Made-In-USAの戦後亡魂似非日本から、トランス・モダンの真正日本転

Made-In-USAの戦後亡魂似非日本から、トランス・モダンの真正日本転生へ向けて


テーマ:トランス・モダン社会の創造・構築


森田実氏は次のように書いている。『岸信介が、CIAから政治資金をもらうのと引き替えに「日本への核持ち込み」を認めただけでなく、日米安保条約により、日本が半永久的に米国政府に軍事基地を提供し、日本を米国政府の従属国に固定化したことが、本記事によって明らかにされた。われわれは、自民党政治とは何だったのか――このことを、根本から見直さなければなければならない。』
http://www.pluto.dti.ne.jp/%7Emor97512/C03742.HTML

岸信介ないしは自民党アメリカ政府との「癒着」は、これまでの日米史から推測できることであり、今度の記事で確証できたということである。私が知りたいのは、戦後教育のことである。戦後民主主義、近代合理主義を中心とした戦後教育が、どういう背景で生まれたのかである。


連合国軍最高司令官総司令部
出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』
合国軍最高司令官総司令部(れんごうこくぐんさいこうしれいかんそうしれいぶ)とは、第二次世界大戦 終結に際してポツダム宣言 の執行のために日本国土の大部分を占領 し、事実上の統治を行なった連合国軍の日本における司令本部である。日本 では「GHQ」という通称が用いられた。進駐軍総数は20万人、うち12万人が横浜市 に上陸した。

マッカーサーを訪問した昭和天皇(1945年9月27日撮影した3枚のうち9月29日に公開された1枚)
マッカーサー を訪問した昭和天皇 (1945年9月27日 撮影した3枚のうち9月29日に公開された1枚)

基本情報

日本がポツダム宣言 を受諾した1945年 (昭和 20)9月から1952年 (昭和27)4月28日 の日本国との平和条約 発効までおよそ6年9ヶ月の間、日本占領に当たる連合国軍(最大43万人)を統括し、日本の最高統治権限を与えられた。最高司令官はダグラス・マッカーサー 陸軍元帥。1951年 (昭和26)4月16日 よりマシュー・リッジウェイ 中将(就任直後に大将に昇進)。

連合国軍最高司令官総司令部の統治は、日本の政治機構をそのまま利用し、日本政府に指示・命令する間接統治であった。占領軍の命令の多くは1945年(昭和20)9月20日 の勅令「ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件」に基づいていわゆるポツダム命令ポツダム勅令。新憲法施行後はポツダム政令)などの形で公布・施行され、日本政府にとっては絶対的・超法規的な性格をもっていた。1946年 (昭和21)2月には政策決定の最高機関として極東委員会 が、4月には最高司令官の諮問機関として対日理事会 が設置されたが、実質アメリカによる統治という性格は変わらなかった。

日本はまず軍事機構と国家警察を解体され、続いて政治の民主化、それに伴う資本財閥の解体と農業改革を行い、国家を完全に改造した。この間、日本の内政は連合軍の影響下に置かれながらも日本政府が担ったものの、外交権は無かった。「敗戦国を戦勝国が完全に支配下に置き、統治を行うことは近代国家の時代に入ってからはなかったことである」とマッカーサーは述懐している。』

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%A3%E5%90%88%E5%9B%BD%E8%BB%8D%E6%9C%80%E9%AB%98%E5%8F%B8%E4%BB%A4%E5%AE%98%E7%B7%8F%E5%8F%B8%E4%BB%A4%E9%83%A8


これを読むと、戦後日本とは、それまでの日本とは不連続なのではないだろうか。つまり、戦後日本とはアメリカ(連合国軍?)によって、解体されて、新たに人造された国家ではなかっただろうか。つまり、極言すれば、似非日本である。アメリカによって外科手術されて、身も心もアメリカ主義となったメイド・イン・アメリカの「日本」ではなかったのか。戦後日本国家のOSがアメリカ製なのである。戦前の日本を全否定するようにプログラムされたメイド・イン・アメリカ・ポストウォー・ジャパンだと考えられるのである。
 岸信介とCIAの密約はいわばその副産物ではないだろうか。土台は、GHQによって構築されていたのではないだろうか。
 とまれ、私はこれまで、戦後日本の唯物論化は、アメリカによる懐柔によるものではないかと思っていたが、それよりも、根本的に、戦後日本とは、連合国軍=アメリカによる人工国家「日本」なのであり、サイボーグのような国家であるということではなかったかと認識を深めた次第である。
 魂や脳髄が、入れ替わって、Made-In-USAの民主主義・近代合理主義になってしまったのである。身体は日本であっても、もはや別人である。日本は、端的に、滅びたのである。滅亡したのである。魂が抜かれて、亡魂の国家・国民となったのである。機械国家・機械国民となったのである。
 つまり、日本は敗戦で死んだのである。そう考えると、戦後日本、そして、現代日本の亡国状態がよく説明できるのである。そう、アメリカに憑依された日本である。真正日本の魂は幽体離脱して、どこかへ行っているのである。脱け殻日本である。思うに、三島由紀夫に憑依した魂たちこそ、真正日本の魂魄たちであったのではないだろうか。
 死んだのだから、輪廻転生して、真正日本の復活が必然である。