北魏と馮太后の母権文化:ソグド人とツングース民族:母権天皇文化:

北魏と馮太后の母権文化:ソグド人とツングース民族:母権天皇文化:マニ教シャーマニズム


テーマ:日本伝統文化:神話・宗教祭礼・民俗・芸能


先に、飯山一郎氏の卓抜な北魏の馮太后論に対して、馮太后は母権天皇文化を体現するのではないのかと直観を述べた。2のKaisetsu氏による北魏とソグド人の関係の指摘が実に意義深いと言えよう。何故なら、ソグド人が北魏に一つの母権文化をもたらしたと考えられるからである。すなわち、先に、孝文帝の「帝国」は父権と母権の折衷であると仮説したが、その母権文化の一面はソグド人的なものと考えられるのである。
 そうすると、ソグド人の母権とツングース系馮太后の母権の複合と仮説できる北魏の母権文化が、やはり、天皇母権文化の起源とみることができるだろう。
 しかしながら、北魏の父権と母権との折衷における父権的要素が、ユダヤ的要素と結びついて、父権的「天皇制」を形成したということかもしれない。
 また、ソグド人がマニ教と関係することも興味深い。思うに、日本に入ってきたアジア母権複合文化とは、基礎がマニ教的なのかもしれない。しかし、イデオロギー的にはツングース的な母権天皇文化ではないだろうか。
 後で整理したい。


追記:本日、飯山氏の新しい記事が掲載されたので、最後に転載する。
 

1)

*

太后とは何か:私の直感では、母権天皇文化を体現する:卑弥呼に似る

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Sun, January 30, 2011 new

http://ameblo.jp/renshi/entry-10784652738.html

*

天皇制の問題:北魏の母権と父権の折衷主義と日本の父権的「天皇制」と母権天皇文化

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Sat, January 29, 2011

http://ameblo.jp/renshi/entry-10783394450.html
Japonesian Trans-Apocalypse:Trans-Modern New Platonic Trans-Creation

2)

北魏政権とソグド人
http://blog.kaisetsu.org/?eid=812501
涼州安氏と李将軍の死
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kaisetsu kaisetsu
『海舌』 the Sea Tongue @ Kaisetsu with Archaic smile

3)以下、強調はrenshiによる。

◆ 2011/01/30(日) 金王朝の “深い深い謎” −64−

『 馮太后いでずんば今日の中国・日本は、なし! 』
北魏の馮太后
彼女は、出自こそ『北燕国』の王族だが、『北魏』では政治犯の娘だった。
この最悪・最低の身分であった彼女が、宮中に下女として入り、やがて…、
北魏』の皇后にまで登りつめることができた、その秘密を一言で表現すれば…、
シャーマニズム
ツングースシャーマニズムである。
この凄まじさを、彼女は、遼寧省のどこかで身につけていたのであろう。
http://grnba.com/iiyama/

◆ 2011/01/31(月) 金王朝の “深い深い謎” −65−
めぐみさん 金正恩
目もと、鼻のつくり、小さな口…、たしかに…、
めぐみさんの写真はココから
太后1 馮太后2
太后は天性のシャーマンだった! ( “漢流ドラマ”『北魏太后』から )
『 28年で滅亡した流れ星のような国家「北燕」が、カギ! 』
皆さん、こんにちは! 飯山一郎です。今週もよろしくお願いします。
先週は『北魏』の話が長々と続きました。ほとんど1週間、『北魏』の話をしました。
北魏』という国は、それほど重要なのです。
中国も、日本も、『北魏』から歴史が始まった!! こういっても過言ではない。
ただし歴史を語る際、人間=人物を抜きに語ってはいけない。
歴史は、人間=人物=権力者=支配者によってつくられるのですから。
マルクス史観の「下部構造論」は経済学としては有効だろうが、上部構造に属する
権力者・支配者が、下部構造を激変(革命)させる場合が多い。これが歴史の魅力
なのだが、マルクス主義歴史学者は人物を描こうとしない。
マルクス主義経済学が面白くないのは、魅力ある歴史上の人物が不在だからだ。

北魏』の歴史も幾多の評者によって語られてきたが、馮太后という人物抜きの話
だった。馮太后いでずんば今日の中国・日本は、なし! という視点は皆無だった。
さらに『北魏』と『馮太后』と『北燕』の重要な関係に気づいた評者もいなかった。
北燕』は、わずか28年で滅亡した流れ星のような国家だったから仕方ないが…。

それにしても、『北燕』という“流星国家”の輝きは、日本にとっては “国生みの灯”
とも言うべき、神の後光がさしたように煌(きらめ)く 灯(あかり)だった。

北燕』の歴史は、『北燕帝紀』に詳説されているが、驚愕の表現がある。
 409年後燕の将軍馮跋〔漢人〕 は、燕王慕容雲が近臣に殺されると、自ら天王の位
につき、国を同じく燕と号し、また竜城 を都とした。初めは綱紀の粛正につとめ、契丹族
を宣撫し、また租税を軽くし、農業を奨励したが、のちには邪教を信じ 、諫臣をしりぞけ、
国勢はふるわなかった。
この「邪教を信じ…」の部分を読んで、私は度肝を抜かれ、腰も抜けた!
北燕帝紀』は漢人によって書かれた。
それで「邪教を信じ…」の部分は、「後燕の将軍馮跋〔漢人 〕」を非難した」ものだ。
つまり漢人が、鮮卑の地、竜城=柳城で、鮮卑邪教を信じたことを非難した…、
というワケなのだ。
これは、「卑弥呼の鬼道」と同じ感覚だ。つまり、漢人からみると…、
烏丸も鮮卑匈奴も扶余も、異郷の異教は、「邪教」であり「鬼道」なのだ。

しかし…、
この「邪教」や「鬼道」。これこそが、シャーマン・ツングースの証(あかし)、秘儀…、
すなわち『ツランの秘儀』に連なるシャーマン(霊媒)の秘密の扉(とびら)なのだ。

そして…、
北燕』の王家の娘 『北魏の馮太后 』は シャーマン(霊媒)の秘密の扉(とびら)
その奥の奥で展開された『ツランの秘儀』。それを確実に見ていた!
卑弥呼 のように。
そして…、
1600年後の横田めぐみ のように。

色棒1
たたかう老人! 飯山一郎の ハッタリなしの 口演会場 _

連続性力学について:2:+iの傾斜力学が連続点・連続性力学である:

連続性力学について:2:+iの傾斜力学が連続点・連続性力学である:ゾロアスター教ユダヤ教


テーマ:自己認識方程式(+i)* (-i)⇒+1


『連続性力学について:反動的感情が連続性の力学である:父権制一神教が連続性力学を生んだ』http://ameblo.jp/renshi/entry-10494347108.html
先に以上のように検討したが、さらに考察を緻密明晰にしたい。
 

 先に連続性力学の根因を+iの傾斜による父権制一神教に求めたが、この+iの傾斜による連続性力学の仕組みを考えてみよう。
 先ず、母権的精神は、+iと-iとの即非的調和的共鳴である。しかるに、父権的精神とは、即非的共鳴と+iへの傾斜が「併存」する様態があると考えられる。
 言い換えると、父権的精神も初期においては、母権的な即非的調和的共鳴性があるものの、潜在する+iへの傾斜が現実態(エネルゲイア)化し、不均衡・不安定をもたらすと作業仮説しよう。
 だから、初期即非的均衡と活性化された+i傾斜の間で不均衡・不安定が生まれるということになる。
 このとき、+i傾斜の自己は、初期即非的様態に対して、否定的態度を取るように考えられるのである。なぜなら、今や優位的ないしは主導的になったと考えられる+i傾斜の自己は当然、初期即非的均衡を劣位的にないしは従属的に見ると考えられるからである。
 この+iの傾斜自己エネルギー(攻撃的能動的エネルギーではある)の発露自体が、連続性力学の出現と言ってもいいのではないではないだろうか。
 というのは、初期即非的均衡にいわば、連続点が発現するからである。なぜ、それが連続点であるかと言えば、-iに対する+iという自己優位が生成して、差異の即非的均衡が解体するからと考えられる。つまり、本来、+iと-iはそれぞれ、絶対的差異であり、不連続なのであるが、+iの優位が生起すると、+i中心的に主体が作用するのであり、それが、初期即非的均衡のもたらす⇒+1の現象を支配することになり、結果、+i⇒+1、さらには、+i=+1 になると考えられるのである。これは、初期即非的均衡の成果を簒奪するような作用と言えよう。つまり、これが、抑圧である。Media Pointの抑圧である。あるいは、否定、排除、隠蔽である。当然、暴力・攻撃・破壊的である。
 この優位傾斜した+iが連続点であり、連続性力学であり、それが、同一性(物質)の+1と合致した様態が連続的同一性であり、シュタイナー精神科学的に言えば、ルシファーとアーリマンの合体である。
 とまれ、父権制一神教とは、端的に、+iの連続的傾斜力学がもたらすものと言えよう。
 では、先に問題とした同一性+1の原理はどこから生まれるだろうか。今の直感で言えば、父権制一神教の誕生と同時ではないだろうか。否、正確に言えば、父権制ないしは父権的宗教の誕生のときではないだろうか。
 なぜなら、連続性力学があってこそ、同一性+1と連続化して、差異、Media Pointから切り離された同一性の原理が誕生すると考えられるからである。
 ここでゾロアスター教を考えると、それは、単に父権的宗教ではなく、母権的宗教の側面を残している。否、父権的宗教ではないと言えよう。
 ゾロアスター教は、父権的宗教が誕生したとき、つまり、連続性や同一性が形成されたとき、それに対抗するための叡知の母権的宗教であると思われるのである。何故なら、それは、初期即非的均衡つまりMedia Pointをアフラ・マズダーとして、積極的に肯定する宗教であるからである。(思うに、+iの傾斜に対する、初期即非的均衡の復興であるとも言えよう。)
 さて、最後に一神教、とりわけ、ユダヤ教を考えよう。否、的確に言えば、ヤハウェ教を考えよう。これこそが、真の一神教であるからである。ユダヤ教は母権的宗教の名残りをもっている。というか、正確には旧約聖書がそうである。
 ヤハウェ教とは、+iの極大的傾斜力学を意味すると考えられる。つまり、連続的同一性力学(ルシファーとアーリマンの合体力学)である。
 これは、究極のエゴイズムの宗教である。誠に恐るべき宗教である。
 しかしながら、旧約聖書自体は、ヤハウェだけでなく、エローヒーム(神の複数)が存しているのである。
 エローヒームこそ、母権的宗教の存続を意味するのである。オリエントの母権的宗教である。
 だから、ユダヤ教とはまったく矛盾した宗教であると考えられる。一方では、父権的宗教の連続的同一性(二重悪魔性)をもち、他方では母権的宗教の即非的均衡性をもっているからである。
 今はここで留める。

民主党独裁による国家の私物化だ!:国家の悪性腫瘍の民主党:参院選

民主党独裁による国家の私物化だ!:国家の悪性腫瘍の民主党参院選挙で民主党を大敗北させよ!

テーマ:傀儡ペテン売亡国全体主義反動民主党 政権

民主党職員>国が給与 内閣官房在籍の調査員

3月31日2時32分配信 毎 日新聞

 鳩山内閣は30日、内閣官房に籍を置き、無給・非常勤の「専門調査員」として勤務している27人の民主党職員の一部を、有給・常勤の「政務調査官」など として登用する方針を固めた。各府省の政務三役を補佐している党職員を正規の国家公務員とすることで「政治主導」をさらに進める。国会に提出している政治 主導確立法案に新役職の創設を盛り込んでおり、成立後に起用する見通しだ。

 同法案で新設されるのは、官房長官国家戦略局長らを補佐する「内閣政務参事」「内閣政務調査官」と、各府省で政務三役を補佐する「政務調査官」。国家 公務員に準じた給与が支払われ、政務参事は月額85万〜72万6000円、政務調査官は同62万1000〜37万6000円などの俸給を受けるとしてい る。

 政府・民主党政権交代直後、政策決定一元化のために民主党政策調査会を廃止。政調職員たちが首相官邸や各府省で政務三役を補佐する態勢にしたが、官 僚側から情報漏れの懸念が示されたため、27人を守秘義務を課す「専門調査員」とした。ただ、非常勤ながら休日を除きほぼ毎日勤務していて、党務にはほと んど関与していないため、党ではなく国から給与を支払う方針に転じた。

 30日に閣議決定した答弁書でも「(党職員の)参事等への任用を排除しない」とした。

 これに対し官僚からは「党職員を税金で養え、という話 だ」との反発も出ている。【佐藤丈一】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100331-00000010-mai-pol


2010.3.30(その3)

森田実の言わねばならぬ【277】

平和・自立・調和の日本をつくるために[277]

新連載《「商工会」必要論〈4・完〉》地方軽視政策を改め、地方重視・中小小規模企業対策強化・失業対策重視・積極財政金融政策・公共事業推進への政策転 換をすれば日本は甦る−−「商工会」への期待は大きい

「月満れば虧(か)く」(『史記』)

 地方軽視の新自由主義・自由競争至上主義はもはや限界である。欧米においては、国民は新自由主義・自由競争至上主義が人間の幸せの敵であることに気づ き、新自由主義から訣別しつつある。しかるにわが国においては、政権交代が実現しても新自由主義政策がつづいている。鳩山民主党政権が誕生したが、基本的 経済政策は変わっていないのである。

 日本で2009年8月30日の総選挙で起きたのは、「政策転換なき政権交代」だった。日本国民は民主党に裏切られたのである。この矛盾は正されなければ ならない。

 このチャンスが日本国民の前にある。2010(平成22)年夏の参院選である。この参院選において、政府の政策を転換させなければならない。地方を重視 し、経済成長を推進する政治家を参議院に送らなければならないと思う。

 政治の方向転換が必要である。東京中心主義から地方重視・草の根重視への転換である。草の根からの日本再生を担うのは商工会である。政府・自治体は商工 会の役割を正当に評価し、応援すべきである。商工会への期待は大きいのである。(了)

http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C06225.HTML



イタリア・ルネサンス美学と東洋美学:超越的現象光と外界的現実

テーマ:美術・デザイン・ファッション・美容・ 整形

以下、Toxandoria氏の述べている

 

『二つの「文化の光」、つまり「オランダ の 光」と「ヴェネツィアの光」が両者間の交流プロセス』と『「現実認識能力(リアリズム感覚)」』

は興味深い。思うに、イタリア・ルネサンス美学の問題であるが、主に、ダヴィンチでわかるように、それは、東洋的美学なのである。差異即非・共振原理から 生まれる超越的光と現象的光が融合しているように思える。遠近法も本来、この二重性から生まれた現象的光を意味しているように思える。PS理論から言え ば、⇒+1である。⇒が超越的光と現象的光の融合であり、+1が物質的現実である。

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[芸術の価値] 「ヴェネツィア派の誕生」と歴史的リアリズムの現代的意味(改訂版‐3/3)

【画像】アントネッロ・ダ・メッシー ナ 『受胎告知の聖母』

Antonello da  Messina(ca1430−1479)「Virgin Annunciate」 c. 1476 Oil on wood 45 x 34,5 cm Galletria Nazionale della Sicilia, Palermo

ここに描かれているクリヴェリの人間的な聖母マリアからエ キセントリック で “カルトに近い偏狭な宗教原理主義 的リアリズ ム 観”は感じられない。おそらく、そのことにはヨーロッパ中央部における文化・経済的な「重層的融合と調和」の前史の一環として、それより少し前 にイタリアの画家アントネッロ・ダ・メッシーナ(Antonello da Messina/ca1430−1479)がフ ランドル地方 を旅したことがあり、その時に彼がヤン・ファ ン・アイク (Jan van Eyck/ca1390-1441)の下で先端描画法を学びヴェネツィアに帰国していたという歴史的事実が影響を与 えたと考えられる。だから、明らかにクリヴェリの聖母は“アントネッロの聖母”(=上の【画像】Virgin Annunciate、 c. 1476)の影響下にあると見なすべきなのだ。

このように美術史上で決定的な意味を持つ文化交流のプロセス で見 逃せないのは、自然・風土・市民社会 とい う広義の地域(ローカル )環 境に根ざす個性的で異質な二つの「文化の光」、つまり「オランダ の 光」と「ヴェネツィアの光」が両者間の交流プロセスで極めて重要な役割を果たしていたと考えられることだ。言い換えれば、この二つの「文化の光」のコミュ ニケーションと融合は、「理性と感性」を伴いつつ「歴史・伝統」と「目前の現実」(世界における内外環境の差異の絶えざる認識)を同時に直視できるタフで 豊かな「現実認識能力(リアリズム感覚)」を創造したのだ。

http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20100323/p1

toxandoria

『toxandoria の日記、アートと社会』



エクソダス・トランス・モダン:脱近代日本へ:半封建/半近代国家日本の精算:東洋・日本精神の復興

テーマ:日本ルネサンス:西洋を包摂した新東洋 文明

明治時代の脱亜入欧、戦後の米国支配の近代合理主義からの絶対的脱却が必要である(因みに、プラグマティズムの米国は、キリスト教を信奉する宗教国家であ る)。

 そのためには、日本本来の思想である差異共振原理を復興させる必要がある。それには、先ず、国学一神教国家主義(これが国家神道の根本的イデオロギー である)や封建的父権主義の批判が必須である。

 日本本来の差異共振原理とは多神教としての神道と不連続性の叡知の仏教との融合によって形成されたと思われる。この、いわゆる、神仏習合を哲学・科学的 に復興させる必要がある。PS理論はそのようなものである。

3587.江戸時代の実心実 学の復活が必要 2010.03.30F

日本の次のあるべき姿を追い求めると、江戸時代の実心実学の思想に行き着く。

国際戦略コラム

激化する金融世界大戦

2010年3月30日   田中 宇

この記事は「危うくなる米国債」 の 続きです。

 前回の記事の末尾に「金融財政を使った覇権をめぐる世界規模の戦い(暗闘)が激化し、金融世界大戦と呼ぶべき状況になりつつある」と書い た。この「金融世界大戦」は私の造語だが、比喩的に発したのではない。第一次世界大戦第二次世界大戦と同じ構図を持った戦いが、軍事ではなく金融という 道具立てを使って、今まさに展開しているという意味である。

 1980年代以来、米英の覇権が「金融覇権体制」とも呼ぶべき新事態に転換した結果、世界覇権をめぐる「世界大戦」も、軍事分野を主軸と する戦いから、金融分野を主軸とする戦いへと、すでに転換したと私は分析している。イラクアフガニスタンでは軍事の動きも続いているが、これはむしろ軍 産複合体を黙らせておくためとか、米英覇権を軍事面で自滅させるための、脇役的な存在になっている。今後起きるかもしれないイランと米イスラエルの戦争 も、米英覇権を自滅させる意味を持つ。

「戦争」は本質的に、覇権をめぐる争いだ(領土紛争の多くも、旧宗主国を含む関係国の過去の覇権的行為の遺物である)。覇権とは、他国に対 する影響力のことだ。昔は、覇権拡大といえば他国の領土を物理的に占領支配することだったが、産業革命と国民革命(フランス革命)の後「国家主権の侵害は 国際的に許されない」とする国際的な取り決めが欧州から世界に広がり、他国を戦争で破ってもその国土を併合することは国際的に許されず、代わりに傀儡政権 を置くやり方が主流になった。

 この転換は、人々が人権に目覚めたから起きたというのが教科書的な説明だが、実際には、産業革命によって覇権(英米)内部で資本家が強く なったために起きた。覇権国が世界を支配する植民地体制ではなく、国民のやる気(付加価値)を引き出せる国民国家が世界的に並立する方が経済成長が大きく なるので、二度の大戦を契機に、植民地支配は禁止され、覇権国である米英は世界を隠然と支配するやり方に切り替えた。世界がこの体制にあった時代が、近現 代(モダン)である。

http://tanakanews.com/100330worldwar.htm



モスクワにおける「テロリズム」そして、アフガンにおける「テロリズム」:何か符合している

テーマ:戦争屋覇権主義新植民地主義・新帝国 主義

オバマ大統領がアフガンへ行き、アンチ・テロリズム路線を再確認し、今度はモスクワで自爆テロ事件が起きた。これは、一種の新帝国主義ではないの か。アンチ・テロリズムという名目で、地政学的に他国を侵略する戦略ではないのだろうか。敵側の攻撃を大義名分として、侵略できるのである。当然、敵側の 攻撃(テロ)とは、諜報活動の一端に拠るものではないかと勘ぐるのであるが。モスクワ911バージョンである。

3588.大国政治の復活と リベラル民主主義の将来 2010.03.31F

英語表題「The Return of History」であるロバート・ケーガンの講演会を聞いてきた。

国際戦略コラム

Moscow metro: 19 black widows could launch fresh attacks

Nineteen "black widow" female suicide bombers trained by an Islamist terrorist known as "the Russian Bin Laden" remain at large and may launch fresh attacks on Moscow, Russian investigators have warned.

自爆テロで 警察署長ら9 人死亡=ロシア南部ダゲスタン

 【モスクワ時事】ロシア南部ダゲスタン共和国の町キズリャルで31日、自爆テロがあり、地元の警察署長を含む9人が死亡した。インタファクス通信が伝え た。(時事通信)

[記 事全 文]

・ キズリャルの位 置 - Google マップ

◇混乱が続くロシア南部・ダゲスタン

・ ロ シア南部・カフカス地方(チェチェン、イングーシ、ダゲスタン)で続く混乱 - 孤帆の遠影碧空に尽き(2009年8月 26日)

・ ア ジアを読む 「北コーカサス連邦管区設置・クレムリンの狙い」 - NHK解説委員室ブログ(2月3日)

◇29日にはモスクワでテロ(Yahoo!トピックス バックナンバー)

・ 露 テロ 共犯容疑者の行方追う (3月30日)

・ 露 テロ、2件とも女の自爆犯か (3月 29日)

カ フカースの国々

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%95%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%B9

中央アジアの地図

http://www.mars.dti.ne.jp/~raindog/WorldMusic/casia/casia.html

共犯容疑者 の行方追う=モスクワ・テロ

 【モスクワ時事】モスクワでの地下鉄連続テロ事件で、インタファクス通信は29日、ロシア治安機関筋の話として、自爆した2人の女性の共犯とみられる男 の行方を当局が追っていると伝えた。写真を合成した男の似顔絵が配布されているという。 (時事通信)

◇女2人による自爆テロと見られる

・ モスクワ連 続テロ、死者38人に…女2人自爆 - 読売新聞(3月 30日)

・ モスクワ地 下鉄で連続テロ=女が自爆、38人死亡−通勤時間帯狙う・ロシア - 時事通信(3月 30日)

◇北カフカス地方のイスラム武装勢力による犯行か

・ 浸透する過 激イスラム思想 モスクワ「テロの時代」暗示 - 産経新聞(3月 29日)

・ 「女の自爆 か」…テロ連鎖断ち切れぬロシア - 読売新聞(3月 29日)

◇被害は

・ モスクワ連 続自爆攻撃、死傷者は少なくとも100人超に - ロイター(3月 30日)

・ 泣く女性、 男性は顔から血=市民に衝撃−モスクワ地下鉄テロ - 時事通信(3月 29日)

◇外務省が注意喚起

・ ロ シア:モスクワの地下鉄における連続爆発事件の発生に伴う注意喚起 - 海外安全ホームページ(3月29日)

◇北カフカスの勢力が関係すると見られる主なテロ事件

発生年月 事件名 リンク先サイト名

2002 年10 月 モ スクワ劇場占拠事件

通信用語の基礎知識

2004 年2月 ロ シア地下鉄爆破テロ事件

防災システム研究所

2004 年9月 ロ シア・北オセチアの学校占拠事件

AFPBB News

2007 年8月 ロ シア列車爆発・脱線事故

AFPBB News

◇北カフカスチェチェンについて

・ 北カフカスの民 族集団 - フレッシュアイペディア

・ チェ チェン人とは誰か - チェ チェン総合情報

http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/russia/

犠牲者少なくとも39人に、モスクワ地下鉄駅の連続爆弾テ ロ

CNN Japan - ‎3 時間前‎

モスクワ(CNN) モスクワ中心部の地下鉄駅2カ所で29日朝起きた連続爆弾テロで、同国の緊急事態省などは30日、犠牲者は少なくとも39人と上方修正した。29日より1 人増えている。負傷者は60人以上。 自爆犯は女性2人とみられ、連邦保安局(FSB)は、 ...

モスクワ地下鉄連続爆破テロ:スラブ系に共犯者か 実行犯付き添い、ひげの男情報も

毎日新聞 - ‎5 時間前‎

【モスクワ大前仁】モスクワの地下鉄で29日に起きた連続爆破テロは、カフカス系の女2人が相次いで自爆を実行したとの見方が強まる一方、スラブ系の共犯 者がいた疑いがあるとする捜査情報が浮上している。ロシア政府は犯行の背後に控えるとみられるテロ集団を抹殺すると ...

ロシア大統領、制圧に全力誓う…地下鉄爆弾テロ

読売新聞 - ‎7 時間前‎

【モスクワ=山口香子】ロシアのメドベージェフ大統領は29日夜(日本時間30日未明)、計38人が犠牲となったモスクワの地下鉄連続爆弾テロで、テロ現 場となったクレムリンに近い地下鉄ルビャンカ駅を訪れ、連続テロに関与した犯人を「必ず捜し出し、 殲滅 ( せんめつ ...

モスクワ地下鉄テロ G8や安保理、相次ぎ非難声明

日本経済新聞 - ‎7 時間前‎

ガティノー(カナダ東部)=弟子丸幸子】モスクワでの自爆テロを受け、国際社会は 29日、テロ非難の声明を相次いで発表した。 主要8カ国(G8)外相はカナダで「卑劣なテロ攻撃を強く非難する」との声明を発表。犠牲者への哀悼の意を表するとともに「引き続き ...

地下鉄爆破『犯人根絶やしに』 対テロ作戦 ロ大統領が決意

東京新聞 - ‎5 時間前‎

【モスクワ=酒井和人】ロシアのメドベージェフ大統領は二十九日夜、連続爆破テロ事件の現場となったモスクワ中心部のルビャンカ駅を訪れ、「犯人たちを根 絶やしにする」と述べ、対テロ作戦の強化に向けて決意を表明した。 インタファクス通信などによると、 ...

メドベージェフ大統領、「テロリストをせん滅」

日本経済新聞 - ‎10 時間前‎

【モスクワ=金子夏樹】ロシアのメドベージェフ大統領は29日夜、自爆テロの発生したモスクワ中心部のルビャンカ駅を訪問した。同大統領はプラットフォー ムに献花し「テロリストは野獣だ。彼らを逮捕し、せん滅する」と強い口調で語り、求心力の維持に向け、テロ対策に強い ...

Moscow bombing: Russia braced for new wave of terror attacks

Moscow Attack a Test for Putin and His Record Against Terror

By CLIFFORD J. LEVY

The bombings confronted Prime Minister Vladimir V. Putin with a challenge to his record on terrorism, and raised the possibility that he would tighten his control over the government.

UPDATE1: 米ロ首脳、START1後継条約で最終合意

[ワシントン 26日 ロイター] オバマ米大統領とロシアのメドベージェフ大統領は26日の電話会談で、第1次戦略兵器削減条約(START1) の後継条約について最終合意に達した。条約の署名は4月8日にプラハで行う見通し。

 オバマ米大統領は記者会見で「1年間の交渉を経て、米国とロシアは過去約20年間で最も包括的な軍縮合意に達した」と語った。

 モスクワではメドベージェフ露大統領が、合意は「両国の利益の均衡」を反映しているとし、合意を歓迎する意を表明した。新条約は両国議会 での批准手続きを経て発効する。


 新条約は昨年12月に失効した1991年のSTART1の後継条約となり、有効期限は批准から10年間。ホワイトハウスによると、米ロの 戦略核弾頭の配備数を現行の2200から1550に、核運搬手段を半分に、それぞれ削減する。 

 クリントン国務長官は合意について、イランと北朝鮮に対し、核拡散防止に向けたメッセージを送るものだと述べた。


 オバマ米大統領は「合意は核の二大国である米ロが(核軍縮を)リードしていくという明確なシグナル」と強調。

 新条約の署名を行う予定のプラハは、オバマ米大統領が昨年4月、「核兵器なき世界」を提唱する演説を行った場所。4月12─14日にワシ ントンで開催する核安全保障サミットに向けて弾みとなる。


 交渉の焦点となっていた米ミサイル防衛(MD)システムについては、米側が「(新条約は)MDを制限するものではない」(ゲーツ米国防長 官)とする一方、ロシア側は新条約では戦略攻撃兵器と防衛兵器の関連性が法的に規定されるとの見解を示した。

http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK037482120100328

• 「イランへ強固な手段」声明、G8外相会合閉幕

読売新聞 - ‎10 分前‎

ガティノー(カナダ)=本間圭一、石川有希子】カナダの首都オタワ郊外ガティノーで開催していた主要8か国(G8)外相会合は30日、核開発疑惑の深ま るイランへの国連安全保障理事会の追加制裁決議採択に向け、「適切で強固な手段を取る」などとした議長声明を採択 ...

G8外相会合議長声明の要旨

時事通信 - ‎9 分前‎

ガティノー時事】主要8カ国(G8)外相会合の議長国(カナダ)が30日に発表した議長声明の要旨は以下の通り。 一、核拡散による世界の安全保障への脅威は深刻であり、2010年は将来の進路を決める極めて重要な年になる。 一、核兵器削減に向けた米ロの交渉妥結 ...

イラン核開発に「強い措置」 G8外相会合

日本経済新聞 - ‎26 分前‎

ガティノー(カナダ東部)=山内菜穂子】主要8カ国(G8)外相会合は30日午後(日本時間31 日未明)、オタワ近郊のガティノーで2日間の日程を終え て閉幕した。国連安全保障理事会決議に反して核開発を続けるイランに強い懸念を共有した上で「適切で強い措置をとる必要 ...

核に関するG8声明要旨

時事通信 - ‎19 分前‎

ガティノー時事】主要8カ国(G8)外相会合が発表した核不拡散・軍縮・核の平和利用に関する共同声明の要旨は次の通り。 一、核不拡散体制の礎石で、核軍縮追求と核の平和利用促進に不可欠な基盤として、核拡散防止条約(NPT)に対する絶対的支持を確認する。 ...

「核なき世界つくる」=不拡散・軍縮で共同声明−G8外相会合

時事通信 - ‎1 時間前‎

ガティノー(カナダ東部)時事】カナダの首都オタワ近郊ガティノーでの主要8カ国(G8)外相会合は30日午後(日本時間31日未明)、5月の核拡散防 止条約(NPT)再検討会議成功に向け「すべての人々にとり安全な世界を追求し、核なき世界に向けた条件づくりを ...

G8外相会合、核問題めぐりイランへの圧力を拡大

ロイター - ‎2 時間前‎

ガティノー(加ケベック州) 30日 ロイター] 主要8カ国(G8)外相会合は30日、イランの核開発プログラムをめぐり、同国に対するより強硬な措置を呼び掛けた。また、米国は、制裁の必要性について 中国から同意を得ることに確信を示した。 G8外相は、国際社会に ...

G8外相、「核のない世界」実現へ努力

TBS News - ‎1 時間前‎

カナダで開かれていたG8外相会合が閉幕し、アメリカのオバマ大統領が提唱した「核のない世界」の実現へ向け、G8各国が努力していくことを確認しまし た。 G8外相は、議長声明に加え、核軍縮・不拡散に関する別の声明を発表し、「我々はより安全な世界を追求し、 ...

G8外相:イラン核開発計画に「重大な疑念」−解決へ強力な措置

ブルームバーグ - ‎3 時間前‎

3月30日(ブルームバーグ):主要8カ国(G8)外相は30日、カナダのケベック州ガティノーで開かれた外相会合で、イランの行動によって同国が平和利 用と主張する核開発計画に「重大な疑念」が強まっていると指摘し、問題解決に向けて「強力な措置」を講じる用意があると ...



東洋的ゲーテ:精神的自然科学論

テーマ:生命科学/遺伝子問題/進化論

これは、コンパクトな、しかし、凝縮された内容のゲーテの自然科学論文集である。全集版は高価であるが、これなら、買えるだろう。

 ゲーテの資質が東洋的であるのがよくわかる。ドゥルーズゲーテスピノザ主義者ではないと批判していたが、私はスピノザ以上にゲーテは東洋的であると 思う。

 10年以上前に読んだと思う。ほとんど内容を忘れていたが、対極論等はここでも確認したと思う。

 再読するとまた新しい知見を得るだろう。また、先に触れたように、ベクトル・モード論とゲーテ形態論の比較が最高度に意義深いと考えられる。

追記:ベクトル・モード論がゲーテ形態論を 検証するだろう。

[目次・構成・収録内容(抜粋)]

解題 高橋義人

凡例

第一部 自然観

  神と世界

 『形態学論考』誌序 有機的自然の形成と変形

 『色彩論』序

第二部 方法論

第三部 形態学

 自然の同 一性と原型

 メタモルフォーゼ

 自然の非同一性

 諸論各説

 二つの系のあいだで

 総合的生物学

第四部  色彩論

 観察と方法

 色彩の成立と各種の色彩

 色彩現象の法則

 絵画と色彩

 反ニュートン

 特殊研究: 内視的色彩

訳者後記

付載

用語解説兼牽引

人名解説兼牽引

ゲーテ年譜

http://www.milbooks.com/shop/detail.php?code=BK050721



ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ

出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』

自 然科学者としての業績 [編集 ]

ゲーテは学生時代から自然科学研究に興味を持ち続け、文学活動や公務の傍らで人体解剖学、植物学、地質学、光学などの著作・研究を残している。20 代のころから骨相学の研究者ヨハン・カスパール・ラヴァーターと親交のあったゲーテは骨学に造詣が深く、1784 年 に はそれまでヒトにはないと考えられていた前顎骨 がヒトでも胎児の時にあることを発見し比較解剖学に貢献している。

自然科学についてゲーテの思想を特徴付けているのは原型(Urform)という概念である。ゲーテはまず骨学において、すべての骨格器官の基になっ ている「元器官」という概念を考え出し、脊椎がこれにあたると考えていた。1790年 に 著した「植物変態論」ではこの考えを植物に応用し、すべての植物は唯一つの「原植物」(独:de:Urpflanze )から発展したものと考え、また植物の花を構成する花弁や雄しべ等の各器官 は様々な形に変化した「葉」が集合してできた結果であるとした。[5] こ のような考えからゲーテはリンネ の分類学を批判し、「形態学 (Morphologie)」と名づけた新しい学問を提唱したが、これは進化論 の先駆けであるとも言われている[6] 。

またゲーテは20代半ばのころ、ワイマール公国の顧問官としてイルメナウ鉱山 を視察したことから鉱山学、地質学を学び、イタリ ア滞在中を含め生涯にわたって各地の石を蒐集しており、そのコレクションは1万9000点にも及んでいる。なお針鉄鉱 の英名「ゲータイト(goethite)」はゲーテに名にちなむものであり、ゲーテと親交のあった鉱物学者によっ て1806年に名づけられた。

晩年のゲーテは光学の研究に力を注いだ。1810年 に 発表された『色彩論 』は20年をかけた大著である。この書物でゲーテは青と黄をもっとも根源的な色とし、また色彩は光と闇との相互 作用によって生まれるものと考えてニュートン のスペクトル 分析を批判した。ゲーテの色彩論は発表当時から科学者の間でほとんど省みられることがなかったが、ヘーゲルシェリングゲーテの説に賛同している。

ゲーテの科学研究についての翻訳は以下のものが入手しやすい。

• 『自然と象徴 自然科学論集』 高橋義人 ・前田富士男編訳 (冨山房百科文庫 、1982年)

• 『色彩論 完訳版』 高橋義人・前田富士男ほか訳 (全2 巻+別冊:工作舎、1999年) ISBN 9784875023203

• 『色彩論』 木村直司 訳 (ちくま学芸文庫 、2001年)

• 『ゲーテ形態学論集 植物篇・動物篇』 各.木村直司編訳 (ちくま学芸文庫、2009年)

• 『ゲーテ全集.14 自然科学論』 木村直司・高橋義人ほか訳 (潮出版社 、新版2003 年)

文庫版が出ていた。

ゲーテ形態学論集・植物篇

ゲーテ 著 , 木村 直司 編訳

花、それは

葉のメタモルフォーゼ

花は葉のメタモルフォーゼ。根も茎もすべてが葉である。『色彩論』に続く、いま時代も待望する形態学全2巻。文庫版新訳オリジナ ル。図版多数。

• シリーズ:ちくま学芸文庫

• 定価:1,575円(税込)

イタリア旅行で南欧の植物の多様性に目を見はったゲーテは、仔細に観察し、それらを統べるものへと想像をめぐらせた。メンデルの法則が世に知ら れる100年以上も前に圧倒的洞察力で、植物のメタモルフォーゼを確信している。「すべては葉である」「花は葉の変形したもの」「地面の下で湿潤だけを吸 収する葉を根と呼ぶ」「すぐに拡張する葉は葉柄ないし茎である」。文豪にして偉大な自然科学者の樹立した形態学は、分析と還元を旨とする現代の先端研究者 たちに思いがけぬ指針を残していた。「形態学」の真髄とその周辺をていねいに掬い上げた文庫版新訳オリジナル。本書姉妹篇に『動物篇』がある。

形態学―有機体の形成と変形(形態学序論

形態学と諸科学の関係

形態学一般に関する考察

形態学への予備的研究

友 好的呼びかけ)

植物学(論文「植物のメタモルフォーゼ試論」の成立

植物のメタモルフォーゼ試論

植物のメタモルフォーゼ第二試論

そ の後の展開

植物メタモルフォーゼ論の展開

私の論文の影響とそこで言い表された理念の展開

植物生理学の予備的研究

植物学断 章

ビクノニア・ラディカンス

植物の螺旋的傾向について

著者は自己の植物研究の歴史を伝える)

http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480091857/

ゲーテ形態学論集 動物篇

ゲーテ 著 , 木村 直司 編訳

生きて発展する

刻印されたフォルム

多様性の原型。それは動物の骨格に潜在的に備わる「生きて発展する刻印されたフォルム」。ゲーテ思想が革新的に甦る。文庫版新訳オ リジナル。

• シリーズ:ちくま学芸文庫

• 定価:1,365円(税込)

生きて発展する刻印されたフォルム!それは動物の骨格に潜在的にそなわっている「比較の第三者」としての原型を意味するゲーテの革新的な生物学 思想の言葉である。植物において「すべては葉である」としたゲーテ形態学は、さらに対象を動物にも広げていく。動物形態の多様性は骨学的原型から発するも の、またそれぞれの動物の骨格部分は同一の基本器官のメタモルフォーゼ(変態)と洞察した。それら哺乳類についての論考のほかに、チョウのメタモルフォー ゼやヒトの観相学をも含むオリジナル編集になる新訳決定版論考集成。図版多数。哲学しはじめた20世紀後半の現代科学に贈られた、ゲーテの大いなる遺産。 『植物篇』の姉妹篇。

観相学観相学一般について

観相学者の一見誤った推論

観相学的診断

アリストテレスによる動物の頭蓋に関する観相学的所 見)

動物学(昆虫、とくに蝶のメタモルフォーゼ

普遍的比較説の試論

動物の形態についての試論

骨学から出発する比較解剖学 総序論の第一草案

比較解剖学総序論第一草案最初の三章に関する論述 ほか)

http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480091871/

色彩論

ゲーテ 著 , 木村 直司 翻訳

数学的・機械論的近代自然科学と一線を画し、自然の中に「精神」を読みとろうとする特異で巨大な自然観を示した思想家・ゲーテの不 朽の業績。

• シリーズ:ちくま学芸文庫

• 定価:1,575円(税込)

文豪ゲーテは多くの貌をもつ。その文業とともに、終生情熱を傾けたのが、植物学・動物学・地質学・解剖学・気象学などに及ぶ広汎な自然研究で あった。とりわけ形態学と色彩論はその白眉と言うべく、シュタイナーらの再評価を経て、現代的関心もきわめて高い。分析と還元を旨とする近代科学の方法に 対して、綜合と全体化を目指すゲーテの理念の背景には、汎知学‐ヘルメス学の伝統が控えている。『色彩論』の精髄たる「教示編」に加え、「科学方法論」を 併載し、ゲーテ自然思想へのチチェローネとなす。

科学方法論(近代哲学の影響

直観的判断力

省察と忍従

形成衝動

種々の問題

適切な一語による著しい促進

客 観と主観の仲介者としての実験

経験と科学

分析と綜合

自然哲学

自然―断章

箴言的論文『自然』への注釈)

色 彩論―教示編(色彩論草案

序論

生理的色彩

物理的色彩

化学的色彩

内的関連の外観

隣接諸領域との関係

色 彩の感覚的精神作用)

http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480086198/

Johann Wolfgang von Goethe

Texte

• Werke von Johann Wolfgang von Goethe . In: Zeno.org .

• Werke von Johann Wolfgang von Goethe . In: Projekt Gutenberg-DE .

• Werke von Johann Wolfgang von Goethe als Hörbücher bei LibriVox

• Gedichte von Johann Wolfgang von Goethe (Ausgabe letzter Hand; West-östlicher Divan) bei di-lemmata.de (inkl. lemmatisierter Wortlisten)

• Werke von Goethe im Literaturnetz

• Informationen zu Goethe, Johann, Wolfgang, von im BAM-Portal

• Gedichte auf zgedichte.de

Naturwissenschaftliche Schriften

Zeno.org

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連続性力学について:反動的感情が連続性の力学である:父権制/一神

連続性力学について:反動的感情が連続性の力学である:父権制一神教が連続性力学を生んだ


テーマ:自己認識方程式(+i)* (-i)⇒+1


同一性原理(アンラ・マンユ)については、+1ということで、明晰に解明できるが、連続性原理について、まだPS理論的には、明晰に解明されていないと考えられる。
 不連続性の概念が不連続的差異論の出発点であり、その視点から、ドゥルーズの差異=微分の連続的差異論を批判することができた。
 では、連続性の力学とはいかなるものなのか。本来、差異、絶対的差異ないしは絶対的他者を同一性と結びつける誤謬・錯誤・錯視の力学であるが、その「妄想」の力学は何か。
 ⇒+1において、認識は本来⇒であるが、それが、+1と一致するのが、連続性の錯誤・誤認である。言い換えると、精神を物質と一致させる発想である。これは、ヘーゲル哲学の核心である。
 フッサールノエシスノエマの超越論的認識性を提示したが、ノエマは、物質+1ではなく、⇒の先端を見なくてはならない。言い換えると、ノエマは現象像である。ベクトル・モードである。
 では、⇒の先端のモードと+1の物質を連続させる力学が一般に作用するのであるが、この連続的作用とは何かである。
 ここで少し迂回してみよう。言い換えると、違う視点をとってみよう。
 それは、他者問題である。自己内他者があるが、それを一般に自己は否定するのである。つまり、自我の形成である。自我は他者を否定するのである。つまり、差異を否定するのである。この他者・差異の否定であるが、そのとき、自我となった自己は、否定した他者・差異と裏返しに一致するのではないだろうか。つまり、他者・差異とネガティブに一致(同一性化)しているのではないだろうか。
 自己を +iとし、他者を -iとすると、他者の否定は-(-i)=+i である。つまり、ここで、自己は他者を否定して、思うに、シャドウ(影)である自己-(-i)=+iを形成するのである。これは、自己+i=シャドウ自己+i で、自己同一性(=自我)が形成されるのではないだろうか。
 思うに、この自己同一性=自我が、連続性を意味するのではないだろうか。
 とまれ、この自己同一性=自我は、他者を同一性化しているのであり、ここに連続性の原理が生起していると思われる。そして、この自己同一性=自我が、物質的同一性の原理と重なると、唯物論ないしは近代合理主義(近代的自我)が生まれると考えられる。
 以上から、連続性とは自己の否定作用によって生起する力学であることになったが、自己の否定作用とは何だろうか。
 それは、否定的感情、反感、ルサンチマンと考えられる。自己の鏡像(同一性自己)に対して、他者はそれをいわば異化するのであり、その異化に対して、自己は反感をもつと考えられる。この反感が他者を否定するのであり、自己鏡像(同一性自己)が支配的になるのである。
 つまり、感情の反動が自己の否定作用であり、それが連続性の力学の根本であることになる。
 反動的感情(反感)が、他者・差異という現実を曇らせる、濁らせる、誤らせるのであり、それが誤謬・錯誤・錯視・妄想・妄念・邪念を生むと考えられる。
 仏教的に言えば、無明、色である。結局、不連続的差異=絶対的差異=絶対的他者の認識とは、この反動的感情による連続性の誤謬を断つ真理的認識である。
 これは、実に仏教がはるか二千年以上前から説いてきたことでもある。(これは、フッサール現象学が20世紀において説いたことに通ずる。ただし、フッサールは、超越論的主観性を明確に絶対的差異、超越的差異としては捉えてはない。)色即是空、空即是色の般若心経の叡知は、連続性を断つ不連続性の認識を説いているのである。禅の哲学も同じことである。そして、鈴木大拙即非の論理とはこの仏教の不連続性の認識の至高の精華・宝玉であると言えよう。
 では、この反感=連続性の原因は何かと考えると、これは、やはり、父権制ないしは封建制にあると思う。男性の志向は、他者への反発を強くもっているからである。言い換えると、攻撃性、暴力性、破壊性である。
 シュタイナーは私の理解では連続性の原理と考えられる悪魔ルシファーを説いているが、それは、父権制・父権主義・男性中心主義の文明になったときに生じたと考えられる。(では、同一性=物質原理であるアンラ・マンユはいつ生まれたのだろうか。これは課題にする。)
 この父権制とは、一神教の成立と深く関係する。なぜなら、当然ながら、一神教は父権主義であるからである。
 故に、ヤハウェは、連続性の原理をもっていると考えられるのである。西洋文明が覇権主義、すなわち、帝国主義植民地主義なのは、この連続性の原理に拠ると考えられる。
 しかしながら、「キリスト」原理とは、実は、本来は差異・他者の原理であるが、それが、ヤハウェの連続性の原理とつながっている(三位一体論)ために、せいぜい、連続的差異の思想になってしまうのである。だからこそ、「聖霊の時代」の意義があるのである。それは、キリスト教会の崩壊である。(シュタイナーの説くキリストは太陽霊であり、アフラ・マズダーである。PS理論から言えば、太陽はいわば、Primary Media Point, Fundamental Media Point, Principal Media Point, Original Media Pointの象徴であると考えられる。それは多様な超越的対極差異が共振融合している様態であると考えられる。)
 日本を考えると、連続性力学は当然、封建時代の父権主義によって生起したと考えられる。(武士の問題であるが、私は武士は根源は父権的ではなく、母権的ではないと思う。もちろん、後になり、父権制が重なるのであるが。)
 イデオロギー的には、国学が連続性力学を生み出したと考えられる。それが狂信的な尊皇攘夷を生み出し、また、昭和の狂気の戦争路線を生みだしたと考えられるのである。ここで一言天皇制について言うと、それは、本来、母権制である。女神信仰である。(そして、仏教と習合して、日本独自の差異共振原理を生みだしていたと考えられる。)しかしながら、国学ナショナリズムや明治の軍国主義国家主義に利用されて、一神教・父権的な国家神道にされてしまったと考えられる。
 この封建・父権的連続性力学が未だに強く日本を支配しているのであり、それが戦後の近代合理主義(唯物論)の同一性原理と結びついて、完全に精神的知性を喪失したのが、現代日本である。
 簡単に日本の資本主義に触れると、封建・父権的連続性力学は、実態としては、国家資本主義(社会主義)となり、政治家・官僚が支配する同一性的資本主義なのである。
 資本主義とは、本来、差異(個)の経済である。差異共振(個の共同)の経済であるが、交換価値=同一性価値が支配すると資本主義は恐慌となるのである。
 本来の差異的創造である資本主義を駆動させるための知恵が今日必要とされているのである。差異価値が主であり、交換価値が従である差異共振創造資本主義の構築が必要である。このためには減価通貨制度を取り入れたり、兌換通貨制度(銀本位制、金本位制)を復活させる必要があると考えられるのである。思うに、両者を複合化させることができるのではないだろうか。この点は検討課題である。 


追記:後で、連続性力学について整理したい。



参考:

日本の美 「わびさびと琳派


日本美術の受難
一方、これとは別に、幕府を倒し、天皇を絶対的な軸とする初期の明治政府は神道こそ信じるべき宗教とし、廃仏きしゃくの運動を引き起こし、仏教を軽く扱うと同時に、日本の伝統の美をも排斥する動きを強くした。
先ごろアフガニスタンタリバンが仏像を破壊して大きな国際問題となったが、明治の日本でもこれと似たような悲しい歴史があったのである。
現在でも、多くの寺の一角に神社が祭られているが、これは寺に神社を取り込むことで廃仏きしゃくからまぬがれようとした歴史の痕跡である。

さて、この時これに真っ向から対立したのが当時、東京美術学校(現在の東京芸大)の初代校長であった岡倉天心だった。
彼は教え子であった横山大観菱田春草、下村観山などを引き連れてアメリカに渡り、アメリカで創作活動をすると同時に、破棄される仏像や日本の美術品を、アメリカを拠点として買い集め、メトロポリタン美術館などに避難させたのである。
やがてそうした動きが下火となり、彼らは日本に戻って美術活動を再開するが、岡倉天心菱田春草、下村観山は早く亡くなってしまった。しかし、横山大観は90歳の長寿をまっとうし、明治、大正、昭和にかけて日本画の重鎮として活躍したことは有名である。
http://yp1.jp/corporate/backnumber/2004/1114.html

株式会社ヤマプラ

亡国政治を超えて:脱封建的近代主義とプレ・モダン・ジャパン:「日

亡国政治を超えて:脱封建的近代主義とプレ・モダン・ジャパン:「日本人」の日本・東洋回帰へ向けて


テーマ:日本再生・東洋ルネサンス計画


今は余裕がないので、検討できないが、問題はやはり、戦後である。アメリカは、反共政策のために、A級戦犯を解放した。これが、戦後の官僚社会主義=国家統制主義の根因であろう。
 問題は、官僚社会主義=国家統制主義の意味である。これは、これまでの述べてきたように、封建的同一性主義である。これに、唯物的近代主義が入るのである。決して、個・差異の思想は入らないのである。この事態を封建的近代主義という妙な言い方で表現しもした。
 問題は、日本の個・差異の思想の根拠である。明治維新は、個・差異的エネルギーと天皇制的封建制(官僚制)の混淆であった。戦後、これらが否定されて、近代合理主義が入った。しかしながら、戦前の封建制(官僚制)が残ってしまったのである。
 これが、現代日本の軛なのである。問題は天皇制というよりは、封建制・官僚制である。この上下ヒエラルキーを突破する必要がある。日本的個・差異に回帰する必要がある。
 日本的個・差異は、プレ・モダン・ジャパンにあるのである。神道や禅仏教等に回帰すべきである。科学・技術は、それと矛盾しないのであり、返って、両者は相互的に創造的になるのである。
 「日本人」は日本や東洋に回帰すべきである。脱亜入欧イデオロギーからエクソダスすべきである。

追記:問題は明治維新の哲学的意味である。既述したように、それは、日本ルネサンスであった。しかし、同時に、全体主義へと導くものであった。簡潔に言えば、明治維新において、日本人のMedia Pointが激しく開いたのである。しかし、同時に、父権主義/封建主義があったために、連続的同一性化=同一性主義化したのである。これが短絡化をもたらし、全体主義へと導いたと考えられる。
 戦後、象徴天皇制によって、Media Pointが閉ざされたのである。問題は、戦後日本におけるMedia Pointの閉鎖を突破することである。この同一性主義言説空間を破壊しないといけないのである。
 それは、封建的近代主義と米国的同一性主義との癒着によってもたらされている。
 今日、米国的同一性主義が解体の過程にあり、また、封建的近代主義の自公党が支離滅裂の政治を行っている、《カオス》の様態にあり、日本において、トランス・モダンMedia Point言説空間を開くことが重要な問題となっている。
 自公党の問題は、米国的同一性主義に隷属した封建的近代主義(封建的同一性主義)の問題である。封建主義/父権主義のもつ卑しい利己主義の壁の突破が問題なのである。

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参照:

定額給付金 早くも反旗 所得制限、異論相次ぐ

11月13日21時36分配信 毎日新聞

定額給付金 早くも反旗 所得制限、異論相次ぐ

拡大写真

鳩山邦夫総務相=国会内で2008年11月12日、藤井太郎撮影
 総額2兆円の定額給付金をめぐる混乱が13日、早くも顕在化した。市区町村に委ねられた所得制限では、鳩山邦夫総務相は地方の反発に考慮し、空文化が望ましいという考えを表明。千葉市は早々に制限を設定しない方針を決めた。また、全国市長会が窓口に負担がかからない仕組みを政府に要望する決議を行ったほか、政府による給付を求める意見も飛び出した。【石川貴教、斎藤有香、沢田石洋史】

 鳩山氏は13日の衆院総務委で「スピードが肝心であり、シンプルにして全世帯、全国民がもらえることを大原則にしないといけない。そうしないと自治体が混乱する」と強調。滝野欣弥総務事務次官も会見で「全員給付を可能にしたうえで市町村の裁量が働く」と述べ、全員給付が基本路線との認識を示した。

 全国市長会佐竹敬久会長(秋田市長)が口火を切る形で、全国から事務負担の大きさに難色を示す声が相次いでいることを受けた対応だった。

 こうした中、千葉市の鶴岡啓一市長は13日の定例会見で「ばらまき政策だと言われるが、必ず喜ばれる。私も必ず受け取りたい」と定額給付金そのものは評価しつつ、「自治体が所得制限をするのは困難」と明言した。

 一方、全国市長会は13日の理事・評議員合同会議で「混乱をきたさないよう極力簡素な仕組みとし、都市自治体の実態や意見を十分踏まえること」などを政府に求める決議を採択。佐竹会長はプロジェクトチームを設置し、政府との折衝に当たる考えを示した。

 合同会議には全国から約170人が出席。質疑では「厳しい財政状況下で2兆円ものお金を突如ばらまく政策判断で、このまま進めば国が滅ぶ」(松浦正人山口県防府市長)といった意見も出た。

 これとは別に横浜市中田宏市長は13日、首相官邸総務省を訪ね、住民基本台帳ネットワークシステム(住基ネット)を利用して政府が給付金を配るよう提案。「国が発送すれば市町村はみんな喜ぶ」とぶち上げた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081113-00000022-maip-pol

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IMF強化へ10兆円拠出=金融サミットで首相表明へ
 麻生太郎首相が米ワシントンで14日から開かれる金融危機対策のための緊急首脳会合(サミット)で、国際通貨基金IMF)に対して日本の外貨準備から最大10兆円規模の資金拠出を表明することが13日、分かった。政府関係者が明らかにした。金融危機によって打撃を受けた新興国や途上国へのIMFの支援融資を後押しするのが狙い。 (時事通信)

・ <金融サミット>政府がIMFに10兆円融資 - 1兆ドル(約100兆円)に上る日本の外貨準備。毎日新聞(11月12日)
・ 金融サミット、危機突破のため日本が中心的役割果たす=官房長官 - ロイター(10月20日)
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/international_monetary_fund/

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田原総一朗の政財界「ここだけの話」
田母神論文」問題の本質は
“決起”の危険性

2008年11月13日

 11月11日、参議院田母神俊雄航空幕僚長、つまり、元航空自衛隊のトップの参考人招致が行われた。

 僕は直接国会に行ったわけではないので、議事録を読んだだけなのだが、このやりとりを見て非常に歯がゆい思いがした。
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20081113/112209/

今、植草氏のブログへのアクセスが禁止されている状態である。以下、

今、植草氏のブログへのアクセスが禁止されている状態である。以下、キャッシュの転載である。


テーマ:麻生内閣ポスト麻生


今、植草氏のブログへのアクセスが禁止されている状態である。以下、キャッシュの転載である。


植草一秀の『知られざる真実』
2008年10月29日 (水)
警察の実態を映し出す証拠映像

10月26日に渋谷から麻生首相の私邸までのウォーキングツアーを実施した若者グループの3人が警察に突然逮捕された。このことは、昨日付記事「麻生首相正規雇用労働者蔑視発言ほか」で伝えた。

TBSがニュース報道した内容は以下の通り

10月26日20:00のTBSニュース

麻生首相宅を見学」と称し無届けデモ

26日午後、東京・渋谷で、麻生総理の自宅を見学するツアーと称して無届のデモ行進が行われ、参加者の男3人が警視庁公安部に逮捕されました。

26日午後4時頃、「渋谷区にある麻生総理の自宅を見よう」という、ネットなどでの呼びかけに集まった市民グループおよそ50人がハチ公前から行進を始めました。

しかし、事前に集会やデモ行進の申請をしていなかったため、警視庁公安部は市民活動家の男1人を逮捕、さらに、それを妨害しようと警察官に暴行するなどした男2人を公務執行妨害の現行犯で逮捕しました。

公安部は、再三警告を行ったにもかかわらず、行進などを行ったとしています。

(26日20:00)

このニュース報道の末尾に、以下の表現がある。

「公安部は、再三警告を行ったにもかかわらず、行進などを行ったとしています。」

 警察発表では、無届けのデモであるので、中止するように再三警告したが、市民グループは警告を無視してデモを実施したため逮捕したということになる。

 ところが、若者の市民グループはウォーキングツアーを始める前に、警察と話をし、警察も了解を与えていたことが明らかになった。

 「低気温のエクスタシーbyはなゆー」様 、「カナダde日本語」様 、「雑談日記(徒然なるままに、。)」様 をはじめ、多くの方が動画を提供してくださっている。

 若者たちが警官グループにウォーキングの内容を説明して、了解を得ている場面がビデオに撮影されていた。

 「低気温のエクスタシーbyはなゆー」様 が提供してくださった動画から、若者グループが警察の了解を得ている場面 をご高覧いただきたい。

 ところが、この後、ウォーキングツアーを開始しようとした若者グループが突然逮捕された。

 若者グループは警察と協議し、車道を歩かないことなどの了解を取り、警察もウォーキングを認めている。

 同じく「低気温のエクスタシーbyはなゆー」様 が提供してくださった逮捕場面 である。

 先頭を歩く若者に手前横から帽子をかぶった男性が近づき、そのままぶつかった途端に逮捕されている。その後「こうぼうだ!こうぼうだ!」と叫び、「逮捕しろ!」と叫んでいる男性が公安の私服警官であると見られている。「こうぼう」とは「公妨」=「公務執行妨害」のことである。

 若者が警官に暴力を振るった形跡はまったくない。公安職員と思われる帽子をかぶった男性が、一方的に男性に接近し、接触した直後に「逮捕」の怒声が飛び交っている。

 若者が警察に拘束されようとするところ、同僚メンバーが必死に助け出そうとした。ところが、左からライトブルーのYシャツにグレーのベスト、肩からカメラらしきものを提げた男性が走って体当たりして、拘束した男性を助けようとする同僚から切り離した。この男性も公安職員なのだろう。

 若者が警官と話をしている動画を見たとき、私はすぐに逮捕の動画に登場する公安職員と見られる男が画面右奥に映っていることに気付いた。警官の了解を得てウォーキングを始める場面から、公安職員は把握していたのである。若者が警官と協議している動画 を改めて確認していただきたい。

 このことを「雑談日記(徒然なるままに、。)」様 が詳しくブログで解説してくださっている。

 (追記)「KNのブログ」様がウォーキングツアー先頭の若者に接触した防止をかぶった男性、「公妨」と叫び逮捕を指示した男性、仲間を救出しようとした同僚に体当たりしたライトブルーのYシャツとグレーのベストの男性が相談しながら歩く動画を掲示くださいましたので、その動画にリンク を張らせていただきます。これで、全体の流れが非常によく分かります。(追記ここまで)

 これらの一連の経過をたどると、TBSほかマスメディアが報道している内容 と、真実には「天地の開き」が存在していることがよく分かる。

 TBS報道は「再三警告を行ったにもかかわらず、行進などを行った」と報道している。この報道が、ぎりぎりのところで救われるのは、「公安部は・・・としています」と表現していることだ。

 メディア報道の大きな問題は、警察当局の発表をそのまま垂れ流すことだ。何も知らない一般国民は、垂れ流された情報をそのまま鵜呑みにしてしまう。

 しかし、警察は一般に想定されているような善良な存在ではない。私は深くその真実を知っている。私が巻き込まれた冤罪(謀略?)事件では、私の無実潔白を証明する決定的証拠であった防犯カメラ映像が警察によって消去されてしまったが、今回の渋谷事件では、決定的証拠を市民が撮影していたため、真実を広く国民に知らせることができる。

 渋谷のウォーキングツアーの事例でも、若者は警察と協議し、警察の了解を得たうえでウォーキングツアーを開始しているのだ。「再三警告を行ったにもかかわらず、行進をした」との公安部の説明は、現在得られている動画情報などから得られる状況とは、明らかに食い違っている。

 若者はこうした経緯を経て「逮捕」されている。「逮捕」は基本的人権である「身体の自由」を奪う、極めて重大な国家権力の行使である。渋谷の事例が不当逮捕であるなら、国民の生活の安全を守るはずの警察権力が、極めて重大な人権侵害を犯していることになる。

 この動画を広く流布する必要がある。警察の行動の一端を国民が知ることが可能になる。警察は権力に迎合し、不当に権力を行使する存在であるとの仮説を、これらの動画は説得力をもってわれわれに迫る。

 「雑談日記(徒然なるままに、。)」様 が主張されるように、野党はこの問題を重大な問題として国会で取り上げるべきである。渋谷警察署の警官と公安警察が事前に連絡し、ウォーキングツアーを実施させるように仕向けたうえで逮捕した可能性もある。

 マスメディアは続報をまったく伝えないが、日本の民主主義、警察の実態を知るうえで、この問題は極めて重要である。特別公務員暴行凌虐罪の適用も含めて、事件の徹底的な検証が求められる。

http://72.14.235.104/search?q=cache:ZqSOuuFoZ9kJ:uekusak.cocolog-nifty.com/blog/+%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%96%E3%82%8B%E7%9C%9F%E5%AE%9F&hl=ja&ct=clnk&cd=3&gl=jp&lr=lang_ja&client=firefox-a

西洋文明の終焉とオバマ新大統領:同一性主義の崩壊と差異共振主義の

西洋文明の終焉とオバマ新大統領:同一性主義の崩壊と差異共振主義の台頭・勃興


テーマ:ポスト・ユダヤキリスト教西洋文明


私は、同一性主義金融資本主義の崩壊(ウォール・ストリートの金融崩壊)は、西洋文明の終焉であると述べてきた。
 しかし、オバマ新大統領が誕生した米国は底力があり、西洋文明はだいじょうぶではないかと考えられるかもしれない。
 しかしながら、これまで述べたオバマ氏自身の文化・社会的背景は、アジア・アフリカ的なものが目立つのである。あるいは、多文化多民族共振性があるのである。
 ということは、オバマ新大統領の誕生とは、やはり、ポスト西洋文明、新東洋文明(アフリカを含めて)の誕生と考えられるだろう。
 思うに、同一性主義こそ、西洋文明の哲学的核心であったのであり、これが、崩壊したのである。差異共振主義が台頭し、勃興しつつあるのである。

P.S. 民主主義は、西洋文明的なものではないかと反論されるだろう。しかし、オバマ氏の民主主義は、ブッシュの民主主義とは正反対である。後者は同一性主義であったし、前者は差異共振主義である。
 だから、単純に民主主義が西洋文明的であるとは言えないのである。アメリカ民主主義はキリスト教の影響が大である。それは、「イエス教」(一神教性を除いたイエスの教え)の差異共振主義が根幹にあると考えられるのである。
 そして、キリスト教ではなく、「イエス教」は、東洋の宗教なのである。

参考:
オバマ氏のハワイ的アジア・アフリカ差異共振文化・社会的背景」
http://ameblo.jp/renshi/entry-10161595920.html


「検討問題:オバマ新大統領と差異共振経済」

http://ameblo.jp/renshi/entry-10161539142.html


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参照:

西洋と東洋の逆転が始まる
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文明は800年周期で西洋と東洋が栄枯盛衰を繰り返し、西洋から
東洋に文明の隆盛が移行する時期になっている。  Fより

村田節先生が発見した歴史法則がある。800年周期で西洋と東洋
の文明が勢力を逆転させているという。

詳しくは、下記のサイトを見れば、詳しく説明されているので、そ
ちらに譲るが、この説の概要は、
800年毎に、東西文明は興亡を繰り返し、クロス期には大激動が
起こるという。今までの800年は欧米文明期であった。
http://archive.mag2.com/0000018239/20081109100000000.html
国際戦略コラム