本当の満足は「自分が人にあげられるものを提供すること」によって得られる。

モリー先生との火曜日」の訳者あとがきからの引用です。


戦後の日本人は、ものを崇拝し信仰するようになった。代わりにこころを失ってしまった。

人生の目的は一流大学を出て一流会社、官庁に入り出世すること。
歌をうたうのは芸能プロに認められ、レコードを吹き込み、スターになるため。
本を読み勉強するのは、論文を書き、業績をあげ、学会に認められ、教授になるため。

すべてもの、もの、もの。こころの入る余地はほとんどなくなってしまった。
多ければ多いほどよい。
早ければ早いほどよい。
効率が高ければ、高いほどよい。


「人生に意味を与える道は、人を愛すること、周囲のためにつくすこと」

普及版 モリー先生との火曜日