double standard

平成仮面ライダーへの思い入れを語ります。現在は更新停滞中。

気になるあのコに『鎧武』を見せる方法(仮)

この物語、めんどくさ!
ということをつねづね考えています。

たとえば、友だちに、「この平成ライダー、おもしろいんだよ!」と紹介しようとしたとして。いったいどこを切り出して見せればいいのか

『鎧武』は切れ目がないんですよね。あると言えば、第一章第二章という大きな括り。ある一話だけ見せても、前後が見えにくいんですよね。
連続ドラマを謳っていた平成初期でさえ、なんだかんだ言って、二話一エピソードをやっていたから、印象的なエピソードを見てもらうということが出来ましたが。
また、しかも『鎧武』は、話が進むごとにステージが変わり、決意が更新されていくというところがキモ。
クウガ』だとあの第2話(教会炎上)を見ればガンとどんな作品かわかるし、『電王』だと第4話(「ごめんなさーい!」)かな、そういう、「ココ!」というのがない。それがないのが最大の魅力ではあるのですが…連続ドラマを見る醍醐味というのはそこにあるわけですが…しかし、人にオススメしにくい!

まああと、『鎧武』って一話一話はビミョウなことが多いし(おい)。

第1話2話を見てもらって、興味をもってもらえるかというと、ファンであるわたしでさえ疑問だ。
わたしは第4話まで見て、「おお、この作品は長いスパンで見ていく、変化を楽しむ話なんだな」と合点がゆきがぜん興味を覚えたのですが。それがややマニアックな見方であることは否定できません。

定評があるのは、第二章の始まりである第12〜14話ですかね。あれで視聴に本腰が入ったと言う声もよく聞きます。
初瀬ちゃんの身に重大なことが起こり、それまで見ていた景色がぐるりと裏返るあのエピソードは、まさしく『鎧武』なわけですが。しかし、あの話”だけ”見てもらっても、たぶんそこまでインパクトを持ってもらえないのではないか。あれはやはり、わりと呑気な第一章があっての衝撃だと思うし、できれば、初見の人にもあの感覚を味わってもらいたいし。
かといって、アニメで言うところのワンクールを”とりあえず”見て、とは言えません。辛抱たまらんわ!

というわけで、わたくし、考えました!

一案として。
5話(4話)まで見てもらって、28話を見せる
ちなみに5話は、白いアーマードライダーに半殺しにされたことにより引退しかかっていた鎧武が、龍玄の決意により勇気を取り戻し、「チーム鎧武」のタッグが完成するイチゴクナイのエピソード。
28話は、鎧武を後ろから撃った龍玄がそれに怒ったバロンにボコにされ、さらには兄である斬月を闇討ちにし偽物に成り上がるエピソードです。
4話まででもいいかな、と思うのはDVDの収録が確か4話ずつだから。つまり、第一巻だけみてもらう、という流れですね。

つまり、「この話は進んでいくと大きく登場人物たちの立ち位置が変わるんですよ」ということを知ってもらおう、という意図です。

あの鎧武と龍玄の爽やかな友情はどこへ!?
なんで敵対していたバロンが鎧武をかばってるの!?
激強かったはずの白いアーマードライダーが死んだ!
というところを見てもらい、興味を持っていただいたら、つつしんで初瀬ちゃんがぶっこわれる第12〜14話まで見てもらおう。という肚です。
ある程度先になにがあるかわかっていたら、ワンクール付き合ってもらえるんじゃないのかしら、と。
「変化を楽しむ物語である」というところを理解してもらい、そこに興味を持ってもらえたなら、オススメしていいんじゃないのかな。それをイヤと言われたら、それはもう、たぶんその人には合わないのだと思うし。

まあ、実験していないので効果のほどはわからないのですが。一案として。


ps もしこれを実践して成功された方がいらっしゃったらご一報ください。小躍りします(それだけ)