまうが、単焦点レンズは距離調整ができないので、構えた所で構えた通りん構図で撮影するしかない。ただ記録するという目的でなく、少し構図に凝って印象深い写真にしたい時は絶対単焦点の方が簡単。


 一万円もかけずにこのようなレンズが買えるのは素晴らしい。このレンズをきっかけに単焦点にのめりこむ輩が続出し、通称「撒き餌レンズ」と呼ばれるのも納得だ。僕もご多分にもれず、28mm F1.8 USMが欲しくなっている…。(以下は左から50mm F1.8と28mm F1.8。ユーザー評価はおしなべて良い。)