ブラック企業大賞を巡りて トランプ演説

京都府労働委員会が不当労働行為と認定したケースについて

ケース

「組合は、昼夜2交代制による1シフト12時間の長時間労働や時間通りに残業代を支払わない「固定残業代」問題などを告発し、人間らしく働ける労働条件を要求。

会社は、中山さんら組合役員2人への賃金差別を行い、昨年7月、京都府労働委員会から不当労働行為だと認定されました。」

ブラック企業は、企業政策として、不当労働行為を継続すると宣戦布告しました。

ブロゴス記事より

1 ■ 経済

プリントパック“逆ギレ”/「ブラック企業業界賞」受賞

労組委員長に「呼出状」/全印総連など抗議文

しんぶん赤旗

 印刷通販会社プリントパック(本社・京都府向日市)が、長時間労働労働組合役員に対する賃金差別で「ブラック企業大賞2016業界賞」を受けたことについて、組合分会長に就業規則違反の疑いをかけ、「出頭」を指示したことが分かりました。

全国印刷出版産業労働組合総連合会(全印総連)京都地連とユニオン京は12日、同社に対して抗議文を送りました。

 出頭命令を受けたのは、全印総連ユニオン京・プリントパック京都分会の中山悠平分会長。

会社は11日、中山分会長に「呼出状」を出し、受賞について「信用・名誉が大きく傷つけられ営業成績にも負の影響が出ています」「受賞するよう貴殿が関与する働きかけがあったのではないか」などと言いがかりをつけています。

刑事訴訟法などで使われる「出頭」という言葉で19日に会議室へ来るよう指示し、従わなければ疑念を認めたものとして対応すると脅しています。

 組合の抗議文は、「事実無根の疑いから出頭を命じた行為は、労働組合員であることを理由に攻撃・脅迫する違法な不当労働行為です」と批判。

出頭拒否を表明しています。

 組合は、昼夜2交代制による1シフト12時間の長時間労働や時間通りに残業代を支払わない「固定残業代」問題などを告発し、人間らしく働ける労働条件を要求。

会社は、中山さんら組合役員2人への賃金差別を行い、昨年7月、京都府労働委員会から不当労働行為だと認定されました。
 こうした事実を踏まえ、弁護士やジャーナリスト、大学教授などでつくるブラック企業大賞企画委員会が同社を「業界賞」に決めています。

 本紙が12日、会社に問い合わせたところ、「担当者が外出中」という回答でした。


2 ■ 政治
アングル:トランプ氏が招く環境論争、米国立公園の掘削解禁で
ロイター

[11日 ロイター] - トランプ次期米大統領は国立公園など連邦政府所有地でのエネルギー開発を解禁する意向を示しており、正式に大統領に就任すれば開発権のリースが急増するとみられる。ただ、環境保護団体などの抵抗は根強く、米国に残された手付かずの自然の扱いを巡って激しい議論が巻き起こりそうだ。
連邦政府が所有する土地は国立公園、野生動物保護区、先住民居留地などを含めて約5億エーカーに上り、北極圏からメキシコ湾まで広い範囲に及ぶ。ここには数十億バレルの原油のほか、天然ガス、石炭、ウラニウムなどの資源が大量に眠っている。
トランプ氏は大統領選で、連邦政府所有地の利用制限を解禁して開発を拡大することを公約に掲げた。環境保護寄りの政策を採ったオバマ大統領に対しては「リースの制限や石炭の新規掘削の禁止により、われわれの足元に埋っているエネルギー資源の利用を否定した」と批判した。
トランプ氏は先月、連邦政府所有地での石炭掘削を支持しているライアン・ジンキ下院議員(モンタナ州)を内務長官に指名。オバマ大統領が地球温暖化対策の一環として2016年に導入した石炭の開発停止措置についても、就任から100日以内に解除すると言明している。
またトランプ氏が指名した先住民政策検討チームは先住民居留地でのエネルギー開発規制の緩和を検討しており、議論の的となっている居留地の私有化も視野に入れている。
エネルギーの関連会社やロビイストは、トランプ氏の大統領就任で連邦政府所有地では開発権のリースが一気に増加し、開発が沈滞したオバマ政権下での状況が様変わりすると見込んでいる。
連邦政府のデータによると、国内の原油生産に占める連邦政府所有地の生産の比率は2015年には約5分の1と、2010年の3分の1強から低下した。
ロビー団体であるアメリカン・ペトロリアム・インスティテュートのプレジデントであるジャック・ジェラルド氏は連邦政府所有地での開発増加の見通しについて「めったにないチャンスだ。一生に一度かもしれない」と話した。
しかし訴訟や環境保護団体などによるロビー活動により、連邦政府所有地の利用は順調には進まないかもしれない。
オバマ大統領は退任間際にユタ州ネバダ州の約160万エーカーの地域を国定記念物に指定しており、これをひっくり返すのは難しいと法律専門家はみている。
またオバマ大統領は1950年代の法律を活用して連邦政府所有地での水源の新たな掘削も禁止しており、環境保護団体はこの措置の撤回には裁判が必要だと主張している。

■ 政治
品位のないトランプ氏の会見
小宮山洋子

昨日お伝えしたオバマ大統領の退任演説と比べて、次の大統領になるトランプ氏の、大統領選勝利後2ヶ月経って、ようやく開いた記者会見は、予想したことですが、敵意ばかりが目立ち、品位のないものでした。
だいたい、10本もの星条旗をバックに、ということからして、派手な感じで、品がないように感じました。
「私は最大の雇用創出者になる」として、海外に生産拠点を移す企業の製品に高い関税を課す考えを示すなど、これまでツイッターでつぶやいていた内容の繰り返しが多く、経済のことが多く、まるで商務長官の会見のようだった、とも評されています。
日本も名指しで、貿易の不均衡を責めましたが、これはずっと以前の貿易摩擦があった時代のことが頭にあるようで、これは事実関係を認識してもらう必要があるでしょう。
今回は、自動車産業に加えて、製薬業界も攻撃していて、アメリカの雇用のために、世界に闘いを挑んでいるようにも見えます。メキシコの国境に壁を作り、費用はメキシコに払わせる、とずっと言い続けていることも繰り返しました。
新しいこととしては、大統領選へのサイバー攻撃について、米情報当局の説明どおり「ロシアがやったと思う」と認めたことくらいでしょうか。
特に心配なのは、自分に都合の悪い記事を掲載したメディアへの批判に時間をさき、CNNの記者の再三の質問の機会を、という声を無視し、「偽ニュースだ」として、罵倒したことです。
ロシアがトランプ氏に関する不名誉な情報を持っている可能性を、米情報機関がトランプ氏に伝えたという、CNNなど一部メディアの報道に立腹していたようです。
敵と思う相手への敵意むき出しで、考えてからものを言うということができないようです。会見の中身はあまりなく、政権構想も示されませんでした。
世界へのアメリカの影響力は、依然として大きなものがあります。そのリーダーが、人として信用できるのか、尊敬できる人物なのか、その資質に、ますます不安を感じます。

沖縄で人種差別罵声浴びせた大阪府警の二人の人種差別主義者が、こちらにもいた。

■ メディア
移民を蹴り転ばせた女性カメラマンに有罪判決 ハンガリー

BBCニュース

2015年9月にハンガリーセルビアの国境地帯で、走る移民の親子に脚をかけて転ばせた女性カメラマンに対する判決公判が12日、ハンガリー南部セゲドの地裁であり、カメラマンは公序良俗違反の罪で有罪となり、3年間の保護観察下に置かれた。


ハンガリーN1TVのカメラマンだったペトラ・ラズロ被告は、

警察の制止線を越えた移民たちが自分の方へ走ってきた際、小さい女の子を含む2人を蹴り、子供を抱きかかえた男性に脚をかけて転ばせた様子が、撮影されていた。

ラズロ被告は、控訴する方針と話している。

イレシュ・ナナシ裁判長は、

ラズロ被告の態度は

「社会の規範に背くもの」だと批判し、自分を守ろうとしていたという弁護士の主張を退けた。

被告は「振り向くと、数百人がこちらに向かって突進してくるのが見えた。とてつもなく恐ろしかった」と供述していた。

セゲド地裁の公判に被告はビデオリンクで出廷し、たびたび泣き崩れた。

事件以来、何度も殺すと脅され、自分への憎悪を煽る中傷運動にさらされたと被告は主張した。

右派テレビ局のN1TVは、被告が移民たちを蹴ったり転ばせたりする様子の映像がソーシャルメディアで広く拡散された後、被告を解雇した。

<用語について>

 BBCは、亡命申請の法的手続きを終えていない、移住中の人すべてを「移民」(migrants)と呼んでいる。この中には、戦争で引き裂かれているシリアのような国を逃れて移動し、難民認定される可能性の高い人たちも含まれる。

また、各国政府に「経済移民」と分類される可能性の高い、より良い職業や生活を求めて移動している人たちも、「移民」に含まれる。

(英語記事 Hungarian camerawoman who kicked migrants sentenced))

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World
Hungarian Camerawoman Who Kicked Refugees Sentenced
Judge Illes Nanasi said her actions "ran counter to societal norms."
By Josh Lowe On 1/13/17 at 9:23 AM
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What Do Children Think Of Refugees?
A judge has sentenced a Hungarian woman caught on film kicking refugees. Petra Laszlo was filming refugees in 2015 as they broke through a police cordon near the Hungary-Serbia border when she was seen kicking two people as they fled police, including a young girl. She also appeared to trip up a man carrying a child.
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Judge Illes Nanasi said Laszlo's actions "ran counter to societal norms," and dismissed her lawyer's contention that she was trying to protect herself, theBBCreported. She will serve three years’ probation for disorderly conduct. Laszlo, who appeared in court via a video link, said she had received threats since the incident and had been the victim of a “hate campaign.” She lost her job at the right-wing TV channel N1TV after the footage emerged. Hungary has been a political flashpoint in the refugee crisis which has engulfed Europe since 2014. Last year,a referendumwas held in which voters rejected quotas that would see them accept more refugees from other EU states. Try Newsweek: Subscription offers
EU Refugees crisis
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