先週、故障したレンズを修理に出しにニコンのサービスセンターに行った。ついでに、D200のローパスフィルターの清掃もお願いした。90分でできるというので時間をつぶして戻って受け取ろうとすると;
「ローパスフィルターにカビが発生しているので、清掃できません」
え!?
「ローパスフィルターの裏側に回り込んでいるので、解決するにはイメージセンサーの交換になります」
えええ!!!
と、にわかに信じられないような恐ろしいことを言ってから、代金は当然受け取らないでD200を返してきた。
家に持って帰って、イメージセンサーをLEDライトで照らしてじっくり見たのだが、まったくカビらしきものは見当たらない。いったい何がどうなってカビ発生と認識されたのか。そして、今まで撮影した写真のどれを見てもカビの影響のようなものは見当たらない。
これはもう、カビの方は「気にしない」という方向で対処するしかなさそうだ。
このD200はイメージセンサーを交換しない限り、サービスセンターでローパスフィルターの掃除がしてもらえない子になってしまった。カビ発生もショックだが、むしろそっちがつらい。
これからはこの子の面倒は私が見るしかないわ。ということで、とりあえずペンタックスのローパスフィルタークリーニングキット、いわゆるペタペタ棒を買った。
で、使ってみての感想。大きめの目立つゴミは確かにとれる。しかし、最少絞りで白バックを撮影した画像を等倍で見ないと分からないようなチリ、ローパスフィルターの表面をLEDライトで照らしてやっと見えるようなチリは、これではとれないようだ。
いずれは湿式のクリーニングにトライする必要がありそう。
もっとも、もはや通常の撮影ではゴミが分からないレベルにきれいになっているのだけど。とすると、リスクをおかして湿式のクリーニングをするより、目立つゴミはペタペタ棒でとり、とれないチリは気にしない。この方針が結局妥当なのかもしれない。
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http://dc.watch.impress.co.jp/cda/accessories/2006/11/22/5113.html
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