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2012-07-06

東京エレクトロン デバイス、1700V/1200AクラスIGBTの制御が可能な風力・太陽光発電向けIGBTゲートドライバを販売開始

 東京エレクトロン デバイス株式会社(以下TED) は、1700V/1200AクラスIGBTの制御を1枚基板で実現するIGBTゲートドライバ「TD-BD-IGGD05K」を開発し、2012年7月より販売を開始すると発表した。

 近年の省エネルギー化への流れの中で、低消費電力化や再生可能エネルギーシステムに有効なパワー半導体IGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)に対する注目度が高まっているが、IGBTを新規採用するうえで、「高電圧対応」、「大電流対応」、「アナログ制御」に伴う技術対応のハードルの高さがネックとなっている。

 今回、TEDのinreviumブランドとして提供する「TD-BD-IGGD05K」は絶縁耐圧が5000Vで、1700V/1200AクラスのIGBTを2回路駆動することが可能な、汎用IGBTゲートドライバ。

 IGBTゲートドライブ部分をボード1枚で実現し、ユーザー側でのインタフェース部分の設計も不要。さらに、ユーザーのシステムに応じたカスタム対応も可能となっている。同ボートを使用することでIGBTの制御が容易に実現可能で、ユーザーは機器の主要機能の設計に集中することができる。

 製品ラインアップは、ドライブするIGBTに応じて、通常版(TD-BD-IGGD05K10)とエミッタコモン対応版(TD-BD-IGGD05K11)2種類を提供する。また、絶縁耐圧が12000Vのゲートドライバも用意されている。

 販売分野としては、高耐圧で大電流の負荷制御を行う風力発電太陽光発電システムのインバータやパワーコンディショナーが想定されている。

 なお、サンプル価格は10,000円(税抜)となっている。

 TD-BD-IGGD05K主な仕様は以下の通り。

 

 ・ドライブ回路数 2回路

 

 ・入出力電源電圧

   - 入力 15〜24Vを自動選択

   - 出力 +17V/-8.5V(10A)

 ・保護回路

   - 短絡保護(DESAT TYP 7V, 調整可能)

   - ソフトターンオフ

   - フォルトリセット自動復帰

 ・UVLO(電圧低下時ロックアウト機能)

 ・アクティブクランプ(誤点弧)対策

 ・電解コンデンサ不使用

 ・ボードサイズ 98.5mm x 124.0mm

大林組、大手建設会社としては初の太陽光発電事業参入

 株式会社大林組は、京都府久世郡久御山町の賃貸用物流倉庫屋根上(約1万3,000m2)に敷設したメガソーラー級の発電施設において、2012年7月1日に発電事業を開始したと発表した。

 同事業は、2012年7月から施行されている、再生可能エネルギー特別措置法の固定価格買取制度を適用した、発電事業の第一号の実施事例。同事業施設の運転監視は、大規模太陽光発電施設用に新たに開発した遠隔監視システムにより、インターネットを介して遠隔地の監視センターで行われる。ソーラーパネルのユニットごと(パネル15枚ごと)の発電状況や、発電設備全体の監視・計測を遠隔で行うことで無人管理を実現している。

 今回稼働した太陽光発電設備の設備容量は982kWで、パナソニック製の多結晶シリコン太陽電池を4,320枚使用している。同発電施設の年間の発電電力量は、一般家庭約260戸分の使用電力に相当し、固定価格買取制度による売上高は、年間約4,000万円を見込んでいる。

 久御山太陽光発電事業は、大林組が施工者としてだけでなく発電事業者として取り組む最初の事業であり、大手建設会社としても初の事業化となる。

 このほかにも、現在、栃木県真岡市などで、太陽光発電事業が進捗中で、今後も、施工者としてのみならず積極的に事業者として発電事業に取り組み、事業を通して蓄積したノウハウを、顧客への次世代エネルギーに関するソリューションに展開し提供していくとのこと。