情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明 このページをアンテナに追加 RSSフィード


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12-09-30 23:00

[][]新人賞応募作からの連載は「究極の作家主導型作品」なのかも、という話 新人賞応募作からの連載は「究極の作家主導型作品」なのかも、という話を含むブックマーク 新人賞応募作からの連載は「究極の作家主導型作品」なのかも、という話のブックマークコメント


 講談社を中心に、というか、他の出版社でこういう例はそんな多くない様な気がする、新人賞応募作から連載になった作品の話。

 今回は、連載・単行本化時の内容もしくはタイトルまでほぼ同じ、という基準で考えています。


 今、週刊モーニングで連載されてる作品だと、この辺。



 クッキングパパ(1) (モーニングKC (1004)) とりぱん(13) (ワイドKC) ポテン生活(1) (モーニングKC) 鬼灯の冷徹(1) (モーニング KC) リーチマン(1) (モーニング KC) 犬神もっこす(1) (モーニング KC)


 これらの作品は「ちばてつや賞」や「Manga Open」での入賞作品が連載化されたものなんですね。


 ※「OL進化論」もそうだと言われるかもしれませんが、これはちょい微妙で、受賞作である「おくさま進化論」とどの程度変わってるのかわかんない。「進化論」ってのはそこから持ってきたんだろうな、とは思いますが。


 例えばジャンプの手塚賞赤塚賞で賞を取って、その後別作品でヒットしたってのは沢山居るのですが、受賞作そのもの、またはその設定を引き継いだ作品がそのまま連載になってるのは少ないんじゃあないかと思います。

 


 漫画じゃなくて小説だと結構あるのかなあ。ライトノベルに限らずそういうの多い感じがする。

 「姑獲鳥の夏」から始まる京極堂シリーズも、「涼宮ハルヒの憂鬱」も「しゃばけ」シリーズもそうか。

 文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫) 涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫) しゃばけ (新潮文庫)



 ・・・これはヒットした作品は知ってる・記憶に残ってる、というバイアスによる偏見ですかね。

 そういう作品「も」ある、という話です。


 で、この後に挙げていくのは、デビューしていても現役漫画家でも応募可能な賞である「ちばてつや賞」「MangaOpen」「四季賞」の話。


ちばてつや賞より


 ちばてつやのHPに賞の入選・受賞者記録があって、そこを見ると、かなりの作品が入賞作から連載化されてるってのがわかります。




 単行本が出てるって話で考えると、この辺の作品がそうですね。



 山田芳裕傑作集 (1) (小学館文庫) ギャンブルレーサー (1) (モーニングKC (1054)) ショムニ (1) (モーニングKC (1169))



 クッキングパパは、ヤングチャンピオンでのビフォア作品「クッキングボス」クッキングボス うえやまとち初期作品集 (モーニングKC)があったのですが、それとは別として応募作品扱いだったということですね。

 第10回にある「ほぐし屋ブルース」 村田ひろゆき は、「ほぐし屋捷」の原型なんでしょうか。

 「ギャンブルレーサー」「ショムニ」などは、連載の過程で絵柄が物凄く変わってますな。




 ナニワトモアレ(1) (ヤングマガジンコミックス) 赤灯えれじい(1) (ヤングマガジンコミック
			ス)




 あの「BE-BOP-HIGH-SCHOOL」BE―BOP―HIGHSCHOOL(45) (ヤンマガKCスペシャル)も応募作だったというのがちょっと驚き。

 


 全部の記録が無いので分かる範囲でしかないですが

  • 「僕はビートルズ」藤井哲夫
  • 「とりぱん」とりのなん子
  • 「SUNNY SUNNY ANN!」山本美希
  • 「ポテン生活」木下晋也
  • 「犬神もっこす」西餅
  • 「東京ヘビ女物語」加藤ヒロシ

 などですね。

 僕はビートルズ(1) (モーニングKC) Sunny Sunny Ann! (KCデラックス)



四季賞とか


 アフタヌーンの四季賞も連載・単行本化ってのも結構な数あるんですね。



 連載されるのはアフタヌーンに限らないというのも特徴か。

 無限の住人(1) (アフタヌーンKC (90)) ヨコハマ買い出し紀行 1 新装版 (アフタヌーンKC) ラブロマ(1) (アフタヌーンKC)



 週刊少年マガジンで連載された「コータローまかりとおる!」も新人漫画賞・特選作品だったんですよね。

 応募作がデビュー作で最長かつ唯一の作品、てことですね。


 コータローまかりとおる!(1) (講談社漫画文庫)



 古くを辿れば藤子不二雄もまた、応募作品がデビュー作で初連載作品だったというのもありますか。

 編集主導ではない、作家主導で作品がおこされて商業になる、というルートとしては新人賞作品ってのはアリなのかも。


 現在は一作品長期連載型が主流で、複数雑誌に読切を載せていくっていうスタイルはエロ漫画にある位になっちゃってるんですね。

 なので「作者が一番ノれる」という事を考えると、受賞作からってのはアリなんだと思います。

 ただし、それ一作で終わらない為には作家だけの力だと難しいってのもあるかもしれませんが。


 といった所で今回はここまで。


余談 高橋ヒロシ「Hey!リキ」


 ちばてつや賞ヤング部門の第19回に「最強のリキ」 高橋ヒロシ、として準優秀新人賞で入賞してますが、この作品、かなり紆余曲折を経てるっぽいですね。


 1989年に徳間書店「月刊少年コミック」で連載され、雑誌休刊により終了。2003年?から、少年画報社ヤングキングで」永田晃一により連載化されてるので、キャラクターと話の原型誕生から、既に20数年経ってるってことになるのか。

 作者の中で、生き続けているキャラクターということで、これも新人賞応募作だったればこそと言えるかもしれません。

 Hey!リキ 23 (ヤングキングコミックス)




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 塩鮭

 肉野菜炒め

 ご飯

 味噌汁


*1:同タイトルが複数の賞に入賞してるが、一応

*2:鬼灯の冷徹の原型

ruruienruruien 2012/10/01 00:15 うろ覚えですが蛭田達也は「俺は?(ワイは?)凶器」…なタイトルの読み切りが一本コータローの連載中にあります。為念。

soorcesoorce 2012/10/01 22:48 id:ruruienさん
唯一の「連載」作品が正しいですかね。
http://kc.kodansha.co.jp/SEP/02065/special/history/history03.html 
を見ると、「あいつがKYOKI」という作品みたいです。

ruruienruruien 2012/10/02 10:51 何一つあってない!うろおぼえにもホドがあるだろレベルでしたね。スミマセンっ。

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