開催概要は公式HPなどを見て下さい。
簡単に言えば、「古本がメインのフリーマーケット」のようなものなのですが、実に楽しいイベントです。
何がそんなに楽しいのか。
・・・つまり、経営者の個性がすべてであるような書店だ。
どういう本を選ぶかによって、集められた本は経営者の個性について何かしらを表現する。
――ブレンダ・ギル
「ブックストア―ニューヨークで最も愛された書店」P54より。
凡そ、愛書家という人種は自分の持ってる本を手放したがらないものといって良いでしょう。
それでも、蔵書から他の方に譲る―それも、「一箱」という限定条件を与えられた―場合、どのような本を選ぶか。
自分が所蔵している本の中で、自身の評価が低いものを出すか?否でしょう。
これは面白いけど自分はもう一冊持っているから、とか、他の誰かにも読んでもらいたいとか、価値がわかる人の手に渡ってほしい、とかそういうのを選ぶのではないでしょうか。
そして、それが纏まった一箱になった時、それは売り手の個性を見せてくれるのです。
それが今年の場合は二日で100組以上も出店する。
これはもう楽しいに決まってる。
そして、その値付けは(出店者自身が古本を買う側であることが多いであろうがゆえに)無闇矢鱈と高価なのではなく、納得の行く適正な価格か、安いな、というくらいの価格になるというのも納得のいくことです。
その上会場は谷根千全域。
古本市を廻る合間に下町探索、お店に寄り道も自由自在。
つまり
- 出店してる人の出品ラインナップを楽しみ
- 欲しい本があったら(そう高くも無く)買えて
- そのうえ谷根千探訪まで出来てしまう
といいことづくめ。これは行くしかないですね。
去年の様子
去年は携帯で写真を撮りながらリアルタイム更新をしておりました。
雰囲気だけでも見てみてください。ことしもつつじ祭りと期間は重なってるので人出は多いかも、ですが。
余談 私の好きな小規模書店
普段あんまりこういうことは書かないけどいくつか。
神保町は、すごい所が色々ありすぎるんで略。
まずは千日前の波屋書房。食と落語に関する本ではここをはずすことは出来ません。
漫画では、わんだーらんど。今はとらのあなやらなんやら色々ありますが、やっぱりここかな。
京都では寺町二条の三月書房。他の店には無い品切れ本も聞いてみると出てくる出てくる。また、佐々木マキの絵本をあるだけ在庫に置いてるのが素敵。*1
行ったこと無いけど今度行ってみようと思ってるのは、秋葉原の
の2店舗ですね。
#この記事を読んで興味を持った方、どうかsoorceが欲しがりそうだな、という本があったら買わずにおいて・・・ってのは無理なんで、こんな本買ったよー、いいだろー、ってWEB上で自慢して、そういう本があることを私にお知らせください。
*1:親戚の子供に買っていくために何度か利用させてもらいました