それさえもたぶん退屈な日々。

ぼんやりしてて自動移行されました

悪魔交渉人1 ファウスト機関(栗原ちひろ)

栗原さんの新作が出るっていうのを知ってからずっとウロウロしてて、ドラゴンマガジンの先行の短編も、買ったはいいけど勿体無くてそわそわしたまま文庫がでてしまいました。
そんでやっぱりもったいなくてそわそわしてたんだけど、栗原さんがっていうので勢いでよみました。


おもしろかったー!
高次元ゆえにひとのめにはうつらない「悪魔」を、とある出来事によってみることができるようになった晶と、そのきっかけを作った音井(中身は悪魔)がふたりで、あるひ持ち込まれた「眠る男」とその背後にいるはずの悪魔とかかわろうとするはなし。
晶がこう、カナギからひとのよさをそぎおとしたようなひとで(相手が音井(中身は悪魔)だからだけど)、二人のやりとりが大変面白かったです。
繰り返し出てくる砂漠の情景が、ひどい絶望に満ちていてすごくすき。


あと、館長さんが!たいへんこのみです!!
その写真集私にもください。