- 作者: 獅子文六
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2014/11/10
- メディア: 文庫
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今しがた構成案を送る。
パワポ、めんどくさいが、考えながら、
テキストや画像を
切った貼ったできるからいいのだろう。
ただ社内の打ち合わせだったら、禁止というのは、わかる。
その時間でもっと案出せ!ってことになる。
今週の電車本は『娘と私』獅子文六著。
ちくま文庫版で3冊目。
今年は、獅子文六と出会えてほんとによかった。
図書館だと獅子文六全集が、きっと借り手なしで眠っていると思うから、
そのうち読んでみることにしよう。
『娘と私』は、ほぼ私小説なんだけど、そうじゃない。
知的、お洒落なユーモア。
中途だけど、一部ネタばれ。
フランス留学時代にフォーリンラブした作者とフランス人の奥方。
妊娠して日本で女児を産むが、異国ゆえ体調を崩し、帰仏。
やがて亡くなる。作者と娘は、お手伝いさんがいるが、
『クレイマー、クレイマー』状態。
ぼくも一時期、妻が入院して似た状況になったが、
やはり感じたのは、男親の無能・非力ぶりだった。
やがて見合いで後妻をもらう。
後妻から青酸化合物をもられて作者は死ぬ。
あ、これは、ウソ。
芸術じゃなくて生活のために、小説を書きだした作者。
バランスシートも忌憚なく書かれている。
こういう路線で書くというのもありかな。