今しがた

娘と私 (ちくま文庫)

娘と私 (ちくま文庫)

今しがた構成案を送る。
パワポ、めんどくさいが、考えながら、
テキストや画像を
切った貼ったできるからいいのだろう。
ただ社内の打ち合わせだったら、禁止というのは、わかる。
その時間でもっと案出せ!ってことになる。

今週の電車本は『娘と私』獅子文六著。
ちくま文庫版で3冊目。
今年は、獅子文六と出会えてほんとによかった。
図書館だと獅子文六全集が、きっと借り手なしで眠っていると思うから、
そのうち読んでみることにしよう。
『娘と私』は、ほぼ私小説なんだけど、そうじゃない。
知的、お洒落なユーモア。
中途だけど、一部ネタばれ。
フランス留学時代にフォーリンラブした作者とフランス人の奥方。
妊娠して日本で女児を産むが、異国ゆえ体調を崩し、帰仏。
やがて亡くなる。作者と娘は、お手伝いさんがいるが、
クレイマー、クレイマー』状態。
ぼくも一時期、妻が入院して似た状況になったが、
やはり感じたのは、男親の無能・非力ぶりだった。
やがて見合いで後妻をもらう。
後妻から青酸化合物をもられて作者は死ぬ。
あ、これは、ウソ。
芸術じゃなくて生活のために、小説を書きだした作者。
バランスシートも忌憚なく書かれている。
こういう路線で書くというのもありかな。

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