情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明 このページをアンテナに追加 RSSフィード


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12-02-01 23:05

[][][]「新巨人の星読売新聞社総集編版(1977〜1979年)の付録と広告に見える、当時の四苦八苦 「新巨人の星」読売新聞社総集編版(1977〜1979年)の付録と広告に見える、当時の四苦八苦を含むブックマーク 「新巨人の星」読売新聞社総集編版(1977〜1979年)の付録と広告に見える、当時の四苦八苦のブックマークコメント




 何に四苦八苦だったと考えられるかというと、主に対象読者年齢の見極めというか、ターゲッティングです。


 「巨人の星」が週刊少年マガジンで連載されたのが1966年〜1971年。

 この時点で、少年マガジンは「あしたのジョー」との両輪で100万部雑誌に上り詰め、子供だけが読む雑誌から脱却していってた、というのがまず前提。

 大学生の読む雑誌を表した言葉に、「右手にジャーナル、左手にマガジン」てなのが残っています。


 その続編である「新巨人の星」は、週刊読売に連載。1976年〜1979年の事。

 当初は、コミックス形式の単行本は出版されず、雑誌総集編の様な形で1977年4月〜1979年5月にかけ、全7冊が刊行されました。


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 これらは、そのうち1,4,7巻に当たる「泥濘の章」「青嵐の章」「新魔球の章」の3冊。


 これの付録や広告を見てみると、一体誰が読むことを想定していたのかがどうも謎、というか、混乱してたっぽいんですね。


付録


 7巻巻末の広告も参照にすると、各巻の付録は

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  1. 星飛雄馬カラー・ポスター
  2. シート・レコード*1
  3. 星飛雄馬 魔球下じき
  4. 星飛雄馬カラー劇画はがき
  5. 飛雄馬ペナント
  6. ゴールデン野球ゲーム
  7. 飛雄馬しおり・時間割

 と、どうやら子供向け。


 4巻付録のはがきはこんな絵柄。結構カッコイイ。でもうち1枚はぬり絵仕様。

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 時間割は「 年 組」を書く様になってるところを見ると、まず小学生向け。

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 これだけ見ると、ターゲット読者は子供であったか!と思えるわけです。


 ところが、広告は子供向けもあれば、大人向けのもかなりあり、アレ?となる



カラー広告


 表2、表3、表4がカラー広告なのですが、バラつきがある。


 1巻では、表2・表3は同じでプラチナ万年筆、発毛促進剤。大人か。

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 4巻では、アイス、野球板、スポーツ用品。子供だ。

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 7巻では、ラジカセ、カーフェリー、野球のカードゲーム。どっちともつかないけど大人?

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モノクロ広告


 漫画掲載部分では全てのページで下側にバナー広告的なのがありました(赤い箇所に全部)。これはひどい。

 f:id:soorce:20120201225259j:imagef:id:soorce:20120201225255j:imageこの赤い所が全部のページで広告。


 これがまた、対象年齢がよくわからないままに混在。


 1巻では、バットやシューズ、プラチナ万年筆にオロナミンCなど、巨人ゆかりっぽい感じ。

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 4巻では、ぬりえ、予備校、学習帳、みたいなのに酒の広告が入ってきてる他、「彦兵衛の飛雄馬漬」なんて謎商品も。

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 7巻では、ホテル、カーフェリー、街の写真館、蕎麦屋なんてのも。

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 これ、最後は広告取れなかっただけなのか、ひょっとして。


 普通のモノクロ広告ページは自社の本なんかが多いからページ埋めにも見えますが・・・。

 


 巨人つながりでオロナミンCとかもありますな。ikuzoのレコード宣伝とか。

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 自社広告においては「家庭劇画」なんてつけてますが、これもまた苦肉の策っぽいと思えます。だって意味わかんないし。

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 マガジンでの読者だったお父さんが、子供へのお土産に買って行ったとか考えてみるとどうだろう。

 掲載雑誌ターゲット的には合ってたのかしら。

 やっぱりなんだかよくわからない。


 読者層が広いってのはいい事もあれば悪い事もある、んですかねー。


 といった所で今回はここまで。


 漫文巨人の星全11巻セット (講談社漫画文庫) 新・巨人の星(1) (講談社漫画文庫) 



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