空を撮る時に、何となく物足りなく思って、遠くのビルだとか、山だとか、電柱だとかをついつい画面の端に入れ込んで撮ってしまうのですが、これくらい雲の存在感があれば、下手な登場人物を追加しなくても大丈夫。ただし、後から縦で撮ったのか横で撮ったのかわからなくなるのが難点といえば難点。この写真も横でイイのか自信なし。


OLYMPUS XA/Kodak GOLD 100

ビルなんかが小さく写っていると、街のプリントショップの自動プリント機は、ビルの方に明るさをあわせようとしやがる…してしまうので、空なんか真っ白にぶっ飛んでしまって“そら色写真”としては台無しなってしまいます。ビルマニアじゃないんだけどな〜と思ってしまいます。
その点、こういう写真だと、自動プリント機も迷いようが無いので、それなりの写真にできあがってきます。ある意味、街のプリント屋さんのプリントは平均的な結果になってしまう分、どれも“普通”の写真になってしまって、フィルム写真の面白さを半減してしまっているように思います。フィルムを直接スキャンするようになってから特に思うことではあります。安定した結果を供給するという点では職務を果たしているので、街のプリントショップに非があるわけではないのですが…かといって、皆が皆、フィルムをスキャンする環境を持っているわけではありませんしねぇ。銀塩受難の日々が続くわけです