自助論

自助論

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自己啓発のすべてが書かれている本だと思った。
結局、自分を助けるためには、勤勉、誠実さ、感謝といった基本的なことを日々積み重ねていくしかない。
自分が気に入った点は、
「わずかな時間も無駄にせず、こつこつと努力を続ければ、平凡な能力しかない人間でも学問の一つくらいはマスターできる」
とあった部分。
自分もこつこつと努力を続け、何か一つでもいいからマスターできるものがほしいと思っている。
その何かが分からのが問題でもあるけど…
また、しっかりと目的を持つことも重要であることが書かれている。
そこの部分をまずしっかりとしないと努力もぶれてしまう。

自己啓発の本としては、良書なので読んでみて損のない本である。

チェックポイント

・政治の力だけでは国民を救えるといのは実に危険な妄想なのだが、このような考えはいつの時代にもはびこりやすい
・どんな学問や研究も、それ自体をどう使えばいいかについては教えてくれない。その一方、現実生活をよく観察すれば、学問によらずとも学問にまさる知恵を身につけることができる
・人生には足を止めて遊んでいる時間などない
・勤勉の中にひらめきがある
・わずかな時間も無駄にせず、こつこつと努力を続ければ、平凡な能力しかない人間でも学問の一つくらいはマスターできる
・学べ、行え、試みよ
・ビジネスの成功原則:注意力、勤勉、正確さ、手際のよさ、時間厳守、迅速さ
・失われた時間だけは永遠に戻ってこない

目次

1章 自助の精神−人生は、自分の手でしか開けない
2章 忍耐−努力が苦でなくなる法
3章 好転は二度ない−人生の好転を生かす力
4章 仕事−向上意欲の前にカベはない
5章 意思と活力−自分の使命に燃えて生きる!
6章 時間の知恵−実能力のない人に成功はない
7章 金の知恵−楽をするためには汗をかけ!
8章 自己修養−頭脳と心・体の効率のよい鍛え方
9章 すばらしい出会い−人生の師・人生の友・人生の書
10章 信頼される人−人格は一生通用する最高の宝