50音で連想しよう・・・「く」


「く」・・・求不得苦(ぐふとくく)


大学に入って電子辞書を買った時、授業の合間になぜか四苦八苦を読んでいました。
なんというか、当時、わたしはとても苦しかったんだなあと思います。


四苦八苦って、生・老・病・死に加えて、愛別離苦・怨憎会苦・求不得苦・五陰盛苦あって、
人間の人生それ自体が苦しみだという前提からスタートする仏教の考え方ですけど、
当時そういう感覚は自分にとてもあっていたと思います。


でも、20代を一気に駆け抜けて――とりわけここ4〜5年は本当にあっという間だった――
昔ほど苦しみを痛みとして感ずるのではなく、ようやく、苦しみをただ苦しみとして、
過大評価も過小評価もしないで受け入れられるようになったかなあと思う今日この頃です。


とりわけようやく付き合いが分かってきたのが求不得苦ですね。求めるものが得られない苦しみ。
わたしの場合、人の気持ちや評価をほしがることが多かったように思います。
でもねー。人からの評価って自分でコントロールできるものでもないしね。
最近ようやく諦めがついてきたというか…変な、ずうずうしさが出てきて、
他人が評価する前に、自分で自画自賛するという吞気ものです(笑)。


もやしもん』で
“人から嫌われたくないって思っているのがばれると、嫌われちゃうよ”
みたいなセリフがありますけど、あれ、結構真理ですね。
人から高評価を期待するとか愛情を期待するのは、相手を支配することだからねー。


と、「く」が思いつかなかったので、うざいこと書いた。うひょひょ。