郡山市無形文化財の富岡地区の唐傘行灯花火を観覧してきました。

このような花火を私は今迄見た事がありませんでしたので、今回は観覧する事にしました。

放浪記には書いていませんが、今年福島で花火を見るのは、これで都合3回目となります。

一度目

8月12日に郡山市の安積町で開催された大会で、早打ち、音楽花火、ワイドスターマイン、7号・8号・10号の30連発等々の内容で、郡山市の花火大会と言えば開成山で開催される郡山市民花火大会が有名ですが、昨年から非開催となり郡山市の花火大会はなくなってしまいましたが、将来はこの花火大会が郡山市の花火大会として名称変更し、規模も大きくなっていくようです。

二度目

9月13日に長沼町でねぶたが開催され、その一貫としてほんの少しだけ花火があがるので、ねぶたを観覧しながら花火を見ましたが、ねぶたが開始されると同時位に雨が降り出し、雨の中での観覧となりました。何も開始直前になって雨が降らなくってもよいと思うのですが、そして皮肉な事に花火が終了と同時に雨も止むという最高の条件でした。

私の認識不足でありましたが、こんな所でねぶた祭りが開催されているとは夢にも思いませんでした。ねぶたの大きさはそんなに大きくはありませんでしたが、台数はそこそこあって楽しむ事ができました。

唐傘行灯花火とは、

雨乞いと豊作を祈念し、明治のころから亀賀森神社の祭りに行われている仕掛け花火。唐傘行灯花火は、角型の枠行灯の上に閉じた唐傘を取り付け、導火線で点火すると傘が開いて火を放ちます。暗闇の中に雨のように降り注ぐ光尖はみごと。青年団による「打ち込み」と呼ぶ囃子が鳴り響き、一般の花火と違った趣があります。

郡山市のHPに解説がのっていました。

奉納花火の内容は、唐傘行灯花火だけではなく、早打ち(4号・5号・7号)、ナイアガラ、スターマイン4台、地雷火(4号、5号)と言うラインナップで約30分です。

この日は、地区毎にお祭りが行われているようでして、あちらこちらから雷が上がっていたのと、中には長旗もあがっていましたが、午前中はかなりの雨が降ったとの事で開催が危ぶまれたましたが、午後からは良い天気となりました。

この唐傘行灯花火、三穂田町富岡地区と駒屋地区の二箇所で実施されるようでして、昨年は駒屋地区が19時30分頃から富岡地区は20時頃からなので、この地区間が3キロ程度なので、はしご観覧が可能なので、はしご観覧される方もいるようです。ちなみに駒屋地区の方が花火全体の規模は小さいようですが10号が2発あがるとの事です。

で・・・・・・・・・私が観覧したのは富岡地区の花火でした。19時30分過ぎて昨年通りであれば、上がるとの話でしたので、その方向を見ていましたが一向に上がる気配がありませんでした。何故の駒屋地区の方向がわかるのかと問われれば・・・・・・・・・実際は判ってはいませんでしたが、時たま雷が上がっていましたので、その方向だと思っいただけです。

時間は20時になって、遠くからお囃子が始まると、雷が上がって奉納花火の開始です。4号の早打ち、スターマイン、7号三発、4号の早打ち、スターマイン、7号3発と続きまして、開催時間の半ば後半に差し掛かった頃にナイアガラが点火され、その裏打ちとして2箇所からのスターマイン、そして7号3発・・・いよいよ唐傘の点火となりますが、点火の前に雷が上がり唐傘に点火しますよとの合図です。点火されると唐傘の下の部分には角型の枠があってそこから乱玉が発射され枠の真ん中からは中火輪が回ります。

その後唐傘に火が回り、一番上から噴水、傘が開き傘の先から雨だれとして銀滝が流れ落ちます。そしてスターマインで銀冠菊、7号三発は錦冠菊でした。次は5号の早打ち、ラストは地雷火で終了です。あっそうそう駒屋地区の花火も20時過ぎから始まって、内容は同じようで、最後は錦冠菊でした。

終了後は、郡山駅迄戻って一緒に観覧した人と一杯となって夜は更けて行くのでした。