「伝える」ジャーナリストの目、市民の目、2つの写真展後半
   3.11キヲクのキロクが始まった
   2月28日火曜日まで (最終日は5時まで)

市民が撮った震災の記録集の写真展が始まりました。報道写真とは違う市民の目線で撮った写真を展示しています。市民が撮った非日常。撮影者が「写しの残さなければ」という思いで撮影されたこれらの画像。暮らしの「キヲク」があります。

NPO法人20世紀アーカイブ協会の佐藤正実さんの講演では、協会に寄せられた写真を紹介しながら震災での市民の様子について話して下さいました。今でも震災のときのニュース画像を見ることができないと語られていました。私は意識しなかったのですが4月7日にあった震度6地震で再びむちゃくちゃにされて、心が折れそうになった、と言うことを聞きました。その頃、私は原発の状況に心を奪われ、強い「余震」におそわれたことに全く気持ちが及びませんでした。記憶を風化させないために佐藤さんは「月命日」を提言されました。3月11日の夜は星がきれいだった、アーカイブ協会に寄せられた一枚の写真。3月11日は電気を消して夜空を見よう、と言うことも提言されています。いいお話でした。