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半力 このページをアンテナに追加

January 10(Tue) 2012

ハヤカワ元年

| 02:04 |

年末年始の不法労働の危機もなく順当に年を越せそうだったので帰省し、なぜかこたつ布団が撤去された実家の居間でぼやぼやと本を読んでいる間に年が明けていました。あけざいます。こもよくいます。

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)

昨年の秋頃に友人から薦められ、買ったはいいもののまとまった時間もなくて積んだままだったので帰省に乗じて読んだのがこれです。

なにせ僕はSFというやつを読んだことがないので、ある種日本SF史の転機みたいな扱いを受けてるらしいものから読み始めるのもどうかしらと思ったけど淡々と面白かった。

10年、20年と経っていたらおそらく「あえて今読む」みたいな感じになるんだろうけどこのタイミングはすごくなんというかどんな感想を述べても「あーはいはい」感が強くてよくないです。

書かれている世界の未来っぷりというよりは近未来っぷりがすごく絶妙で、読んでいて荒唐無稽に感じるところが無いのが読みやすかった主因の一つだったので、こういう距離の取りかたって大事なのね、みたいな。

自分の知らないジャンルの本を読むとき/読んでから批評めいたものをネットでグダグダ探すと、基準線がないからどんどん人の評価に巻き込まれて読んだ直後にどういうことを考えていたのか忘れるのがアレなので今後はもうちょっと時間おいたり読み返してからそういうものに触れるのが良さそうだ、という本書と関係のない教訓も得ました。なにせあとがきの評だけでも読後感が左右されるあたり、そもそも何も考えていない可能性がある。

どこがどう面白かったと思ったのかは少し時間をあけないと書けなさそうなので、とりあえず読んだもの記録。

今年はいつか読みたいとかいつか観たいと思っていたコンテンツをちゃんと消費して消化して無能なコンテンツ過食の情報デブみたいな感じで生きていく所存です。コンテンツ死。

November 24(Thu) 2011

ズームズーム

| 03:52 |

人間グネグネしてる間にあっという間に歳を重ねるもので、9月に誕生日を迎えてアラララララララララウンドサーテヒーになってからはや2ヶ月。

年の瀬も近づいてきましたが変化に乏しい僕です。

どちらかといえば腹まわりがボヨボヨしてきて頬まわりも柔らかい感じになったので生来の猫背とあいまってなんだかとってもフヤフヤしてます。デブは死ぬし俺も死ぬ。

僕とカメラがどう関係しているのかを書こう

つい先週の月曜のこと、なんやかんやで職場にも行かずに部屋で口を半開きにしながらネットの荒波を回天に乗った気分でドンブラコッコドンブラコッコと泳ぎまわっていたらば僕の目には次のようなページの文句が目に入って来た。

今、気になるのは「カメラ男子」!カメラ男子を選びたくなる理由 | 女子力アップCafe Googirl

リンク先は女子力アップのためにほんにゃらかんにゃらとやらで僕たちアパッチ野球軍にとってはろくなことが書いていないので見なくていい。

これを見て即座に、「篠山紀信もカメラ男子だよな…」と思ったものの写真家であってカメラ男子ではないし名前の表記が合ってるかどうか不安になって「篠山*信」で検索をかけたら「篠山輝信」なる人物名が出てきておいおいいくらなんでもそんな誤読狙った芸名はそれこそピントが外れてるんじゃないのとか思ってたら実の息子でやんの。

そんな電撃が僕に走ったのです。

ああカメラ男子。なんて響きなんだ。きっとアレだ、俺のMマウントレンズをお前のLマウントボディに捻じ込んでやろうか!とかそういうゲスなことを言う男に違いないからドテッ腹をかっさばいて死ねばいい。

さておき昨今の僕もわりとカメラ男子的な感じになっているので大腸はもう出ちゃってるんですけど死ぬまでの余興なので僕の話を聞いていけよ。

かれこれ8年ほど前、CanonのIXY DIGITAL 200aをバイト代を貯めて買ったのが僕のデジタルカメラ事始めだった。人も自分も撮らずにその辺のドブ川とか水田をのそのそ歩く鶴っぽい鳥とか自室の窓からの眺めとかを撮ったりしていたんだけど最終的に何を撮っても中心に糸くずが写りこむようになって修理する金もなかったからソフマップに二束三文で売り飛ばした。

売り飛ばした金に色をつけてSONYのDSC-T50を買ったのが4年前。

大学3年の春先とかそれくらいの時期だったから、人並みにサークル活動をしていたし映像素材にする必要やらなんやらでわりと他人を撮ったりもしたけど70%くらいは風景写真で、真夏の誰もいないスキー場のリフトとか大学の裏手にそびえる山の中に放置された自転車といったいわゆるゴミみたいなものを撮っていたんだけど大学を出たら行動力も社交力も皆無になったのでおもちゃ箱の奥底で眠っている。

そんな僕ですがこのたび同居人の計らいでデジタル一眼レフを手に入れたから自慢させてくれよ。金は払ってないけどどうせレンズ貧乏になるのは目に見えているんだからいい。

Nikon D5100のショートレンズキットなんだけどAmazon商品検索にひっかからねぇでやんの。

とりあえず保護フィルタとレンズフードとNDフィルタと偏光フィルタを買ってそれだけでもう10000円近くするんだけどこれはアレだ、理由があるんだ。

お前コンデジおもちゃ箱に放り投げてたじゃん

僕らは腹まわりがブヨブヨしてこようが髭の抜きすぎでアゴがボツボツになろうが現代っ子でありデジタルキッズなのでHDDをデータでいっぱいにしたい。

だけどddで0埋めしたような無意味なデータじゃあダメだ。意味のあるデータが欲しい。今を遡ること5年くらい前だったら意味あるデータはそこかしこにフヨフヨと流れていて網をブンブン振り回せばザクザク入るような時代だったけど法規制も厳しくなって当世ではとてもじゃないけどそんな真似はできないし昔もしてない。

じゃあPCとはいったいなんのために存在するのかといえば昔僕が中学校でヨボヨボの爺さんに教わったときの記憶に従えばマルチなメディアのためにあるのです。

音楽、映像、画像。画像だ。画像ってのは即ちアレだたくさんの色を塗った小さい正方形を並べて最終的に今お前が目にしてるやつだ。どーん。

そういうわけで映像を作る元気がないので写真を撮ろうと思ったのです。

DSC_0128

DSC_0093

4年位前に大学の電波塔をT-50で撮った写真と先日学祭に行ったときにD5100で撮った写真。

DSC00536

DSC_0009_2

これ昔の方がタイミングと構図的にマシな気がするけど考えちゃダメだ

はてダのフォーマットが写真掲載に向いていないことがわかったのでなんとかしよう。

September 06(Tue) 2011

息を殺して舞台を見つめるお仕事

| 03:06 |

ハローよかいち。どうも僕です。今生への諦念も大方都合がつき、

手放し徐行運転でのお伊勢参りのような日々を過ごしていますが

わりと元気です。そうでもないです。

月並みな言葉で言うところの夏バテのような体調に陥っており、

勤務時間の4割くらいは瞳を閉じて物思いにふけったり

寝汗をかいたりといった具合で何がしかの終末が

大変グイグイ近づいて来ている感じでゴーゴーです。

さて去る8月の26から28日、世間ではやれフェスだアニサマだと

雨の中でもイベント日和だったらしいのですが

僕はといえば神楽坂の芝居小屋のオペ卓で友人の演劇の手伝いをしていました。

まちのべんりやさん

「また芝居やるから手伝ってくんない?」→

「音楽は今回は外注するから音響だけでいいから」→

「この前映像録ってくれたじゃん、今回カメラ増やしてやってくれない?」

といった具合にトントン拍子に責め立てられた結果、僕は夏休み返上で

4日ほど小屋に籠ってまったくもって他人事な芝居の音響操作と

映像撮影をしていました。

さりとて僕の手元にあるビデオカメラはDV方式でなおかつ

ズームボタンと電源ボタンが馬鹿になっていて常に最大望遠を狙うわ

揺らしただけで電源が切れるわという俗にいうポンコツジャンクで

とてもじゃないけど人の芝居録るためのものではないなと感じたため

しぶしぶ機材レンタル屋をあたることにしました。

しかし驚くことに今はもうDV方式のカメラってレンタルすらしてないのね。

これは参った、そもそもAVCHD方式の映像なんて撮影はまだしも

編集したこともソフトも無ぇぞと思ったらiMovieがあった。大勝利。

そんなこんなで僕が分身できない以上は固定カメラ3台というわけにもいかないので

手ぶれ補正がガンガンかけられると噂のハンディカムを3台揃え、

手持ち2台・定点固定1台で挑んだのですがまぁ録った感覚的に

かなりダメな結果が透けて見えて正直もうだダメだ感しか出てきません。

君は僕じゃないのに

なにせ脚本も演出も照明も音響も役者も舞台も誰一人として僕ではありませんし

舞台がそもそも客の目線を考慮して作られているため、

カメラのレンズでは一つとしてその状況を撮影できていないのがヒシヒシと感じるのです。

ミュージシャンのライブDVDやお笑いライブDVDもそうですが、

結局のところその場で両目で見て視線を動かしている状態を

カメラで再現することも疑似体験することも到底無理難題だと

改めて思ったりするのですが突き詰めれば力量不足によるグチなので

つべこべ言わずに編集に入ります。

ウェルカムTo未来の人

しかしアナログDV編集に四苦八苦して夜を明かしていた頃からまだ

4年そこらしか経っていないのに、もうHD動画編集がそこそこの

スペックのPCでも可能になっていることに呆然とするとともに

そもそも「そこそこのスペックのPC」が一昔前のハイエンドスペック

であることに気付くあたり、ペソキン今昔物語の輪の中に

ガッチリ組み込まれた感がして大変良いです。

穴蔵に籠る

さて映像撮影も音響もぶっちゃけその場限りの仕事であり

準備も片付けもへったくれもないので、毎度手伝いをするたびに

ドタバタと撤収作業をする人の中でウロウロしては

怪訝な顔をされていたのですが、今回はとみに大掛かりな舞台を

作っていたこともあり、ただでさえ「演劇集団」の作法が

ちっともわかっていないよそ者であるところの自分は

人見知りと「手伝ったら100%足を引っ張る」といった確信を

胸に抱き、舞台から離れたオペレーション卓の下に隠れ、

使い終わったレンタル機材を出したり閉まったり入れ替えたり

少し寝たりまたレンタル機材を出したり閉まったりして

なんとか撤収の渦に巻き込まれないよう難儀していました。


だけどいつまでもよそ者の立ち位置を崩さずにいるのもなんだか

気まずい感じかしら、一応何回か手伝った関係で何人かの

役者さんには顔と名前覚えてもらってるし(俺は覚えてないけど)

とかいろんなことを狭い机の下でぼんやり考えているうちに

だんだん彼岸の向こう側が見えてきてどんどんドブ沼い感じに

全身が包まれてゆらゆらしてきたあたりで

記憶が途切れているのでおわりです。おやすみなさい。