家庭と仕事

『御旨の道』に以下のような御言葉があります。

人間には情的分野(愛―家庭)と使命分野(仕事)とがある。この二つがないときには、彼は存在世界で死んだ人である。(『御旨の道』Ⅰみ旨について・一 み旨)

この御言葉の内容は、統一教会の信仰を持つ者だけに該当するわけものではありませんね。
万民に通じる内容です。
人生における結婚と進路の問題が問題だ、と言えば、一般的にも分かりやすい話になるかもしれません。
祝福の子女においてもこれは大変重要なテーマです。
祝福結婚によって理想家庭の完成の道を行くこと、そして、仕事(天職、使命観、ミッション)を得て生きていくこと、これは現実の人生の二大テーマです。
結婚と進路の問題は極めて現実のものとして、待ったなしで問われる青年期の最重要課題です。
存在世界で生きた者となるためには、結婚を誤ってはならないし、進路を誤ってはならないということなのです。
しかし、これらの問題を人のせいにしたり、環境のせいにしてはいけないと思います。
二十歳前後までには、少し延長しても三十歳までには、内外の主体性を確立することが肝要です。
ゆえに、子女教育も、この結婚と進路に対する主体性を育むための教育とならなければならないでしょう。
家庭と仕事の両立は、一般社会でも問われている問題です。
少子高齢化が加速する社会状況の中でも、そこから派生するさまざまな問題を解決していくために、結婚(家庭)と仕事(社会、経済)の問題をどのように解決していくかが緊急課題となっています。
御言葉を実体として成就するということは、そのまま一般社会における問題解決、救済につながるものなのです。
そのような御言葉の実体化による実績を多く現す私たちになっていかなければならないと思います。



全米50州を巡回講演される文鮮明先生