情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明


漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
印象、あるいは連想、もしくは感想を書いてるBlog。

5/3,4は「不忍ブックストリート一箱古本市」があるので興味あったら行ってみてはどうでしょう




  


 開催概要は公式HPなどを見て下さい。

 簡単に言えば、「古本がメインのフリーマーケット」のようなものなのですが、実に楽しいイベントです。

何がそんなに楽しいのか。


 ・・・つまり、経営者の個性がすべてであるような書店だ。
 どういう本を選ぶかによって、集められた本は経営者の個性について何かしらを表現する。



――ブレンダ・ギル

 「ブックストア―ニューヨークで最も愛された書店ブックストア―ニューヨークで最も愛された書店P54より。


 凡そ、愛書家という人種は自分の持ってる本を手放したがらないものといって良いでしょう。
 それでも、蔵書から他の方に譲る―それも、「一箱」という限定条件を与えられた―場合、どのような本を選ぶか。
 自分が所蔵している本の中で、自身の評価が低いものを出すか?否でしょう。
 これは面白いけど自分はもう一冊持っているから、とか、他の誰かにも読んでもらいたいとか、価値がわかる人の手に渡ってほしい、とかそういうのを選ぶのではないでしょうか。
 そして、それが纏まった一箱になった時、それは売り手の個性を見せてくれるのです。


 それが今年の場合は二日で100組以上も出店する。
 これはもう楽しいに決まってる。


 そして、その値付けは(出店者自身が古本を買う側であることが多いであろうがゆえに)無闇矢鱈と高価なのではなく、納得の行く適正な価格か、安いな、というくらいの価格になるというのも納得のいくことです。


 その上会場は谷根千全域。
 古本市を廻る合間に下町探索、お店に寄り道も自由自在。


 つまり

  • 出店してる人の出品ラインナップを楽しみ
  • 欲しい本があったら(そう高くも無く)買えて
  • そのうえ谷根千探訪まで出来てしまう


 といいことづくめ。これは行くしかないですね。

去年の様子


 去年は携帯で写真を撮りながらリアルタイム更新をしておりました。
 雰囲気だけでも見てみてください。ことしもつつじ祭りと期間は重なってるので人出は多いかも、ですが。

余談 私の好きな小規模書店


 普段あんまりこういうことは書かないけどいくつか。
 神保町は、すごい所が色々ありすぎるんで略。


 まずは千日前の波屋書房。食と落語に関する本ではここをはずすことは出来ません。

 漫画では、わんだーらんど。今はとらのあなやらなんやら色々ありますが、やっぱりここかな。


 京都では寺町二条の三月書房。他の店には無い品切れ本も聞いてみると出てくる出てくる。また、佐々木マキの絵本をあるだけ在庫に置いてるのが素敵。*1


 行ったこと無いけど今度行ってみようと思ってるのは、秋葉原


 の2店舗ですね。



#この記事を読んで興味を持った方、どうかsoorceが欲しがりそうだな、という本があったら買わずにおいて・・・ってのは無理なんで、こんな本買ったよー、いいだろー、ってWEB上で自慢して、そういう本があることを私にお知らせください。

*1:親戚の子供に買っていくために何度か利用させてもらいました

昨日今日読んだ本

  1. 週刊漫画ゴラク
  2. 週刊漫画TIMES
  3. 隔週ヤングガンガン
  4. 隔週 近代麻雀
  • ゴラク
    • 新連載。オヤジ漫画雑誌は雑誌間ローテーションがなあ。こっちに本格的に来たってことは「どすこい刑事」はもう無いってことかなあ。残念。しかし単純な暴力で脅しって前時代的ですね>事件記者・加納慎悟シリーズ"死刑囚の遺産"@龍樹丈×上農ヒロ昭。
    • 松明もったガスマスク集団、通報されたら全員即逮捕だろ>SとM@村生ミオ
    • 1億だったはずが300万円って言われると安いって思ってしまうが、いや、充分高いよな>ばくめし!@土山しげる
  • 週漫
    • 草野球噺。なんというか、欠片ほども解体工事関係ないな。いつものことか>解体屋ゲン@星野茂樹×石井さだよし
    • オカルト噺か宝探しか。いや、戦国武将だから腐女子ネタって可能性も(それはないな)>蔵の宿@西ゆうじ×田名俊信
    • 今号はusi。次号は越智和月。>OL恋愛報告書。
    • 風流つまみ道場@ラズウェル細木のレシピ本、広告に載ってる体裁みるにいかにもなコレおつまみ横丁―すぐにおいしい酒の肴185の便乗本っぽくて笑った。それでいいのだ。
  • ヤンガン
  • 近麻
    • 読切。キンバって言われると金馬の方しかイメージに無いですすいません。>キンバちゃん@カツピロ
    • 二人分の点数連動も結局役満・一発能力勝負だとあんま関係ないな>ムダヅモ無き改革-勃発!"神々の黄昏"大戦-@大和田秀樹
    • 読切。通し、透明インクガンパイ、となんだか微妙に懐かしい感じの仕掛けなんですが、古典手法と言うのは何時だって有効なものなのです。とカジノのイカサマ師たち (文春文庫)にもあった。>ウラヨミ@ユウダイ。
    • ホワイトホールVSブラックホールで勝利するには・・・屁か!>アカギ@福本伸行