情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter


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12-02-08 23:05

[][]漫画などの「サブタイトル」についてダラダラ考えてみた 漫画などの「サブタイトル」についてダラダラ考えてみたを含むブックマーク 漫画などの「サブタイトル」についてダラダラ考えてみたのブックマークコメント


 今週のジャンプ目次コメントで、冨樫義博

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Sサブタイトルというシステムに疑問を感じ始めてる。

Sサブタイトルきっかけで漫画買った事は一度も<義博>


 てなことを言ってまして、これってどうなんだろうなあ、と。



用語の定義


 一つの長編作品に対して、タイトルが付く大きさでこの4段階に分けられるかと。

 サブタイトルは、そのうち末端。


  • 作品タイトル
    • 編タイトル・部タイトル
      • 巻タイトル
        • 各話サブタイトル ←ココ

 例えば、ジョジョで言えばジョジョの奇妙な冒険 20 (ジャンプ・コミックス)




 てな段分けですね。段数は増えたり減ったり。

 TVドラマ・アニメだと巻タイトルが無いし、パート分けでさらに細かいとかもある。

 長編小説だと章タイトルなんかがそれに当たるかも。


 はて、漫画を買うきっかけって話だと、「巻タイトル」の事なのかしら?



 関連記事>数字で見る週刊少年ジャンプの40年 (週刊少年漫画雑誌の価格・ページ数・作品数などについて調べてみた その1) の余談「サブタイトル、話数など」



何の為にあるか


 これも、一話完結型作品と長編作品と四コマと、ってので全然違う話でしょう。

  • 一話完結型の作品、また、コメディやショートでは作品タイトルだけではどの話かわからないから
  • 長編で単行本に書かれるのは、それに収録されてるのがどのあたりの話かわかる様に
  • 「連載」のメリハリの為
  • 四コマの場合、内容の補完であったり、逆にオチであったり

 HUNTER×HUNTERの場合、「ヨークシン編」「GI編」みたいに読者が勝手に呼んでる編分けタイトルだけでいいのかも、とも思いますけど、こち亀でサブタイトルなくなったらもうわけわかんないでしょうし。

 実在の曲タイトルを持って来たりもじったり、作者も楽しんでる場合ってのもありますな。


 作者がもうやる気ねーなー、ってのだとHUNTER×HUNTER 15 (ジャンプ・コミックス)の「もうマサドラ行ったから次から別の感じのタイトルでいいや」みたいななげやりっぷりもある種の芸だとは思います。



 関連記事>四コマ漫画のコマ割とタイトルの位置について(特に表紙というか1ページ目)



長編作品でのサブタイトルの有無


 これも、作品や雑誌によって結構違います。


 ジャンプは、創刊当初から長編作品でも全てサブタイトルあり方式。

 単行本になった時には、表紙にサブタイトルのうち一つが巻タイトルになる事が多い。(上記のジョジョの様に例外あり)


 しかし、例えば、マガジンは違います。

 「あしたのジョー」も「巨人の星」もサブタイトルは無いし巻タイトルも無い。昔は長編には基本的に無かった。

 今週号でも、「エア・ギア」「我間乱」は、話数はあってもサブタイトルは無いですね。


 作品によって、単行本時に付加されたり、逆に単行本化時には数話を繋げて掲載するんで削られたり、ってのもあるでしょう。

 表にするとこんな。


連載単行本
なしなしあしたのジョーなど
ありありONE PIECEなど
なしありLet's ダチ公など
ありなし複数話を纏める形式のもの


 最期の具体例がパっと出てこなかった。ごめん。パトレイバーとかそうだったっけ?雑誌掲載時にサブタイトルあったかがわかんないや。


 機動警察パトレイバー (1) (小学館文庫)




そもそも、何が最初なのか


 「連載」という概念自体、雑誌や新聞が無かった時代には存在してないので、それ以前は例外になりそうな気もします。


 連載形式での長編小説、例えばディケンズの「デイヴィッド・コパフィールド」デイヴィッド・コパフィールド〈1〉 (岩波文庫)だとサブタイトルっていうか章ごとのタイトルがあるので、1849年には連載作品における各話サブタイトルっていう概念はあった、と言っていいとおもう。


 関連記事>「物語の続きを知りたい」という欲求に関わるいくつかの事例



 しかし、長編の区切りとしてのサブタイトルの元祖っていうと、日本では「源氏物語」になるのかも。

 「帖」ごとについてるから、これは巻タイトルでしょうか。


 今でもある「〜の巻」って場合だと、巻物に書かれたものの区切りと等価ってこと?

 逆か、巻物があったからそういう呼び方が生まれたのか。


 歌舞伎の場合、「〜段目」とか「〜の場」の様な区切り方をしますね。

 講談落語でも、切れ目のある噺だとその区別をつける為に呼び方がある場合も。


結局どういうことかというと


 現代においては、サブタイトルも目次コメントも、読者サービスの一環なんでしょう。


 本当にサブタイトルが必要な作品だけ付けるようにするってのもアリ、かもしれません。

 かといって、一度やり始めちゃってるとなくす切っ掛けもなかなか無いだろうし、ある意味惰性なんでしょうね、編集部の。


 ただ、後から収録状況とか色々調査する時には、話数もサブタイトルも目次コメントも全部あって欲しいんですよ。

 毎号違ったりしてると、それだけで楽しいし。*1


 なので、あれば嬉しいけど、作家さんが無理してるんならナンバリングだけでもいいんじゃね、というあたりが私の結論です。


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*1:自分が立原あゆみ「本気!」の掲載データ調べてみたら、お手紙募集コメントまで毎号違うという凝り様でした。あれは本当にすごい

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