21グラム
- 出版社/メーカー: 東北新社
- 発売日: 2004/11/05
- メディア: DVD
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バベルの監督さん。バベルが個人的に大ヒットだったので、「分かりにくい」と評判だったこの映画も見る決心をした。結果、いい映画でした。大ヒットとは言わないまでも、スマッシュヒットかなと。ただ、最初の30分ぐらいは、すごく分かりにくい。理由は、時間軸をバラバラにしたカット。これだけ聞くと、「最近よくあるやん」と思うかもしれないけど、3人分の時間軸をかなり短めのカットに分割してシャッフルしているので、本当に分かりにくい。一瞬でも気を抜くと、あっという間に話が分からなくなる。最後には、全てのカットが頭の中で繋がってしまうので問題はないのだけど、少しやり過ぎの感じがする。DVDゆえに「後で見直せばいいか」という安心感が歩けど、劇場で見たことを想像すると、途中で投げ出しかねない。
テーマは、相変わらず重いテーマ。バベルはディスコミュニケーションがテーマになっていたけど、今回は命。命を奪われた人、命を奪った人、命を貰った人、この3人がそれぞれ苦悩していく様子を描いています。重い、重すぎる。結末は結構ショッキングな終わり方。観た人は否応なくその結末について考えさせられると思う。
主演は、ショーン・ペン、ベニチオ・デル・トロ、ナオミ・ワッツ。特にベニチオ・デル・トロがスゴイ。