地上にある家庭とは何か?

地上にある家庭とは何でしょうか。天国に連れていく民を再創造する工場です。ですから、私たちは、その工場の主人の役割を果たしたのちに霊界に行くのです。そして、正しい道さえしっかりつかんでおけば、息子、娘を教育する必要がありません。自然にそのようになるというのです。自分の神様をすべてもっています。教育は必要ありません。堕落したのでこのようになったのです。堕落して根本が分からなくなったのです。(文鮮明先生の御言葉 1994年2月13日)

文鮮明先生の御言葉の大前提は、神様と霊界の存在です。
この認識がなければ、あるいはその前提を認められなければ、文鮮明先生の思想を理解することは難しいかもしれません。
また、神様と霊界の存在に対する観念は、愛を理解するうえで絶対不可欠の内容です。
神様が分からなければ、霊界の存在意義が分からなければ、愛が何かも分からないでしょう。
さて、地上における家庭の意義、存在理由に関する内容ですね。
天国の民をつくるところが家庭である。
明快な家庭の定義はなされています。
天国の民とは、神様の真の愛を相続し、完成した者です。
地上の家庭の目的は愛の完成者、愛の勝利者をつくることですね。
「正しい道」「自分の神様」とは、良心のことを指しているのでしょうか。
良心に従えば、他の教育は不要である、ということです。
それほどまでに、人間は主体的な存在として神様から創造されました。
本当にすごいことだと思います。
しかし、その主体的な存在である人間もまた、創造主であり、親なる神様の前に絶対対象として立てなければ、その主体性も危ういものになってしまうのです。
神様の前に絶対対象に立てなかったのが堕落でした。
それで、堕落人間は、絶対主体、根本が分からなくなってしまっているのです。
「息子、娘を教育する必要がありません」
これまた、すごい内容です。
そのような基準をもった親になりたいものです。



文鮮明先生の思想を学べば学ぶほど、このかたの偉大さが身に沁みます