四位基台と三代圏

原理的な見解から見れば、個人が復帰されて安息するためには、家庭が三代以上を経なければなりません。三代以上を経るためには、子女を生んで四位基台を復帰しなければなりません。この四位基台は、息子、娘を生んだからといって成されるのではありません。その息子、娘が、父母の代身となる位置に立たなければならないのです。(文鮮明先生の御言葉 1970年2月25日)

家庭を見れば三代です。神様を中心として、アダムとその子女までで結局、三代です。なぜ四位基台を必要とするのですか。これができればみ旨が成し遂げられるからです。しかし、四位基台が完成しなければ、縦横が一致する世界は成し遂げられません。四位基台というのは三代が一致することを意味するのです。(文鮮明先生の御言葉 1970年1月4日)

核家族化の進んだ現代社会においては、「三代」を強調することに違和感や反発を感じるかもしれません。
ましてや昨今は、核家族どころか、「家族より個人」という主張が正論としてまかり通っています。
晩婚化は非婚化となり、家族制度や家庭という文化を否定する勢力の声がかまびすしい時代になってしまいました。
「四位基台」という原理用語は大変重要な言葉です。
原理を読み解く最重要のキーワードであると言っていいでしょう。
「三代(三代圏)」というのは、この四位基台と同じ意味を持っています。
四位基台を造成するということは三代圏を造成とすることは同義です。
「この四位基台は、息子、娘を生んだからといって成されるのではありません。その息子、娘が、父母の代身となる位置に立たなければならないのです」とあるように、各位が「父母」の基準に至らなければなりません。
四大心情圏の観点で言えば、<子女の愛→兄弟姉妹の愛→夫婦の愛→父母の愛>ですから、各位が父母の愛、すなわち父母の心情圏に至って初めて四位基台の完成です。
そしてこれが天国の基本単位となるというわけです。
三代圏家庭を完成することが原理の核心であり、天国の始発点です。
ゆえに、統一運動は家庭再建、真の家庭復帰の運動から始めなければならないのです。



常に家庭の重要性を説かれる文鮮明先生