情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter


漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
印象、あるいは連想、もしくは感想を書いてるBlog。

07-01-08 22:45

[][]少年誌発行部数1位だった頃のチャンピオンはこんな感じ その1 基礎データと記事ページ 少年誌発行部数1位だった頃のチャンピオンはこんな感じ その1 基礎データと記事ページを含むブックマーク 少年誌発行部数1位だった頃のチャンピオンはこんな感じ その1 基礎データと記事ページのブックマークコメント


 かつて、週刊少年チャンピオンが他誌を圧倒し発行部数1位だった時代が存在しました。

 今をさかのぼる事約30年、マガジンよりもサンデーよりもジャンプよりもチャンピオンが売れていた、そんな頃があったんです。

 




 ということで、今回取り上げるのは、週刊少年チャンピオン1978年38号。

 所謂「少年チャンピオン黄金期」の頃です。発行部数は公称200万部超でした。

 画像は別ウィンドウで拡大表示(フォト蔵を使用)。開いた先で「元画像」をクリックするとさらに大きい画像が開くものもあります。


表紙と目次


 週刊少年チャンピオン1978年38号 表紙 週刊少年チャンピオン1978年38号 目次


 目次より

 今週の表紙→ ドカベンと人気まんが (製版/小倉修三)


奥付より

 週刊少年チャンピオン1978年第38号 9月11日号*1

  • 昭和五十三年九月十一日発行(毎週月曜日発行)*2
  • 第十巻 第四十号(通巻四五七号)
  • 昭和四十四年十月十六日第三種郵便物認可
  • 昭和五十三年二月十七日国鉄首都特別承認雑誌第三七九四号
  • 編集人 壁村耐三
  • 発行人 秋田貞夫
  • 雑誌 9692-9/11
  • 特価 一七〇円

ページ数など


連載作品:15作品


総ページ数:364ページ*3

  • 漫画作品ページ数:319ページ
  • 記事ページ:13.5ページ*4 *5
  • 広告:18ページ(内訳は、4色カラー6ページ、2色カラー1ページ、モノクロ11ページ)
  • 自社広告:13.5ページ*6

 ページ単価は0.467円。0.5円より少し安め。



この週の漫画*7


  1. ドカベン 水島新司
  2. らんぽう 内崎まさとし
  3. 750ライダー 石井いさみ
  4. マカロニほうれん荘 鴨川つばめ 
  5. ブラック・ジャック 手塚治虫 
  6. がきデカ 山上たつひこ
  7. レース鳩0777アラシ 飯森広一
  8. 東京レスキュー 牛次郎×筒井昌章
  9. 花のよたろう ジョージ秋山
  10. ゆうひが丘の総理大臣 望月あきら
  11. 月とスッポン 柳沢きみお
  12. ロン先生の虫眼鏡 光瀬龍×加藤唯史
  13. しまっていこうぜ! 吉森みき男
  14. エコエコアザラク 古賀新一
  15. スーパー巨人 滝沢解×森村たつお

 ものすごい連載陣であることがお分かりいただけるでしょうか。

 これだけ昔だと、現役で活躍してる漫画家は流石に少ないですか。(5人?)

 また、この時期の連載作品はほとんどが長期連載となっていました。(↓参照。この中で単行本が10巻以上出ていないのは3作のみ)



 しかし、ここから半年〜1年後までに、ブラック・ジャックが不定期掲載になり、鴨川つばめが描けなくなってしまい、と部数がだんだんと落ちてきてしまいます。

 そして、週刊少年ジャンプが発行部数首位になった頃、80年代のラブコメブームなどを経て、チャンピオンは週刊少年漫画誌の中で最も部数の少ない雑誌に転落していくことになるのです。


個々の作品について

 解説の必要が無いのも多いけど、一応。

 総巻数は秋田書店チャンピオンコミックス版でのカウント。

 話数・サブタイトルは分かるもののみ(書かれている作品とそうでない作品があるため)。


 経年劣化による黄変やインク染みなどが酷い為、画像には補正を行っています*8


  • ドカベン
    • 全48巻。とはいっても、その後「大甲子園」「プロ野球編」などドカベンサーガは現在も続行中。
    • アニメ化、実写映画化など色々。
    • 明訓VS白新。3年の夏かな。不知火の打った打球を微笑がダイビングキャッチ、アウトか?セーフか?というところ。巻頭カラーで40ページ(4色5ページ、2色13ページ、モノクロ22ページ)

 週刊少年チャンピオン1978年38号 ドカベン1 里中 週刊少年チャンピオン1978年38号 ドカベン2 山田 週刊少年チャンピオン1978年38号 ドカベン3 不知火


  • らんぽう
    • 全37巻。(そういやこれ文庫化とかされませんね。)
    • 恐怖のアパート の巻
    • この少し前に連載開始で、1987年まで約10年続きます。1984年にはアニメ化。

週刊少年チャンピオン1978年38号 らんぽう1 らんぽう 週刊少年チャンピオン1978年38号 らんぽう2 角丸先生 週刊少年チャンピオン1978年38号 らんぽう3 岩崎先生

  • 750ライダー
    • 全50巻。
    • vol.150 宿題・先生・一人旅の巻
    • この頃にはもう毎回ピットインでまったりループになってます。

週刊少年チャンピオン1978年38号 750 1 光 週刊少年チャンピオン1978年38号 750 2 順平 週刊少年チャンピオン1978年38号 750 3 委員長


  • マカロニほうれん荘
    • 全9巻。
    • 第69話 謀略のカーニバル!!
    • この回はオール2色。多分、これのためにとっておいたんだと思われます。
    • まだ6巻収録部分なんで壊れる前。漫画からリズムが聞こえたんですよ、本当に。

週刊少年チャンピオン1978年38号 マカロニ 1 表紙 週刊少年チャンピオン1978年38号 マカロニ 2 そうじ・トシちゃん・きんどーさん



  • ブラック・ジャック
    • 全25巻。(24巻から25巻まで11年開いてますが。)
    • 第228話 台風一過
    • これは解説いらないでしょう。

週刊少年チャンピオン1978年38号 BJ1 ブラック・ジャック 週刊少年チャンピオン1978年38号 BJ2 ピノコ


  • がきデカ
    • 全26巻。
    • ナゾがナゾよぶ幽霊屋敷っ!!の巻
    • これも色々逸話がありますが、中春こまわりくんとして最近復活してたり。
    • アニメ化、パチンコ化など様々。

週刊少年チャンピオン1978年38号 がきデカ1 こまわり君 週刊少年チャンピオン1978年38号 がきデカ2 モモコ・ジュン・ヨシオ 週刊少年チャンピオン1978年38号 がきデカ3 キョン



  • レース鳩0777アラシ
    • 全14巻。
    • 生きている勲章の巻
    • 伝書鳩レースという異色の題材。他に読んだこと無いですな。
    • グレート・ピジョンが死んだところ。三巻収録部分。眉毛がすごいなー。

週刊少年チャンピオン1978年38号 0777 1 主人公 週刊少年チャンピオン1978年38号 0777 2 鳩


  • 東京レスキュー
    • 全4巻。
    • No.2 ラジコン少年を救出せよ!
    • 今回見るまで存在すら忘れてた。消防の特救の話らしい。

週刊少年チャンピオン1978年38号 レスキュー 1 主人公 週刊少年チャンピオン1978年38号 レスキュー 2 仲間A


  • 花のよたろう
    • 全15巻。
    • タァ坊を許せるか!?の巻
    • この号は15巻収録部分*9で、連載最終盤。
    • 恐ろしいほどに絵が変わってない。

週刊少年チャンピオン1978年38号 よたろう1 よたろう 週刊少年チャンピオン1978年38号 よたろう2 タア坊 週刊少年チャンピオン1978年38号 よたろう3 ハトコ


  • ゆうひが丘の総理大臣
    • 全17巻。
    • 第78話 夏休みはのんびりと・・・?
    • 中村雅俊主演で実写ドラマ化。
    • 去年やっと復刻版が出始めたところ。

週刊少年チャンピオン1978年38号 ゆうひが丘1 ソーリ 週刊少年チャンピオン1978年38号 ゆうひが丘2 ソーリ表情


  • 月とスッポン
    • 全23巻。
    • 会いたいよ〜世界〜!!の巻
    • 連載2年目で単行本8巻(?)収録部分。1983年まで連載。
    • 今の柳沢きみおとは全然絵柄も内容も違います。ラブコメギャグ。
    • チビな主人公を「お兄ちゃん」と呼ぶ血の繋がっていない妹で婚約者な可愛い女の子、って随分な先取りですね、今考えると。

週刊少年チャンピオン1978年38号 月とスッポン1 世界ちゃん 週刊少年チャンピオン1978年38号 月とスッポン2 新一 週刊少年チャンピオン1978年38号 月とスッポン3 藤波くん


  • ロン先生の虫眼鏡
    • 全10巻。
    • 第35話 キリギリスとその仲間たち
    • 作画の加藤唯史はその後「ザ・シェフ」などを執筆。

週刊少年チャンピオン1978年38号 ロン先生

  • しまっていこうぜ!
    • 全26巻。
    • 魔球とかの無い高校野球漫画。いわば「プレイボール」系です。
    • 24巻収録部分*10なので最後の方。

週刊少年チャンピオン1978年38号 しまっていこうぜ1 主人公 週刊少年チャンピオン1978年38号 しまっていこうぜ2 練習シーン 週刊少年チャンピオン1978年38号 しまっていこうぜ3 主人公表情


  • エコエコアザラク
    • 全19巻。
    • 第156話 はみだすパパの悪酔い
    • 実写ドラマ化、実写映画化など。かなり色々作られてます。
    • この号はコメディ。なので妙な表情ばっかりです。

週刊少年チャンピオン1978年38号 エコエコアザラク1 ミサ 週刊少年チャンピオン1978年38号 エコエコアザラク2 ミサママ


    • スーパー巨人
    • 全4巻
    • この次の号で最終回。マイコンをどうたらこうたらしたら機械を操る謎の敵と戦うサンバイザー。
    • 台詞抜き出すだけで異常性が良く分かる。マイコン作り>サイボーグに襲われるってどんなだ。

週刊少年チャンピオン1978年38号 スーパー巨人1 サンバイザー 週刊少年チャンピオン1978年38号 スーパー巨人2 マイコン作り 週刊少年チャンピオン1978年38号 スーパー巨人3 サイボーグ



 ちょっと余談が過ぎましたが、まあそんな頃。



記事ページ


 巻末に「チャンピオン・レーダー」と題された6ページの記事ページ。芸能情報やら映画ガイドやら。

  • タレント・トピックス
    • ジュリー・ゴーワン(誰?)

週刊少年チャンピオン1978年38号 記事001

    • 牧野真理子(誰?)

週刊少年チャンピオン1978年38号 記事002

    • ペニー・レイン
    • タレントあらかると

週刊少年チャンピオン1978年38号 記事003

週刊少年チャンピオン1978年38号 記事拡大1

 「太陽にほえろ!」が放送中だったんですねー。

 ボンこと宮内惇が殉職予定、との記事。


週刊少年チャンピオン1978年38号 記事004


週刊少年チャンピオン1978年38号 記事005




  • スポーツ情報

 

 この「スポーツ情報 近藤唯之のHOTコーナー」と題されたページの内容が狂いすぎてるんですが、これはネタ記事なんでしょうか。




                            これを読む前に言っておくッ! 
                    おれは今この記事をほんのちょっぴりだが読んだ
                  い…いや…読んだというよりはまったく理解を超えていたのだが……
         ,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
         (.___,,,... -ァァフ|          あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
          |i i|    }! }} //|
         |l、{   j} /,,ィ//|       『おれはプロ野球選手の趣味について読んでると思ったら
        i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ        いつのまにか長嶋監督の趣味が「パン鑑定」になっていた』
        |リ u' }  ,ノ _,!V,ハ |
       /´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人        な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
     /'   ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ        おれも何をされたのかわからなかった
    ,゙  / )ヽ iLレ  u' | | ヾlトハ〉
     |/_/  ハ !ニ⊇ '/:}  V:::::ヽ        頭がどうにかなりそうだった…
    // 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
   /'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐  \    超スピードだとか催眠術だとか
   / //   广¨´  /'   /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ    そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
  ノ ' /  ノ:::::`ー-、___/::::://       ヽ  }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::...       イ  もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…










週刊少年チャンピオン1978年38号 記事拡大2

週刊少年チャンピオン1978年38号 記事006

 球界のスターの趣味・特技はこれだ!

  • 長嶋監督*11 世界のパン鑑定
  • 高田選手*12 野菜づくり
  • 王選手*13 ピアノ演奏
  • 張本選手*14 英会話
  • 小林投手*15 歌謡曲を歌う
  • 蓑田選手*16 オートバイ修理
  • 安田投手*17 給料管理
  • 広岡監督*18 尺八
  • 高木選手*19 おしゃれ
  • 田淵選手*20 料理
  • 掛布*21 レコード鑑賞

 読者のおたよりや似顔絵を載せてるのが「チャンピオンパック」

 こういうのはいつでもそう変わるもんじゃありませんね。

週刊少年チャンピオン1978年38号 記事008週刊少年チャンピオン1978年38号 記事007


 プレゼントは「超音波SFメカ大プレゼント」

 R2-D2アルカディア号てのが時代ですな。

週刊少年チャンピオン1978年38号 記事010週刊少年チャンピオン1978年38号 記事009


 といったところで今回はここまで。


※当ブログの関連記事

 去年の記事まとめ内の「古雑誌」関連など:http://d.hatena.ne.jp/./soorce/20061231

 過去記事一覧を[古雑誌]で検索:http://d.hatena.ne.jp/./soorce/archive?word=%2a%5b%b8%c5%bb%a8%bb%ef%5d




#自社広告や広告に関して等はまた今度。


※続編記事はこちら(2007/01/18 6:30追記)

*1:発売日は8月11日日

*2:次号予告で、39号の発売日が8月18日(金)、一部地域では8月21日(月)となっていることから、配送の関係で最も遅い地域に発行曜日が設定されていたと考えられる

*3:表紙・裏表紙含む

*4:表紙・目次・プレゼント募集を含めて

*5:0.5はプレゼント当選者発表分

*6:次号予告、単行本広告を含めて

*7:この号での掲載順どおりです

*8:未補正の例。週刊少年チャンピオン1978年38号 マカロニ 表紙未補正黄ばみで色がおかしい、週刊少年チャンピオン1978年38号 裏移り裏うつりでほとんど判読できない

*9:タァ坊がよたろうを殺したと思ってた>生きてた>和解の回

*10:ベンチ入り発表、鷹野台高校対堂坂高校の練習試合開始

*11:巨人 長嶋茂雄

*12:巨人 高田繁

*13:巨人 王貞治

*14:巨人 張本勲

*15:巨人 小林繁

*16:阪急 蓑田 浩二

*17ヤクルト 安田猛

*18:ヤクルト 広岡達朗

*19中日 高木守道

*20:阪神 田淵幸一

*21:阪神 掛布雅之

1978年は1978年は 2007/01/10 20:35 ジャンプが280万部を達成し出版界で大きく話題になった年ですよ。チャンピオンは2位だったはず。
http://oreryu.eco.to/jump-ron/01syo/1-6.htm

soorcesoorce 2007/01/10 21:47 >1978年は さん
そこは数字と年度の解釈の仕方で変わる点でして。
ジャンプの280万部ってのは「1979年新年号」での数字なんで(確かに1978年に発売された号ではあります)それは出版界的には1979年の話題です。だから
>ジャンプが280万部を達成し出版界で大きく話題になった年
てのは1年ズレてます。

で、チャンピオンが発行部数1位だってのは「1978年新年号」の時点なんですわ。ジャンプは「1978年新年号」では210万部で、チャンピオンの方が上だったはず。(すいません具体的な数字は後で調べておきます)
つまり、この号の発売された1978年夏ってのは、ほぼ同数か丁度逆転したか、その境目くらいの時期なんです。
ジャンプは部数を急増、チャンピオンは漸増か横ばいくらいのはず。なんで確かに「圧倒し」は言いすぎかもしれません。

だからちょっと歯切れの悪い『だった頃』っていう表題なんですよ。
連載作品の総巻数と回数から言ってほぼ全ての作品が新年号時点で掲載されていた作品です、が、確実にこの号で1位だったかは断言できない、といったあたりも含めて。

そうかなあそうかなあ 2007/01/10 23:59 何か裏付けるデータあります?そこ頃現役のガキだった自分としては、70年代後半からはずっとジャンプが一番人気、まわりの友達が読んでるのはジャンプが圧倒的でしたよ。チャンピオンは「がきデカ」や「ほうれん荘」で健闘はしていたけど、所詮ジャンプにはおよばないって感じだった。

soorcesoorce 2007/01/11 06:48 >そうかなあさん

>何か裏付けるデータあります?
それがあるはずなのが「出版データブック 1945〜2000」ISBN:4-7852-0102-9
なんですけど、今手元に無いんで「具体的な数字は後で調べておきます」になっちゃうんですよ。
もちろん、そうかなあさんがこれをもって反証して下さればそれでOKなんですけど。

あと、
>まわりの友達が読んでるのは
ってのはあんまり当てにならない部分がありまして。
これこそデータでもなんでもない一地方の一年代の一個人の印象論になってしまうんですね。

1970年前後から漫画雑誌が子供(小中学生)だけの物で無くなって来たこと(電車の中で大学生が漫画を読むなんて!とか)もあり、この頃のチャンピオンの購買年齢層が そうかなあさん と一致していた保障はないわけで。
それが分かってるからこそ そうかなあさん も「裏付けるデータ」を知りたいんですよね?

soorcesoorce 2007/01/17 22:50 つーわけで部数に関して調査結果を書きました。
http://d.hatena.ne.jp/soorce/20070117#p1
「新年号」やら「最終号」やらで記憶・記述があいまいだった点もフォローしときました。
公称部数の辺は、もう追跡調査不可能っぽいんですけどね。




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