『Never7 -the end of infinity-』(KID/サイバーフロント)

PSP版をプレイ。「infinity」シリーズはこれが初めてです。エンディング・シーンタイトル・CG・音楽は100%達成。ただしアペンドのユーザーシナリオはすべてスキップしました(実績回収目的。オフィシャルアペンド「優夏キュア」はちゃんとやりました)。ムービーと選択肢・メッセージは取りこぼしがあるようですが、一応ここで終わりといたします。
このゲームをやってみてわかったのは(うすうすはそうだろうと思っていたのですが)、「ループ」「タイムスリップ」といった物語要素はそれぞれの作品固有のものというより、むしろこのジャンル特有の想像力に基づくものである、ということです。物語(内容)と形式の一致、いやむしろ形式が物語を規定するというかたちで作られているのだと思いますが、それだけこの形式が特異性を持ち*1、また強固な規制力を有しているということなのかもしれません。
シュレディンガーの猫」ネタなどもきれいに消化されていて、とても楽しくプレイすることができました。残るシリーズ2作も楽しみですし、今年発売予定の新作(4作目)も期待しています。

*1:今となってはまるで「特異」には見えないのですが、このジャンルならではの独特な形式であることは間違いありません。