続、東芝 不正没落 中国巨大化海軍 北朝鮮金専制君主、兄を抹殺す

そんな無法地帯を海外投資家が相手にするだろうか。
 西田の後任で社長になった佐々木則夫は、粉飾決算の実態を調査した第三者委員会の報告書の中で、部下に利益水増しの圧力となる「チャレンジ」を要求していたことが明らかになった。

度々「チャレンジ」を要求した佐々木氏 ?石川啓次/文藝春秋
 チャレンジについて、佐々木はこう主張する。
「社長月例(月に一度、社長と事業部責任者との会合)において『チャレンジ』と称される目標の伝達が行われる場合もあった。その意味合いはコーポレート(本社)からカンパニー(事業部)に対する努力目標であり、その必達が要求されるものではなかった」
「俺は『がんばれ』と言っただけで、不正をやれとは言っていない」
 佐々木は法廷でこう主張してるわけだ。
 しかし関係者の証言によれば、佐々木は社長月例で「会議室の窓ガラスがビリビリ震えるほどの怒声を飛ばしていた」という。優しく努力目標を諭すような雰囲気でなかった。震え上がった東芝の社員は競うようにして粉飾に手を染め、積もり積もった利益の水増しが2306億円に達したのである。
バイセル取引をやめさせなかった罪
 第三者報告書では現場が「バイセル取引をやめたい」と言ってきたとき、佐々木が「会社の業績が厳しいから、今はやめるべきではない」という趣旨の指示を出したことが書かれている。報告書によると佐々木が社長を退任した時点でバイセル取引でかさ上げした利益の合計は654億円に達していたという。
 原告の東芝は佐々木がバイセル取引をやめさせなかったことの責任も問うている。
「社長就任後、バイセル取引において利益のかさ上げが行われていることを認識していたにもかかわらず、これを中止させるための措置を取らず、かえってこれを中止することを妨げる指示を行った」
 これに対して佐々木はこう反論する。
東芝に入社して以降、代表執行役社長に就任するまで主に原子力関係事業を中心とする社会インフラ事業に携わってきたため、PC事業におけるバイセル取引の導入の経緯について詳細を知るものではない」
「バイセル取引の会計処理の詳細について説明を受けたことがなく、どのような会計処理がされていたのかについては知らない」
「自分の専門は原発であり、それ以外の事業については知らない」と言っているわけだ。

しかし内容を知らない人間が「バイセル取引を続けろ」と指示するのはおかしい。
「第三者委員会報告書が間違っている」というのだろうか。
 ついにWHの減損損失を認めて大赤字になった東芝は2016年、穴埋めに優良子会社の東芝メディカルを売却するなど、生き残りをかけたギリギリの戦いをしていたが、この間、原因を作った張本人である西田や佐々木は法廷で「知らぬ存ぜぬ」を繰り返していた。歯を食いしばって耐えている東芝社員がこれを聞いたら、なんと思うだろう。
田中氏は監査法人の要請を拒否
”最先端の技術”を用いた会計処理と弁明する田中氏 ?getty

 裁判記録の中で圧巻は、危機の元凶である米国での原発事業に関する田中久雄の弁明だ。
 原告の東芝によるとWHでは「(福島第一原発事故の後、安全基準が厳しくなったことによる)設計変更、工事工程の遅延等による契約原価総額の見積もりの増額(東芝ではこれを「コストオーバーラン」と呼んでいた)が複数回発生していた」という。
 しかし、社長の田中や最高財務責任者だった久保誠らは平成25年度第2四半期の決算で「コストオーバーランを全額開示せよ」という監査法人アーンスト&ヤング(EY)の要請を拒否。「客観的かつ合理的な根拠を持ち合わせないまま、独自に挽回可能」とし、EYが3億8500万ドルと見積もったコストオーバーランを6900万ドルに圧縮して計上し、利益をかさ上げした。
 裁判で原告の東芝は、田中や久保が行なった会計処理を「米国会計基準に違反していたといわざるを得ない」と断じている。
 これに対する田中の言い分はこうだ。
東芝新日本監査法人及び米国EYと協議を行った上で最先端のシミュレーション技術を用いた慎重な検討を経て同期の損益を計上したのであり、WEC(東芝におけるWHの呼び名)が見積もったコストオーバーランを拒否し根拠のないまま原告(東芝を指す)が独自にコスト削減可能性を判断したものではない」
 3年後の2016年3月期の連結決算で、東芝はWHの事業価値を切り下げ2467億円の減損損失を計上した。2013年の時点で、田中が「最先端のシミュレーション技術を用いて慎重に検討した」という6900万ドルと、EYが主張した3億8500万ドル、どちらが正しかったかはその後の歴史が証明している。

 創業113年、連結売上高5兆7000億円、連結従業員数19万人の名門企業が今まさに解体される。その原因を作った3人が会社に訴えられ、法廷で「俺たちは悪くない」と叫ぶ。もはや醜悪を通り越し滑稽ですらある。
 株主から預かった会社を「俺のもの」と思い込み、栄達のために無理な買収を決め、失敗を隠すため部下を「チャレンジ」という名の粉飾に走らせる。サラリーマン資本主義の毒は、名門企業を骨の髄まで蝕んでいた。血のバレンタインデー。「東芝解体」の知らせを聞く三悪人は何を思うのだろう。

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■ 政治
米中建艦競争、15年後には中国海軍が世界一に - 岡崎研究所
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 元米海軍大佐のジェイムス・ファネルと米海軍作戦部長スタッフのスコット・チェイニー=ピータースが、1月19日付ウォール・ストリート・ジャーナル紙掲載の論説において、中国は今後も海軍を大幅に増強するものとみられ、米国はそれに対抗するため、思い切った海軍増強策を講じるべきである、と述べています。要旨、次の通り。
 現行の米海軍艦船建造30年計画では、艦船数を現在の「展開可能な戦艦」273隻から308隻に増加するとしているが、11月トランプの側近は目標を350隻とすべきであると提言した。これは海軍自身の「戦力構成評価」の提案と軌を一にしている。
 これらは中国海軍がインド・アジア・太平洋で、対等の競争者として登場していることを認めるものであるが、中国の今後の拡張を十分考慮していない。米海軍大学の分析によれば、中国海軍は2030年までに430隻以上の主要海上艦と約100隻の潜水艦を有すると予測される。そうなると、今後15年で中国の海軍は、規模と能力で米国海軍を劇的に上回ることとなる。
 中国海軍はこれまで毛沢東時代の旧式の艦船と潜水艦を廃船し、近代的なもので置き換えてきたが、それが終わり、最新の艦船と潜水艦の製造に全力を挙げている。中国の海軍は、空母攻撃艦隊、潜水艦発射弾道ミサイル、艦隊のネットワークにより、世界的プレゼンスを享受するであろう。
 世界秩序に対する中国の海軍力による挑戦に対抗するため、米海軍がより多くの艦船、より信頼できる抑止能力を必要としているのは明らかである。戦艦建造拡大計画についてのトランプ政権の提案を超党派で支持することが、世界における米国の国益を守るために重要である。
出典:James E. Fanell & Scott Cheney-Peters,‘Defending Against a Chinese Navy of 500 Ships’(Wall Street Journal, January 19, 2017)
http://www.wsj.com/articles/defending-against-a-chinese-navy-of-500-ships-1484848417
 米海軍大学の予測によれば、2030年までに中国海軍は、規模と能力で米国海軍を劇的に上回ることになります。

これは、米国が海軍の「戦略構成評価」の提案通り海軍力を増強したとしてもそうなるということです。筆者が米国の戦艦建造拡大計画を一層推進する必要があると警告する所以です。
世界的に海軍力を投影しようとする中国
 米海軍大学の予測は、中国が単に南シナ海制海権を樹立しようとするのみならず、より広く世界的に海軍力を投影しようとしていると見ています。おそらく中国の長期的ビジョンはそうなのでしょう。
 それが可能かどうかは、中国が長期的に国防費を増額できるかどうかと、中国政府の優先度の置き方にかかっています。中国の軍事力の強化を最優先する考え方は、経済・財政的制約がよほど大きくならない限り、基本的に変わらないのではないかと思われます。
 トランプは選挙戦中、米陸軍、海兵隊の規模の増大、海軍の艦船の350隻への増加を中心とする軍事政策を発表しています。しっかりした戦略に基づく発表とは思えませんが、方向としては軍備増強を志向しています。トランプ政権が、中国の長期的海軍増強計画を見据えて、中国の挑戦に対抗できるような海軍増強計画を検討することが望まれます。

金正男氏殺害:「口元に泡、典型的な毒殺」韓国政府当局者
2017年02月16日

◇逮捕の女の勾留質問 クアラルンプール市内の裁判所で

 【クアラルンプール西脇真一、平野光芳】北朝鮮金正恩キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男キム・ジョンナム)氏(45)が13日にクアラルンプール国際空港で殺害された事件で、マレーシア警察に事件に関与した疑いで逮捕された女の勾留質問が16日、市内の裁判所で行われる。一方、16日付の韓国紙、朝鮮日報によると、遺体の写真を見た韓国政府の当局者は「口元に泡がついており、典型的な毒殺時の現象だ」と述べた。

 警察は空港内の監視カメラの映像などから女を追跡し、15日に逮捕した時は1人だったとしている。警察は男4人の行方を追っている。地元メディアによると、女はミャンマー出身だとの情報があるが、確認されていない。マレーシアもミャンマー北朝鮮の友好国だ。

 マレーシアの華字紙「東方日報」(電子版)によると、女は空港から別の女と一緒にタクシーで逃走。4人の男と合流して空港近くのホテルにチェックインした。その後、自分以外の5人は外出したままホテルに戻って来なかったため、仕方なく15日に空港へ戻ったところ、逮捕されたという。

 このホテルのフロントの男性は、毎日新聞の取材に「報道で6人がここに宿泊したと知ったが、自分には分からない」と語った。警察が発表した女の名前は宿泊記録にはないと話しており、6人は偽名を使っていた可能性もある。

【国際】
「弟に殺される」と正男氏 マレーシア政府、身元断定
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2017年2月16日 20時00分
 【マカオ、ソウル、クアラルンプール共同】北朝鮮金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏がマレーシアで殺害された事件で、正男氏が生前、マカオ在住の友人に「弟が私を殺そうとしている」と、正恩氏への恐怖を何度も口にしていたことが16日分かった。地元メディアが報じた。マレーシアのザヒド副首相は同日、北朝鮮の現地大使館も遺体を正男氏と確認したと発表した。警察は容疑者の女2人を逮捕、犯行に使われた毒物などを調べ死因の特定を急ぐ。 正男氏は友人に「(正恩氏に続く)3代世襲を行うべきではない」とも話していた。
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下記の医師らの倫理は731部隊の生体解剖医らと変わりないでしょう。野獣より低い存在ですね。彼らは医師の道からは永久に離れるべきでしょう。

【社会】

研修医ら3人、集団準強姦疑い
 10代少女被害

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2017年2月16日 21時37分

 埼玉県警は16日までに、酒に酔った10代の少女を集団で暴行したとして、集団準強姦などの疑いで、

船橋中央病院(千葉県船橋市)の研修医上西崇容疑者(31)=船橋市海神、準強姦罪で公判中=ら男3人を逮捕した。

 他に逮捕されたのは、

東京慈恵医大病院の研修医松岡芳春容疑者(31)=東京都港区西麻布、準強姦罪で起訴=と

東邦大医学部6年舵原龍佑容疑者(25)=東京都大田区大森西。

上西容疑者の逮捕は5回目。

逮捕容疑は、

共謀して昨年4月30日、上西容疑者が契約していた大田区のマンションの室内で、10代後半だった少女に酒を飲ませ、集団で暴行した疑い。

(共同)